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よしおくんさんのレビュー一覧

投稿者:よしおくん

19 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本マプチェの女

2016/03/31 12:15

骨太ドラマに魅せられた

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久しぶりに骨太なミステリーを読ませてもらった。現代アルゼンチンの闇は深く、苛烈だった。社会、政治的な背景や時代性を背景にしたり、内容に取り込むと、ミステリーは普遍性を獲得し、重厚で良質な緊迫感をはらむ、優れた作品となる。
 思えば、ハリー・ボッシュ・シリーズも初期の作品は、米国社会に大きな傷跡を残したベトナム戦争を背負っていた。だからこそ、あれだけのものになったのだ。
 「マプチェの女」で唯一、気にあるところがあるとすれば、ジャナを主人公に据えた作者の選択だ。ジャナは実に魅力的な登場人物だが、ジャナとその友人のLGBTたちを描くことで、作品からきりきりと苛むような緊迫感を少し削ぐ結果となったのではないか。あるいは、それが作者の意図したことなのかもしれないが。個人的にはジャナを登場させず、ルベンのみを主人公として書いたなら、どんな作品になったのか、とても気になる。
 いずれにしろ、近年では出色の作品であった。

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紙の本ダンス・ダンス・ダンス 上

2016/03/28 14:25

喪失を探す旅が始まる

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「羊をめぐる冒険」を久しぶりに読んで「ダンス」を読みたくなった。
 「羊」は「喪失」を描いた。それは失わなわれなくてはならないものたちだったのだ。なぜ失わなければならなかったのか。失わなければ何も始まらないからだ。
 だが、何が始まるのか?「ダンス」では失ったものが「僕」を求めていることに気づく。失った「彼女」に「キキ」という名前が与えられる。モノは名前があって初めて実在になるのだ。失ったものを探す、「僕」が求めているものを探す旅が始まった。上巻はここまで。

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紙の本羊をめぐる冒険 下

2016/03/28 14:23

喪失を書き続ける

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実家に帰って、書庫をあさっていて発見。2015年は未年だし、と20年以上ぶりに読み始めた。
 誰とでも寝る女の子に別れた妻、「完璧な耳」の彼女、羊博士に羊男、そして鼠。やっぱり何が何やら分からないけど、この世界が好きだ。希望を感じる喪失。村上春樹はずっと「失う」ということを書いてきたのだ。

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読書の快楽

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村上春樹ワールド、堪能しました。ミステリー仕立てというか、謎解きもあり、楽しんで読めました。
 ただ、「1Q84」的世界が時々、顔をだしていること。また(沙羅に背中を押され、また16年が経過していたとはいえ)つくるが、珍しく積極的、能動的な主人公だったこと、作品全体が前向きになっている、16年の静止、退行から動き出したこと~などなどを考えると、「1Q84」を引きずりながらも、新たな世界への脱皮を図る作品なのかなと思いました。
 まぁ、難しいこと言わず、読んでください。村上春樹には読書の快楽があります。

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紙の本過ぎ去りし世界

2016/04/19 11:47

さすがルヘイン

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いやぁ、読ませるなぁ。夢中で読んでしまいました。
 コグリン一家の三部作、完結編です。とはいっても、第二部と三部は続いているけど、一部は全く別と考えてもいいと思います。第二部「夜に生きる」はルヘインの最高傑作。三部の「過ぎ去りし世界」は謎解きも含んだストーリーになっていて、それも楽しめる。内容は無情とか非情という言葉だけでは表せない情緒があって、まだ十分に消化できませんが、ジョー・コグリンにはありあまるほどの魅力があって何とも言えないほどです。

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紙の本裏切りの晩餐

2016/04/25 10:31

愛は殺人に変わる

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小品だが、読み終わった後にじわっと怖さが染みる。人間って、スパイって怖いね。スタインハウアーは今、最高のスパイ小説の書き手だと思う。ル・カレに並び称されることもある。ただ、ル・カレの本はスゴイと思うが、その読後感は何とも辛くてやりきれない気分になってしまうことが多いので、個人的にはスタインハウアーの方が好きだ。
 120人以上が亡くなったテロ事件を巡り、かつての恋人同士が小さなレストランで悲しくも壮絶な心理戦を展開する。そこで明かされる真実は帯にあるほど驚愕すべきものではない。しかし・・・

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紙の本窓際のスパイ

2016/03/30 09:53

次作に期待

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なかなか良かった。ル・カレとは違って、読後の爽快感も味わえた。とはいえ、スパイ小説としては、やはりスケールが小さい。描きぶりもあるのだろうが、独特の緊迫、緊張感にも欠ける。なんか、貶しているみたいだけど、エンタメとしては合格点だと思う。まぁ、次作はCWAゴールドタガー賞も受賞しているみたいだから、そっちも早く読みたい。

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紙の本カエアンの聖衣 新訳版

2016/03/28 15:48

SF的アイデアテンコ盛り

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初めて読む作家だったが、どんどんどんどん思いも付かないアイデアが出てきて、その多彩さに目もくらむ思いだった。ストーリーの展開自体は、それほど力強くも、華麗でもないが、アイデア自体に翻弄されて、先が読めなかった。
 作品の根幹となるアイデアは、詳しくは書けないももの、タイトルから類推できるように、服、スーツが人格等をはじめ当人の内外に影響を及ぼすというものだ。今、このアイデアを聞いても、それほど驚かないかもしれない。既に邦画でも洋画でも同様なアイデアを浸かった作品が公開されているから。だが、「カエアンの聖衣」が出たのは1976年。映画の方こそ、その作品を下敷きにしているのではないか。

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普通に良書

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とても良い本、良書だと思います。
 こういうのを中学や高校1年生くらいの教科書として使えば、みんな科学に興味がわくのではないか。もちろん、大人も楽しめます。一般向けの科学書は専門家の本も悪くはないけど、やはりジャーナリストが書いた方が客観的で分かりやすい。「バージェス化石」に対するスティーブン・J・グールドの評価とか、「出アフリカ説」の確度とか・・・

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多数決には欠陥あり

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「多数決」には漠とした疑いがあった。しかし、民主制でのリスクの一つに過ぎないのだろうと深く考えてみることもなかった。考えるにしても問題を設定する知識さえなかった。この本によって「多数決」は多くの欠陥を抱えるシステムであることが分かる。本は後半で、民主制のあり方という必然的だが、大きすぎるテーマに入っていく。そこでおぼつかなくなる。前半のテーマのみに絞った方がよかったかも。

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紙の本カルニヴィア 3 密謀

2016/03/28 14:13

3部作、終わって残念

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やっぱり、この3部作は一級のエンターテイメントだと思う。イタリアにおける米軍の存在。さらには歴史的事件へのCIAの関与。日本だって他人事じゃないよなぁ。そういう意味でも面白かった。それにしても、本当にこれで終わり?ホリーやカテリーナ、ダニエーレに会えなくなるのはちょっと寂しいなぁ。ラストシーンだって、思わせぶりな感じもあるし、ダニエーレも真っ当になってきたし・・・

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紙の本欺きの家 下

2016/03/28 14:11

ゴダード復活

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ロバート・ゴダードさん、久しぶりのヒットかもしれない。かつて夢中になって読んだが、近年は出来が悪くて、読む気がしなかった。しかし、随所に出てくる思わせ振りな表現には少し閉口すものの今回は面白い。わざわざ思わせ振りなことを書かなくても全然、読めてしまうのだから。
 ゴダード、復活ですね。これぐらいのものを書いてくれるのなら、これからも読み続けたいです。勿論、すべてが謎がすっきりと明らかになるわけではないし、ハッピーエンドが待っているわけでもない。そこがまた「人生」をも感じさせて良かった。

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紙の本服従

2016/03/28 14:09

人間みな欲望には服従してしまう

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初ウェルベック。イスラム政権の誕生といったような「予言」は基本的には作品の背景であって、私には結局、人間存在そのものを問うた作品であるように読めた。
 主人公は友人(そもそもいない)、恋人、両親を、そして職も失い、社会や地域とのつながりのない人間となっていく。生きることにさえ意味をなくすがセックスや食などには固執する。すべてをなくした人間に残るのは本能的な欲望だけなのだ。改宗をはじめとする行為はイスラムへの服従ではなく、欲望に対する服従だった。

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紙の本追跡者たち 下

2016/03/28 13:59

南アフリカテンコ盛りのクライムノベル

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南アフリカを舞台にした、テンコ盛りのクライムノベル。スパイ・探偵・警察という三つの物語が楽しめる。この三つが一気にまとまって、思いもかけない事実が姿を現すというカタルシスはイマイチ。
 とはいえ、それぞれに面白く、質は高い、登場人物も魅力的でどれを読んでも満足できた。余談だが、南アでは「彼女はニッサンだ」というと、情熱的という意味らしい。「結婚するならトヨタ」という言い方もあるそうだ。ちなみに3番目の物語の主人公が惚れ込んだんはホンダの車で、日本車がこれほどまでに生活に浸透しているのかと別の感慨を覚えた。

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いい本になるはずだったけど

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現生人類、つまり僕らの祖先とネアンデルタールの交配はなかったという定説を打ち破る偉業であり、とても楽しみにしていた。
 だが、この本は失敗作だろう。素人が読むにはやや難解であることはさておき、冒頭を除けば、ほとんどが自慢たらたらの話になってしまった。これは、この手の成功物語を書くときには特に気をつけるべきところだが、ベーボ氏も虚栄心には抵抗できなかったとみえる。
 「すごんだぜ」「すごいだろ」と言われ続けると、逆に読むほうが白けてしまう。素人も興味を持つ科学的事実の発見なのだから、そこに絞って書いてほしかった。

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