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かがみさんのレビュー一覧

投稿者:かがみ

13 件中 1 件~ 13 件を表示

ささやかな希望をこめて

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 戦争ゴッコから本物の戦争に憧れる少年アルは、ある日コロニー内での戦闘中被弾したザクのパイロットバーニィと出会う。“できそこない”こと、連邦の新型MSを追い続けるサイクロプス隊の補充兵として入隊したバーニィは、他の隊員たちとともにアルたちの住むサイド6にあるコロニーに潜入していたのだ。だが彼らの作戦は“できそこない”の破壊だけではなかった。作戦の失敗後、アルとバーニィはコロニーを守るため、サイクロプス隊の意志を継ぐために戦闘を決意する。ふたりだけのささやかな戦争を。
 後半からじわじわと「泣くぞ泣くぞ」と思ったが、やっぱり泣かされてしまった。著者が後書きで+αをしたと書いているが、私もそれでいいと思う。本当にささやかに書いているので雰囲気を壊したりしていないし。というか、映画はどーんと胸に響かせるためにも+αなしでいいと思うし、小説は今後何度も読み返すときに幾ばくかの希望が込められていたっていいじゃないかと思う。そういう意味でこの作者の選択は好ましいのではないか。
 ガンダムの主役はずっと子供たちであったが、この0080は、物語のはじめからおわりまで、あくまでも非戦闘員でありつづける純粋な子供の視点を持って戦争を見つづけた点で、面白みがあると思う。

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新時代の夜明け

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 新・電子立国は以前NHKで放送されていた番組でもある。全6巻。これを再放送で見て「面白い!」と思い買いに走ったクチだが、読んで損はない。巷で売られているビル・ゲイツ本を読むよりもぜひこちらを手にとってみて欲しい。これはひとつの歴史書でもある。
 <1>はもっぱらパーソナルコンピューターの成立初期時代に活躍していた開発者達の話でまとめられている。

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紙の本インターネット時代の著作権

2002/04/22 12:30

サイトなどで著作権侵害をおかしてしまわないためにも。基本の書です

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著作権について、基本かつ重要な権利でありながらよく理解していない人は多い。それは著作権というものが様々な権利を包括していることと、メディアの発達による時代の変化に負うところが大きい。
本書は著作権の大きな転換点でもあるインターネット時代の著作権のありかたについてQ&Aで解説しているとともに、著作権とは一体どういうものなのかをわかりやすく解説している。
小難しい専門用語は使われておらず、またそう厚い本でもないので「著作権って何だ?」と思われたならば、間違いを犯さないためにも読んでみてはいかがだろうか。

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トンデモ?超古代史「通」

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 トンデモ本は煽り立てるだけ煽り立てるから話半分に。でも、こういうのはやっぱり想像力をかき立てられるのでちょっと楽しい。
 多くの本に謎として出てくるものの大半はどうみても誇張だけれど、つい心を惹かれてしまうものに、中米コスタリカ巨石真球がある。これだけは、私もこれだろうなという考えを持てていない。大きな謎だ。
 一つの話題が短いのでちょっと聞きかじってみたい人や、これから興味を持とうとしているような人にお勧め。
 巻末の参考資料に付随して、超古代に関連するホームページのアドレスなんかもある。

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紙の本流沙の塔 下

2001/11/10 19:49

ところどころ気になるところはあるけれど

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 海津明彦は育ての親である張龍全の命で、義兄の囲っていた北京語の話せるロシア人女が殺された理由を探りに梅県へ飛んだ。梅県の羅光雲のもとでも、全く同じ手口でロシア女が殺されていたのだ。しかし明彦は調査を進めるうちに、張龍全や羅光雲が何かを隠しているのではと疑い始める。
 資料も充分読み込んで書いているし、エンドマークまでの牽引力もあった。中国の大地の茫漠とした感じもよく出ていて、主人公と一緒に途方にくれた気持ちにもさせられた。
 しかし、しかしなのである。気になって仕方のないところを後から書き出してみると、いくつも出てきた。ネタバレになるので全ては挙げないが、例えば「くすっ」と笑うのではなく「ぐずっ」という笑い表記。鼻が詰まっているのだろうか。何回も出てきたので誤植ではなさそう。
 黄色の半袖シャツに、オーバーオールの太った中年中国人女の不気味さを想像してはいけない。

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紙の本ティンカーベル・メモリー

2001/11/08 11:17

大人のためのお伽噺

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 大地の恵みに素直に感謝して生きた、モリーの純粋さが素直に心にしみてくる。
 昔読んだ文の中で誰かが「霊はいない。なぜなら、もしそれがいるのなら今頃世界中は霊で一杯の筈だからだ。それに、この世に執着をもって死んだものが自縛霊などとして残ることもない。それはベッドの上で安らかに死んだ者の方が、絶対数としては少ないからである」というような事を言っていた。それを読んで以来、前世だとか霊だとかを頭から全く信じていない。それでも嗤うこともなく真摯にこの話を読み進めることが出来たのは、偏に安っぽい設定のみに頼らず、これを通して現在の生き方への汽笛を鳴らしたためなのだと思う。
 愛とは何か、日々の生活とはどういうものか? 暖かい気持ちを忘れかけている大人のための「お伽噺」として、新たな側面を見せてくれているからなのかも知れない。

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紙の本緑の草原に…… 愛蔵版

2001/11/04 16:52

田中芳樹の世界

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 「炎の記憶」よりも読み応えのある作品が多かった。今回はさらりと読み終えることができた。田中芳樹の作品らしく、やっぱり高級官僚はアホばかりの事なかれ主義。彼の小説の世界で暮らすことほど恐ろしいものはない。現代もいい時代だとは思わないけど、駄目っぷりを惜しみなく際立たせてくれているものだから…。そしてもうひとつ彼らしいのは、一歩引いた歴史的観点から淡々と描く手法。それが面白い場合もあるけれど、逆に臨場感がなくなるという欠点もある。なんたって身近な人物が死のうが、150万人の兵士が死のうが、全て遠い出来事なのだから。でもそれが読みたくてつい買ってしまう。

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紙の本霍去病 麒麟竜彗星譚 下

2001/10/31 04:13

生え際の美しい?

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 中国漢の武帝の時代。
 苦汁を舐めさせられていた匈奴との戦いの中で、一連の彗星のように活躍した一人の武人があった。
 …なんてオープニングにナレーションをつけたくなるような、英雄が主人公。しかし、これにサブタイトルをつけるとしたら「劉徹と愉快な仲間たち」とでも言えるんじゃなかろうか。
 ポイントは去病と、ではないところ。
 関節がうねうね動く人間や、未来の見える人間などは史実を元にした創作小説としては普通のものだろうが、それ以外の細かい部分に目を向けるのも面白い。
 その代表格が「生え際の美しい」減宣だ。
 出てくる度に必ず「生え際の美しい」と形容される彼はどんな頭をしていたんだろうか。

 淡々と書いているようでドキリとさせられる部分もあり、話の最後に至るまでスリリングで満足のいく書き方だった。

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紙の本故郷忘じがたく候

2001/11/08 20:36

故郷忘じがたく

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 表題作「故郷忘じがたく候」の他「斬殺」「胡桃に酒」の3作からなる短編集。
 「故郷忘じがたく候」が一番面白かった。400年前に朝鮮南原(なもん)城で捕らえられ、拉致され、薩摩に連れてこられた朝鮮人達の話。いや、彼らは日本人によって帰化せしめられて以来、日本人として生きている。どの日本人達よりも優れた心を構えを持ったひとたちだ。
 「斬殺」は維新の時、新政府が奥州を僅か200の兵で攻めようとする話。奥州の人の慌てぶりが愉快。
 「胡桃に酒」は最低だった。たぶんこれによって後味がかなり悪くなったと思う。戦国時代、細川家に嫁入りした明智光秀の三女たまの話。つくづく思う。解った気になってる人間が一番始末に悪い。

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紙の本油屋さんが書いた食用油の本

2001/09/19 12:13

日々使うものだからこそよく知っておきたい

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 油の成り立ちから、化学組成式まで幅広い本。考えてみれば、古代の油の用法については知らないことが多い。油が庶民に手の届くものになったのは1950年以降のこと。油は独特の製法で作るのでそのシェアは全て油屋が取り仕切っていたと言える。ぼろ儲けだったろうなぁ。
 同シリーズ『砂糖屋さんが書いた砂糖の本』もおすすめ。

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今は手探りだけれども

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 「帰らずの森」と呼ばれるディードリットの故郷、ハイエルフの森を中心として、エルフと人間、異種族間のかかわり合いを描いたロードス番外編の短編集。
 人間を愚かな生き物として忌み嫌い、“帰らずの森”に呪いをかけて、人の世界において人を隔絶しながら生きるハイエルフたち。同族同士で争うことを止められぬ人間だが、短い生を生きる彼らには過ちを認め、変化することが出来る。いつしか争いの無い世界を作る希望さえも——。
 人とエルフ、いまだ完全に拘りは捨てきれないが、パーンとディードリットの自然な姿に、変わることへの萌芽が兆しを見せることだろう。

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紙の本ゼノギアス

2001/12/16 16:12

ゼノギアスの世界の広さ

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 ゲーム「Xenogears(ゼノギアス)」のノベライズ。
 ゼノギアス本編より遡ること3年。古代遺跡の遺産ギアを動かす『ジェネレータ』。それを含めた様々な部品を発掘することを生業とする発掘屋たちは、砂漠の中つ国アヴェの黙認のもと危険な仕事を行っていた。だが、ギアの重要性に目をつけたイグニス大陸北部軍事国キスレヴの軍隊が、遺跡を占拠する行動に出はじめ…。イグニス大陸の南に広がる大砂漠地帯の北東、プリスから物語は始まる。
 
 「ゼノギアス」をやっていない人間でも読める話ではあるけれど、やはり知っていてこそ面白い要素があることも否めない。グラーフの正体や、ソラリスという天上国家と地上人との意識の差や、『教会』がどういった組織なのかなど。遺跡発掘をする男女のひとつの物語としては面白いけれど。

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ブルー・スカイ

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 『炎の記憶』『緑の草原に……』に続く、田中芳樹初期短編集の3冊目。
 今回はSF色がぐっと薄まってサバイバル色が強くなっている。
 唯一のSFっぽいもの「懸賞金稼ぎ」はサイボーグに立ち向かう男の戦いに手に汗握った。遠足は家に帰るまでが授業と言うけれど戦いも…。「黄色の夜」はラストにもう一ひねりほしかったような。「白い断頭台」には景山民夫の小説を思わせられた。
 初期短編集は色を印象付けさせる短編が多いような気がする。

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