amishaさんのレビュー一覧
投稿者:amisha
電子書籍親が終活でしくじりまして
2022/02/17 09:18
8050問題、まだの人も過ぎた人も
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
まさに、問題の渦中世代である。
様々な人からいろいろなことを聞く。
ともすれば、子育て、介護、伴侶の闘病などが一気に押し寄せてくるのである。親との死別だけでなく、離婚なども含めて、家族のかたちが変わる時には、それなりの不可抗力が働くのだということを認めざるを得ない。
2020/10/08 07:50
棄民とまで揶揄される世代に生まれて
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
自身が氷河期世代なので、「棄民」とまで言われると正直腹が立つ。当事者意識ゼロの上から目線が目障り。とはいえ、腹が立つということは図星なのだろう。データやグラフ、表などは参考になる。我が身の母子手帳と思ってページをめくった。
これから頻発する社会問題に危惧を抱いているのはわかる。さて、それをどのように解決するかの策について、具体性が乏しい。
いずれにせよ画期的な策なんてないのだが、できることを淡々とやるしかないのである。それに尽きる。あなたにはこれができますよという可能性を示す文章も時には必要である。人を絶望の淵に立たせてはいけない。
2020/06/02 16:18
奄美大島の自然を知りたくて
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
生き物を研究する人にとってフィールドワークは日常である。そして野外はいつも危険と隣り合わせなのだ。紀行風土や、普通の人が訪れないような場所に行くという特殊事情もあることから、あの時死んでいたかもしれない…的エピソードが出てくる。マラリアの罹患体験、ダニの話は、その際たるものだ。そして、ちゃんと気をつけていれば防げるという対処方法にも触れられている。オオトラツグミは奄美大島に棲息する地域固有種。研究のために移住した際のエピソードや、マングース防除隊の話、ノネコが島の在来種を捕食してしまう現在進行形の問題など、コラムが充実している。舞台となる奄美大島は希少種の宝庫であり、ミミズに至ってはまだ種特定されていないものがあるらしい。知る人ぞ知る情報を、一般の人に正しく伝えるという使命も果たしつつ、読み物としても面白い。奄美大島に行って、いろんな動物を見てみたいという気持ちになったけれど、ハブはちょっと怖いですね!
2019/01/13 09:02
ニオイに悩まされています
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
香りに対する感覚は人それぞれです。
スメルハラスメントなどの言葉も耳にするようになりました。
私自身、病気をきっかけにニオイに敏感になり、中でもテレビCMで頻繁に目にする柔軟剤臭がめっきりダメになりました。頭痛、めまい、喉や鼻の粘膜への刺激、吐き気などなど。何が原因でこのような体調不良がおこるのか、化学物質過敏症のこと、日々曝露にさらされることで、ヒトだけでなく、様々な生き物、環境に与える影響について考えるきっかけになりました。ニオイは、本人が使用していなくても、どこからとなくやってきて曝露に遭遇してしまうところが怖いです。体調不良を訴えるようになって、香害は「公害」であり、無差別テロのように感じています。
2020/11/27 10:37
知っておいて損はない、もてなしの料理の歴史
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
NHKのラジオでこのテーマの放送が数回にわたりあったようだ。聞き逃しサービス期間を過ぎてしまったので、図書館で本を借りた。しかし、引用が多く少々読みづらかった。
ラジオ講座も書籍が出ているというので、そちらを改めて読んでみたい。
和食という文化 (NHKシリーズ NHKこころをよむ)紙・電子ともに発売されている。
紙の本カラー図解アメリカ版大学生物学の教科書 第5巻 生態学
2015/07/11 20:20
講座の教科書として
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
アメリカで使用されている教科書の日本語版。今回は受講する講座の教科書として購入し、3日かけて内容を学んだ。カラー写真や図表もバランスよく配置されている。アメリカの大学生が学ぶ一般教養としての生態学がどんなものかがわかる。
紙の本私は本屋が好きでした あふれるヘイト本、つくって売るまでの舞台裏
2022/03/22 09:10
売ってなんぼの商売と、公序良俗の葛藤。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
公共図書館の選書がどうなっているのか気になっていた矢先に、この本の存在を知った。
書店の平積みでも、時々疑問に感じる光景を見たことがあるだけに、その裏側が知りたかった。
もともと本が好きだったはずなのに、仕事にしたがためにどんどん本が嫌いになっていくというのはおかしな話。
社会の構造を知っておいて損はない。そして自身が同じ立場に立たされたら、どういう選択をするのかロールプレイングを頭の中でしてみるといい。驚くほど生きる選択肢は少ないような気がする。
2021/04/19 17:48
たべごとの変化を記録する
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
コロナの影響で、我が家は完全入れ替え制で食事をすることになった。孤食には侘しいイメージを持つ人が少なくないが、今では健康や安全を担保するための自己管理になりつつある。
ここでは触れられていなかったが、禅宗の修行のような黙って静かに誰かと一緒に食べるということが、これから主流になるのだろうか。
死者との共食と聞いて、母方の郷里である香川県小豆島の「かわらけめし」というお盆の行事を思い出した。河原で飯を炊き食べる、いわゆる施餓鬼である。民俗学の分野になると思うが、人が人である所以は、一人で食べながらも、様々な人々に想いを馳せながら食べることなんだろう。
2021/02/22 21:55
脳内旅行とおうち時間のお供に。
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
日本の民族衣装も着る機会がずいぶんと減ってしまいました。
さて、特に着こなす予定もないのですが、見ていて楽しそうなのと、小物を作成するための資料として手元にい置いてあります。
ページをめくるたびに、自分でちくちくやりたくなる。手芸欲が湧いてきます。大物ではなく、まず小物から。今なら手作りマスクという選択もあるでしょうか?
紙の本星野ルネのワンダフル・ワールド・ワーズ! まんがアフリカ少年が見つけた世界のことわざ大集合
2020/10/08 07:43
ことわざで知る世界 多様性と類似性
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
著者はお父さんが日本人、お母さんがアフリカ人で、カメルーン生まれ。姫路育ちだという。
代表作の漫画を読んでいないのだけれど、この本は彼の生まれや育ちがよくわかって面白かった。決して上手いとはいえないけれども、それなりに工夫を重ねて描いているイラストがおもしろい。分類はYAになるのかしら。あまり文章が得意でない人にも、そしてコロナの影響でリアルなグローバルや国際化を感じられない人にも、テレビでYOUばかり見ている年配者にも、いろんな人にオススメしたい一冊です。
世界中、ところ変わればなんとやら、例えは違うけど、何だか似ていることわざもたくさんあり、島国である日本を飛び出して、いろんな世界を見てみたいと思わせてくれる。
電子書籍台湾生まれ 日本語育ち
2020/05/03 21:33
台湾と日本のいまむかしを知る入口として
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
日本にはいろんなルーツを持つ人がいるということを頭ではわかっているけれど、子どもの頃から付き合いを重ねて、その事実を語ってくれる友人は数えるほど。
温さんの文章は、文字通り、にほんご、たいわんご、ちゅうごくごが入り交じっていて、最初は面食らったが、読み進めていくうちに、彼女が言葉について立ち止まり考えてきた様子が手に取るようにわかった。
私の祖父は戦後、台湾バナナを輸入する会社に勤めていた。まだバナナが高級品の頃の話だ。祖父からは何も聴いたことがないが、遺品の中に「台日貿易」の写真帳があった。台湾と日本の関係についても遡って知る必要があるなと、その写真帳を見るたびに感じていた。そのきっかけを作って、背中を押してくれたのがこの本である。
電子書籍別冊NHK100分de名著 集中講義 三国志 正史の英雄たち
2020/04/29 11:01
読み継がれる魅力の入門書として
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
この本では正史、歴史について主に記されている。史実に記された登場人物の多さについ怯んでしまい、岩波少年文庫依頼手に取ることがなかった。演義(物語)の方は、様々な人がリメイク、カバーし、あらゆる世代に読読まれている。マンガ、映画、ゲーム?等、今なお多くの人を魅了する不朽の名作を知らないままでは勿体ない。そう思い手に取った一冊。
正史(歴史的記述)に記録された人々を追うことによって、当時の世界観や情勢に触れることができたので、これを叩き台に、様々な作品を読み比べてみたいと思っている。
2019/11/28 15:44
井の中の蛙大海を知らず
5人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
四半世紀を就活に費やしてきたものの、未だ定職に就けずにいる。
私が経験した職の多くは公務の非正規である。この文章を書いている現在も期限付で現在進行形。外を知らなくても済む世界だからこそ、読んでみようと手に取った一冊。
これだけ自由に情報検索ができてグローバル化しているにもかかわらず、鎖国に近い状況を改めて知った。著者のTwitterのつぶやきと併せて読まれると、もっと面白いはず。
電子書籍ストーカーとの七〇〇日戦争
2019/07/01 09:00
ストーカーは病気である
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
多くの人は被害にあったり、また止めたいのに止められなくて困ったことを、こんなに赤裸々に書けません。
著述のプロとして、ここまで克明に書きあげられたことに尊敬の念を抱きます。そして単なるドキュメンタリー、ノンフィクションで終わらずに、どうすれば、被害者及びストーカーを起こしてしまう人が救われるのか、様々な手法についても述べられています。相談機関、治療機関の情報は渦中の時には、そこまで想いが及ばないもの。インターネットやSNSの普及で、ストーカーは今や誰にでも起こりうる事象となりました。だからこそ読んで欲しい一冊といえます。
電子書籍うち、カラスいるんだけど来る? カラスの生態完全読本
2015/08/31 17:58
紙版を購入すれば良かったかな
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
電子書籍版をスマホで読んだので、少々読みづらかったが、内容については満足しています。