ぐぐぅさんのレビュー一覧
投稿者:ぐぐぅ
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電子書籍架空通貨
2019/06/30 19:46
仮想通貨もとい架空通貨
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もともとは違う題名だったようだ。2000年の作品のようで、さすがに内容は古い。最近話題の仮想通貨に掛けて売り出そうということで改題したんだろうけど、まんまと騙された。架空通過、と言うか企業城下町に流通する地域振興券がそれなりに重要な役割として出てきますが、それが主題と言うわけでもない。
中小銀行、銀行、不渡り、倒産、悪者、マネーロンダリング、コンサルティング、復讐、などなど、確かに池井戸小説なトピック満載なんだけど、池井戸小説風に書かれた偽物のような読了感。登場人物達の設定とか喋り方とかに現実味が乏しすぎる気がする。残念。
電子書籍縮小ニッポンの衝撃
2019/05/20 14:38
日本の20年後のルポルタージュ
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人口減少始まった日本。これから何が起きていくのかを、単なる数字を追って想像するのではなく、既に起きている現場のルポルタージュから探ろうとするもの。日本の20年後を先取りしている地方の現場だけでなく、首都圏近郊の実態にも迫ります。NHKの番組の書籍化なので、やはり映像も見たいところ。過度に悲観的になることもないと思うが、これから向かう未来を認識しておくことは大事かな。
2018/07/12 11:23
現実を認識して、ピンチをチャンスに。
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毎年人口が減少するようになった日本。今後50年、100年と人口がどのように減っていくかはほぼ確実な未来予測ができる。誰もが分かっている(はずの)この人口減少の過程では少子化と高齢化の同時進行が進んでいる。この現実をしっかりと分析するとともに、現在の少子化と高齢化が日本社会にもたらしていく種々の問題を、具体的に時系列で示して警鐘をならすのが本書の目的です。放っておけばどうなるのかという意味で重要な一冊だと思います。著者としては、この人口減少のペースをできるだけゆっくりにする努力(子どもを増やす)とともに、縮小してくこと自体は避けられないのだから、それに向け縮んだ人口でも豊かな尊敬される日本社会の再構築が必要であるとしています。終盤に著者なりの具体的な方策が10個示されていますが、まぁ驚くような解決策というわけではなくどこかで見聞きしたことのあるようなものばかりです。でも人口減少という静かに進行する長期的な危機に対して早めに地道に対策してくことが重要なのでしょう。本書を読んで、自分が生きている間は何とかなりそうと安心するのではなく、その先の子供たち孫たちの社会の崩壊を想像して自分たちの負担も引き受けていかなければならないのでしょう。
電子書籍邪魔(下)
2015/12/13 11:27
現実から目を背け続けた結果
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何とも言えない読了感。誰も死ななかった点は救いがあるのかもしれないが。「無理」と同様、数多くの追い込まれた人びとが終盤に絡み合って行くところ、何とかそれを収束させて行く展開は奥田英朗らしくてうまい。見たくない現実から目を背ける人の性、組織の醜さが満載。もう少しどこかに明るい要素も欲しいところだけど。
電子書籍【期間限定価格】邪魔(上)
2015/12/09 05:45
目の前に立ちはだかる邪魔
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主婦と刑事。ある放火事件を軸に交わって行く2人の人生には逃れられない邪魔な存在が横たわっている。会社組織、警察組織の理不尽さもリアルに描かれていて、下巻でこの後どうなるのか気になるところ。
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