プロビデンスさんのレビュー一覧
投稿者:プロビデンス
2017/08/27 23:34
毒気のあるひねり
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
面白かった。怪しい感じが二転三転と目が離せない。思わず笑ってしまうとこもあるが、結構毒気があり、人間の闇に迫ってる。
2017/07/29 18:24
ミステリー案内として素晴らしい
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
鎌倉の古本屋さんは、いろんな本を扱っているが、ここの古本屋さんはミステリー専門。紹介されてる本をみんな読みたくなる。やや脱線するが、ここには、ミステリ作家のジェンダー論みたいなものがあった。私は名前で「乾くるみ」というのは女性だと思っていたのだが、この小説に登場するヒロインのあまりにも薄っぺらい人物紹介に、違和感があった。気になったので、ググってみると、果たして著者は男性だった。ジェンダー論的見解が述べられているわりには、なぜこんなに薄っぺらいのか?とやや首をかしげてしまった。まあ、ポイントはミステリー案内だから、それ以外は手抜きというところか?それに名前に騙されたという点では、私も書かれていた通り、ということになる。
2017/07/29 18:12
人柱の歴史
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
登場人物こそ変えてあれど、これはフィクションだと思うと、そら恐ろしいものがある。酒井順子さんの「来ちゃった」から黒部峡谷に興味を持ち、黒部関連の本に飛んできたが、読んでびっくり。事故と災害の大連続であった。
2017/05/27 05:32
ズバリばさりの人生相談
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
人生相談に対し、ズバスバ切り込んでいくのが痛快です。相談者の思考のもとからメッタ切りかつ体アタリしていくアドバイスが良かった。ところどころ有名どころの小説家が相談してるのも薬味になってます。
田舎のパン屋が見つけた「腐る経済」 タルマーリー発、新しい働き方と暮らし
2017/05/27 05:03
お店に行ってみたくなる
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
パン屋さんなのに「腐る」経済とは?と驚いたが、大変読みやすく面白かった。なんとパン作りとマルクス経済が同じような視点で説明できるとは。強いて言えば、じゃ、老後はどうやって暮らすの?とか突っ込みたくはなったが、それでも、著者の真摯な経済理念とその実践活動には魅了される。日本を代表する経済学者もこのくらい面白く読みやすい本が書ければいいのに、と思った。
2017/05/27 04:54
疎外感のほう
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
この著者には、「普通っていいの?」というの「性」の二つのテーマがあるような?これは普通っていいの?のほうです。普通でいることの縛りが辛い人って結構いるのではないだろうか。性のテーマだと結構きつい問題をぐいぐい突きつけてくる著者であるが、こちらは小学校時代の子供の情景などあり、共感がベースとなりうるいう意味で読みやすい。
2016/10/14 07:21
テーマはセックス
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
確かに、睡眠欲や食欲に基づいて行うときには、愛情は介在しない。肉欲もそういうものだよね、という結構チャレンジングなテーマ。いや、もうチャレンジングでもないのか?そこまで開放されてないような気もするが。この人の作品には、開放感の象徴のように建物の屋上がでてくるんだな、と思った。
2016/09/02 06:26
さすが!ありがとうございます!
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
久しぶりにパンチの効いた物語を読ませてもらいました。芥川賞受賞おめでとうございます。普通の世界の怖さがとても良かったです。ファンになりました。主人公が作者の年齢と近い感じなのが余計な妄想をかきたてるのもとても良かったです。
2016/08/28 05:31
面白かったですよ
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
だいたい、寂しすぎてレズ風俗に行くっていう発想がスゴイ。面白おかしく書いてはいるけど、筆者の葛藤や苦しみが息苦しい。元気でいてください。
2016/08/21 20:03
これが傑作だと思う
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
疫病神シリーズでは、私はこれが一番好きです。テンポも会話も良い。どうしてこれで賞取れなかったのか、題材のせい?
モンスターマザー―長野・丸子実業「いじめ自殺事件」教師たちの闘い―(新潮文庫)
2021/09/06 07:20
子供がかわいそう
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
子供は親を選べない。危ない親から法律で子を守ることはできないのだろうか?ここの学校の先生も生徒も大変だった。
殺人犯はそこにいる―隠蔽された北関東連続幼女誘拐殺人事件―(新潮文庫)
2021/07/31 05:32
不甲斐ない警察
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
真面目な警察の人もいるとは思うが、警察の、義理と建前とメンツであるべき道が歪んだ時に害を被るのは、警察しか頼るもののない非力な一般の国民、この場合、何人もの幼い女の子たち。国家権力のない一介のジャーナリストがたどり着けるほどあからさまな状況証拠が累積しているのに、犯人が野放しとは。
2021/07/26 11:38
かなり面白い
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
淡々としてるけども、かなり面白い。女子として通用していた、というのが技術が高かったということで素晴らしい。スポーツのようにトイレットペーパーをとる、とか、プププっとなるところがたくさんある。でも、それと同じくらい大変なこともあったのではないか、と妄想させる。
2021/06/30 10:00
きちんと線を引く
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
日本では「客様は神様」の文化のせいなのか、クレーマーに毅然と対応するというのが大変難しい、ということがよくわかった。そのため、この本では、どこまでもクレーマーの言いなりにならなくて良い、ということを懇切丁寧に書いてあった。具体例も多く、とても勉強になった。