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ちくわさんのレビュー一覧

投稿者:ちくわ

6 件中 1 件~ 6 件を表示

紙の本土の学校

2016/02/15 12:59

リンゴと世の中のアナロジー

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

『奇跡のリンゴ』の著者が、木村氏の語りを書籍化したもの。
人は見えるもので判断しがちで、芽や枝に注目することが多いが、その土台となる根が木の成長を左右する。化学肥料と殺虫剤が使われている木は根がしっかりしていない。だんだんと自然の姿から遠くなり、逆に化学肥料や殺虫剤がないと生きていけなくなる。
益虫と害虫も同じで、この区別は人間が作ったもの。害虫を悪だとして、全て駆逐すると、それを食べる益虫が生きられなくなる。益虫がいなくなると、少し害虫が発生しただけでも対応できなくなる。結局、化学品まみれの木は、化学品に依存することしかできななる。
人間も一緒で、昔から菌がいっぱいいる中で生活していれば、ちょっとの菌にはびくともしないが、滅菌された環境で生活している人は耐性が弱い。
「リンゴ箱と学校」でのアナロジーもすごい。リンゴと一緒で子供はひとりひとりみんな違う。その違いを尊重し、違うことを前提とした教育が望まれる。形を揃えて箱に入れるのは、その方が効率がいいからという大人の論理。形が悪いのを作ったのは生産者の責任。落ちこぼれを作るのは大人の責任。

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紙の本夜と霧 新版

2016/01/31 22:49

極限の人間

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

先日読んだ『エンデュアランス漂流記』にも通じるが、極限状態でどのように目的意識を持つことが重要なのか考えさせられる。
ただ、南極で沈没した船と違うのは、相手が同じ人間だということ。また、家族や仲間が待っていてくれているかどうか分からないということ。
同じ人間に人間以下に扱われても、人間の尊厳を守ることの出来る人とすぐ諦めてしまう人。ほとんどの人が先も見えない状況で生きることを諦めてしまう。
加えて、家族や大切な仲間も同じ境遇にあるかもしれないという状況で、心理学者である著者がどのように考えていたのか。
最後に記載されている文章。
「人間とはなにものなのか。人間とは、人間とはなにかをつねに決定する存在だ。人間とはガス室を発明した存在だ。しかし同時に、ガス室に入っても毅然として祈りのことばを口にする存在でもあるのだ。」

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電子書籍人生を面白くする 本物の教養

2016/01/03 21:46

自分の頭で考える力=教養

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

優秀な欧米人に比べ日本人の教養は圧倒的に劣っている。リベラルアーツ=一般教養として大学で一通り習っているはずだが、それが本当に教養となっている人は少数のはず。学生の勉強が足りないという学生側の責任もあるが、やはり、日本の教育システムは改善の余地は大きいのであろう。

アメリカでは小学校から、詰め込み式・暗記式の授業ではなく、1つの回答を追い求めないグループディスカッション形式となっており、自分で考えアウトプットするフレームワークを学び、将来のための素養が出来ている。

著者の出口氏のようには行かないまでも、日々の考え方の工夫や習慣的な読書により、「教養」を身に付けて行かないといけないと改めて実感。
「タテ」と「ヨコ」で考える、国語でなく算数で考える、数字・ファクト・ロジックで考えるetc.

仕事・職場での心得では、「これを言ったら上司に嫌われる」「失敗してはいけない」と心配するより、所詮は全体の2〜3割の時間なので、「どうでもいいこと」と割り切ることが肝要。出世した人が人格的にも優れているという錯覚も自覚しておいた方が良い。

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紙の本本を読む人だけが手にするもの

2016/01/03 12:30

教養のためには幅広いジャンルの読書

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

1人1人が自らの人生を切り開くために、教養としての読書が重要性の説明が説得力あります。
本を読む行為=自分の中からどのくらい引き出せるかという営み。
巻末の本の紹介も、幅広いジャンルであり、教養のためにはビジネス本だけではダメということも痛感。『奇跡のリンゴ』や『手紙屋』など、早速読んだが、いずれも読まな今間終わらなくてよかったと思える名著。
集中力とバランス力も得られる。

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必読ジャンル

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

生物学、歴史、軍事学、哲学。
特に、リーダーになるには哲学が重要。哲学はサプリメントではなく食生活の改善のようなものというのは納得感ある例えです。
サルトルは難しくて手が出ませんでしたが、まずはNHKの100分de名著から入って攻略しようと思います。
この本を読んだ後に丸善の哲学売り場に行って哲学書をいくつか立ち読みしましたが、まだハードルが高い。。。

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紙の本エンデュアランス号漂流記

2015/12/31 10:58

出会うことが出来て良かったと思える名著

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

第一次世界大戦時に南極大陸横断を試みたシャクルトン船長率いるエンデュアランス号がウェッデル海の流氷に阻まれ、船は沈没。
シャクルトンの卓越したリーダーシップと実行力で、2年間の漂流から奇跡的に脱出。誇張した表現もなく、その時の状況やどのように考えて行動に移したのかについて、頭にイメージ出来るような表現となっている。
特に、船が沈没した後の氷の上での生活は想像を絶するものであったと思うが、忍耐力もさることながら、時たまみせるユーモアが、隊全体の雰囲気を物語っている。
誰も不平・不満を言わず、船長の決断を心から信じ、モチベーション高く任務を遂行する姿は、船長のリーダーシップの賜物である、現代の職場にも多いに当てはめることが出来る。
組織力を高いレベルで維持するためには、自ら実行して見せる、何故そのような意思決定をしたのかを明確にする、日々のコミュニケーションによって常にメンバーの状況を把握する、といったことが重要。加えて、ユーモアを忘れないこと。
出会うことが出来て良かったと思える名著。

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