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  3. s.Izumiさんのレビュー一覧

s.Izumiさんのレビュー一覧

投稿者:s.Izumi

11 件中 1 件~ 11 件を表示

紙の本

紙の本物語のある広告コピー

2017/12/12 20:05

癒しにも 勉強にも

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

商品を売るため、利益を追求するため、
そのためだけに広告があると考えるにはあまりにも美しい。

広告コピーには、
企業や商品の思いや願いがこめられている。
特に、私たちの幸福や健康や生活に向けた誠実な気持ちが。

そう感じられる1冊でした。

疲れた心に元気を取り戻したいときや
どんな言葉が人に届くのか学びたいとき、
好きなコピーが載っているちょっとした喜びを感じるのも
いいと思います。

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紙の本

スルドイ叱咤激励と思考

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

編集の仕事をしている人がどんな考え方をするのか、
興味があり手に取りました。

もろもろ含めて400ページ超ですが、
字は大きめ、間隔も適度に空いているため、そこまで重くないです。

まず驚くのが著者のアイディア力。
そして幅広いとともに深い連想力。
アンテナを多方向に伸ばすこと、
脳を常時フル回転させ考え尽くすこと、
その有意義さを感じました。

同時に、現代に生きる人を見つめ、
自分の意見に責任を持って批評し、
理想、すなわち『あらまほしき姿』に近づくための精進を促す、
そんな危機感と愛を伴った叱咤激励がこめられていました。

理想は理想だからと諦めるのではなく、
実現できなくても近づく努力は必要なのだと肝に銘じた一冊でした。
編集者でなくとも、
自分の考えに刺激や変数を欲している方に
オススメしたい本です。

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紙の本

紙の本天球儀文庫

2017/01/14 18:32

幻想と少年と実感

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

長野まゆみさんの初期作品。2人の少年のストーリー。

まず、情景描写が美しい。建物は人々を誘い、空はものを語り、音楽は色彩を帯び、その世界は幻想的なのである。しかもその幻想は読者に寄り添い、体感として味わうことができる。

そして、2人の少年が、初々しく軽やかで、しかし確かな質感をもって過ごしていく。そのビー玉のようなきらめきやシャーベットのような歯触りが、愛おしく心地よい。

読了後は、幻をたゆたった浮遊感と、現実を歩もうとする期待感を、合わせて実感することができる。

1990年代前半に書かれた小説だが、その美しさとエネルギーは今も色褪せていなかった。

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紙の本

人工知能に賭けてみたくなりました

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考えながら読んで3時間前後でした。

本書は、人工知能の実態を冷静に把握し、しかしその活用への道に希望を見出している。これを最後まで読んだ後、作者の言葉を借りれば、人工知能の今まで2度の春と冬、そして現在再度訪れている春に、大穴や一発逆転といった無謀な賭けではなく、本命として、さらにそこに若干の期待を織り交ぜて、人の、社会の、人工知能の、より良く共存した未来を信じてみたくなった。

特におすすめしたいのは、人工知能の一部分の業績だけが煽情的にニュースになってしまうことで、不安や恐怖、拒否感が先に出てきている人。
人工知能の過去、現在、未来をわかりやすく、また立場をはっきりさせて書かれているため、知識がなくても読みやすく、さらに一方的に偏った意見だけを聞かされているという気持ちにもならない。

個人的には、「現在の自分の職業は、人工知能がさらに浸透してくると思われる5年後10年後でも通用するのか」、「これから大人になる世代が将来の道を選んでいく中で参考になるアドバイスはないか」、「人工知能の活用範囲への認識が誤っているのではないか」という思いがあり手にとった。本書には、これらに対する明確な答えはなかったが(一問一答でないため当然である)、自分の中で考える材料を与えてくれるには十分であった。
ちなみに一番印象に残ったフレーズは『まず議論すべきは、「人工知能が将来持つべき倫理」ではなく、「人工知能を使う人間の倫理」や「人工知能をつくる人に対する倫理」である』。なんともハッとさせられる一言ではないだろうか。

囲碁の対決時に人工知能が暴走したからといって、医療に人工知能を使うのは危険ではないかなどといった、不安だけを煽るようなニュースに翻弄されないために、そして人任せでなくそれぞれが未来予想図を考えるために、ぜひ多くの人に本書を手にとってみてほしいと思った。

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紙の本

紙の本脳はこんなに悩ましい

2017/01/12 00:33

楽しい会話の中に、いくつもの発火点が

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

脳研究者である池谷裕二さんと、小説家である中村うさぎさんとの対話形式で、脳や人間の話が進んでいく。一見するとちぐはぐに感じる2人だが、読んでいくと妙にしっくりくるのだ。

まず内容よりなにより、お二方の会話が楽しい。あっちにいったりこっちにいったり、思いつくがまま話しているようで、実は遠からず、しっかりと本線はつながっている。その適度な飛躍で、飽きも感じない。人の言葉を受け入れて話を拡げていく2人の会話力に、安心して身を委ねてみてほしい。

もちろん楽しいだけではない。その中に自分自身で考えてみたくなる「とっかかり」がいくつもあるのだ。言葉、感覚、動物、錯覚、病気など、多方面で脳や身体、人をとらえている。生きている自分が不具合ばかりで、でも捨てたもんじゃなくて、なんだか不思議で、愛着すら沸いてくる。

娯楽性を持ちながら、同時に知識欲が満たされる、素敵な一冊だった。

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紙の本

紙の本死神の浮力

2017/12/24 00:07

人や死や存在とは何なのだろうか

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文庫にしては厚い方、完読するには多少時間がかかるかもしれません。

面白かったです。
千葉さんが相変わらずとても魅力的でした。

本を読む目的は人それぞれだと思うのですが、
この本は娯楽としての役割に加えて、
思考のきっかけにもなる気がします。

哲学入門書、
と言ったら大袈裟かもしれませんが
自分の考えの浮遊を楽しむのもオススメです。

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紙の本

面白かったです、想像以上に

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研究者や天才が出てくる話が好きで、
また装丁に惹かれたため手に取りました。

ページ数が多く、読み終わるまで多少時間がかかりますが、面白かったです。
突飛な設定ですが、図のアシストもあり
理解できない状況にはならないと思います。

個人的に、序盤でトリックが思い浮かんで
それに固執して読み進めてしまったため、
答えの周到さに気がつけませんでした。

ぜひ読む時はいろいろな部分に違和感をもって
惑わされないようにしてください。
ただ、完全に身を委ねても
面白かっただろうなと思います。

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紙の本

可能性が広がっている

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人工知能に興味があり手に取りました。

専門的な知識を持ち合わせていなくても
とてもわかりやすかったです。
初めから全部を読もうとせず、
気になる項目を重点的に
ざっくり読む方法でもいいかもしれません。

どんなビジネスが展開されていくのかを、
私は職業を選ぶ観点から、
つまりできるだけ人工知能と仕事を
奪い合わない領域や共存できる領域はないかと
考えながら読みました。

アイディア次第で幅広い分野へ、
そしてそれを適切なポイントでもって
アセスメントし実行していく。
その指南をしてくれています。

まだあまりよく知らないけれど
人工知能からただ恩恵を受けるだけではなく、
自分もともに成長したいと思う方に
オススメしたいです。

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紙の本

紙の本世界しあわせ紀行

2017/01/21 18:25

幸せな場所はどこにあるのだろうか

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アメリカのジャーナリストである著者が、幸福を探して世界中をめぐった紀行文。
9か国を訪ね(自国のアメリカも加えて述べられているのは10か国)、その国に暮らす人々に話を聞き、時に過去の文献を参考にしながら、ジョークや不平を交えて、幸せとはなんだろうか、幸せな国はどこだろうかと探求していく。

目次だけを見ても、幸福はころころと定義を変えることがわかる。例えば、スイスでは「幸せは退屈」、タイでは「幸せとは何も考えないこと」、モルドバでは「幸せは別の場所に」。なんとも一貫性がないではないか。

読書中、自分の幸福の捉え方と比較しながら、さまざまなことを考える。自分がこの国に身を置いたらどう感じるのだろうか、日本では何が幸せと結びついているのだろうか、そもそも自分は幸せを求めているのだろうか…

幸福という哲学的テーマに絞った旅の体験は、なかなか得難い時間だった。

ちなみに、著者の感覚が合わない方は、最後に収録されている対談を読むと、また違う視点から本書に再度取り組むことができるかもしれない。

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紙の本

紙の本孤独の価値

2017/01/21 18:22

孤独と思考の重要性を感じてほしい

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森博嗣さんが孤独について考え、その思考結果を読みやすく書いている。

「孤独」と聞くと、多くの人がマイナスな事象として捉え、避けようとする行動をとる。しかし、森さんは「なぜ孤独を怖れるのか?」と疑問を呈す。「孤独」という言葉に対する拒否感を、ただ植え付けられて行動しているだけなのではないだろうか。本当に孤独は避けるべき事象なのか。そしてそれを自分自身で考えたことはあるだろうか。

本書では、森さんの思考を疑似体験することができる。もちろん著者本人の思考はもっと抽象的で複雑なものだろうが、自分の思考との共感や新たな発見を楽しむことができる。

自分で考えてみる、この重要性をもう一度考えてみてもいいのではないだろうか。

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紙の本

紙の本燃焼のための習作

2017/01/12 00:35

美しさの心地よさを味わえる

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3人の会話。これでほぼ本書の場面説明は終了する。
3人が話す。シーンも変更しない。ただ各々が好きなものを飲み、時々同じ物を食べ、ひたすら各々が好きなように話す。これで小説ができるのだろうかと思ってしまうだろう。
ただ本書は確実に小説である。それも美しい。美しさは心地よさを生むことを、改めて実感できる。

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