犬丸52さんのレビュー一覧
投稿者:犬丸52
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紙の本やさしい山のお天気教室
2018/03/19 22:04
なかなかにお薦め
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「山のお天気」とあるが,広く「天気」についての入門書として読める本で,基礎知識のない私にはなかなか楽しめた。ただ,実践的な天気図の読み方とか。もう少し突っ込んだ内容が欲しかったという気もする。もうちょっと他を当たってみるか。
紙の本雪の階
2018/03/13 12:56
冷徹で精緻なガイキチ
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新境地。例えば前作「ビビビ・ビ・ビバップ」が熱く燃えながら狂っていくバルトークだとすると,こちらは冷徹に精緻にしかし着実に燃えながら狂っていくストラヴィンスキー。あるいはサン・ラ・アーケストラとグローブユニティ。育ちが悪い私は我慢できずに通勤電車でむさぼり読んだけど,二週間くらいバケーションを取り,森の中のコテージとかでじっくり向き合うべき作品。場所が青木ヶ原なら尚良し。ところでこの登場人物で次作とかあるんかな。あるかもな。どうなんだろ。あってくれよ頼むよ
紙の本正しい本の読み方
2018/02/19 18:05
立ち位置微妙
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「本」に立脚した人生組み立て論というところか。これを読み解く時間はなかなかに楽しかった。ただ,既に「本」の時代が大きく変わろうとしていることも事実であり,そういう視点に立てば「本」の断末魔と読めなくもない一冊。
2018/02/08 14:48
必読書
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エラい人たちが美しい国だのこの国の伝統だのと空論をほざいている間に,いかに市井の人々の生活が激動しているかを如実に示した一冊。食も家族も,物凄い勢いで変動しているのである。読んでてクラクラした。いやはや,これは凄いよ。みんな読んでよ。面白いから。
紙の本武揚伝 決定版 下
2018/02/06 17:22
薩長視点の大河ドラマを見るのは止めることに決めた
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一カ月ほどこの長編に取り組んでいたことになるが,その労力が十分報われる着地点だった。最後の言葉は胸に刺さったままである。きっとずっと抜けないんだろう。やはり,この国の歴史を振り返るには,「こちらから」の視点を決して忘れてはならないことを改めて痛感した。
紙の本武揚伝 決定版 中
2018/01/29 17:34
ようやく動き始める・・・
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世の中が動き始め,ストーリーにも求心力が生まれる。この巻の真ん中あたりからかなり引き込まれ面白くなってきた。特に武揚と土方の邂逅場面などは,鳥肌モノの表現力。とはいえ,やはり武揚を持ち上げすぎという流れはちょっと不自然なので,星一個減点。
紙の本武揚伝 決定版 上
2018/01/22 09:33
未だ全容は掴めず・・・
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本人と,非常に近しい人は何とか大丈夫だが,周辺の人物については今一つキャラが立たない。その中で,勝のダメっぷりだけが強調されて,どうにも偏った印象になってしまう。この後,中下巻と読み続けるが,上巻自体の表かは星3つかな。ただ,開拓前の北海道を時計回りに巡る旅はなかなかによかった。私自身の30数年前のバイクツーリングと同じルートでもあり,あの当時の高揚感が脳裏に戻り嬉しかった。星一個追加します。
紙の本野球×統計は最強のバッテリーである セイバーメトリクスとトラッキングの世界
2018/01/07 18:22
見えるモノ見えないモノ
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セイバーメトリクス入門書としてかなり面白く読めた。確かにこの視点でヤキュウを見ればいろいろなことが見えてくる。2014年,何故バファローズが強かったのか,それも分かる。とはいえ,ヤキュウにはデータだけでは見えないものがあることも事実。亡くなられた星野監督の強さとかは,データ化しにくいんじゃないかな。可視化されたデータと,それでも見えない大切なものを見るために,私は今年も球場に足を運ぶ。
紙の本ずっとあなたが好きでした
2017/12/26 15:49
読む価値無し
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仕掛けが秀逸だのなんだの褒めてる人が多いが,マイノリティへの侮蔑を話のオチに持ってくる小説に存在意義はない。こいつの小説は二度と読まない。
2017/12/16 19:25
何時か彼の地の山にも登ろう
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山岳信仰というと古来からの伝統を忠実に守り続けた,みたいなイメージを抱きがちだが,その在り方は時代と共に実にダイナミックに変動しており,変遷を読み解くだけでも非常に面白い。基本学者さんが書いた文章なので,集中力が求められるが,朴訥とした文字列の向こう側に,出羽三山へのアツイ思いを感じ取ることができた。次は大峰版をどなたかお願い。
紙の本笑わない数学者 Mathematical goodbye
2017/12/07 14:02
至高の読書時間
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オリオン像のトリックの種には気が付いたが,その奥があるとは思わなかった。流石である。ミステリーとしてはいささか粗雑な箇所が散見されるのも事実であるが(銃撃てば硝煙反応残るし,死体捨てたら死体遺棄でケーサツに引っ張られるし・・・),それらの粗は,この本を読み続ける楽しみをスポイルするものではない。ホント,この作者の作品に浸るのは楽しいわ!
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