びずんさんのレビュー一覧
投稿者:びずん
紙の本ミラクル・ファミリー
2024/05/12 17:55
小学生の時に大好きだった「霧のむこうのふしぎな町」。
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その時に感じたわくわくを、そのまま感じることができた。自分の感覚が大人になっていくことを、文章を読んだ時に感じることが多い中、変わらない感覚に出会える作家さんを私は知っている。これは、ちょっとした強みなんじゃないか。柏葉幸子さん大好きだなあ。
紙の本夜明けの花園
2024/04/29 19:51
少し暗い方向に導かれすぎていて、
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大学生の時に読めば、わくわくしたかもしれないけれど、今の私は、淡々と読んでしまった。そんな自分を少し残念に思いながらも、多くのことを知ったんだなとも思った。理瀬シリーズ、いつかもう一度読もうかな。
2024/04/29 19:50
たぶん、ノーザンブルーベリー篇とほとんど同じような感想になってしまうけれど、
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私は、伊坂幸太郎という作家の小説を読んで、面白いとか凄いとか苦虫を噛み潰したような気持ちとか、自分がただ生きているだけでは感じられないことを与えてもらった。その伊坂さんが影響を受けた小説を読むと、こういうことなんだと腑に落ちた。知ってる作家さんもいたけれど、読む心の準備が違うから、ただ感想を思うのではなくて、輪郭がすこしはっきりしている感じ。
紙の本いい子のあくび
2024/04/29 19:48
この負の感情は、人の中でどんなふうに形成されていくのだろう。
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少なくともSNSの影響は計り知れない。「いい子のあくび」とはうまく言ったものだ。仕事の時に私もしたことあるよ。でもそういう、ちょっとした気遣い、我慢、人に言うまでもないことを溜め込んで、全く関係のないところで言葉にしないで体でぶつかっていったら、びっくりする。ぶつかったるって思っていい。思っていいけど、それを実行する前にできることがあるよ、言葉とか合図とか、他人じゃなくて、その人に思ったことはその人に伝えないと、後悔することになる。
紙の本ゴリラ裁判の日
2024/04/29 19:47
これは大変だ。
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人間は、こんなにも多くのものを生み出してきた。その度に、生み出すものやその効果について様々なものを定義してきた。なのに、ふと動物レベルまで立ち返ってみると、「人間」を定義できていないことをゴリラに手話を学習させたことによって証明してしまった。なんか、いろんな危機感を感じる本だった。もっと素直に、忖度なく生きていけないだろうか。
紙の本成瀬は天下を取りにいく
2024/03/17 16:22
初めまして成瀬さん、私はびずんと申します。
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ぐるりんワイド見てファンになりました。そのまっすぐ生きている感じ、苦境にも立ち向かっていく姿に、なんだか背中を押されました。都合の悪い部分を切り捨てて、誤魔化しながら生きている大人たちの社会とその一部分として働いている自分が恥ずかしく思えて、ほら吹きでもいいから(友だちさんから聞きましたけれど)一瞬でも本気で取り組む気持ちを、今この瞬間から日本社会が持つべきだと訴えたくなりました。是非とも成瀬さんには、天下を治めていただきたいと思います。応援しています。
紙の本黒と茶の幻想 下
2024/03/17 15:27
一生懸命、現実を生きていると、
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一生懸命になりすぎて逃避したくなる。例えば、普段の生活では感じることができない大自然の中に行ったり、関わることのない人と話したりして、理想や幻想を抱く。思いは自由だ。現実から逃げたって良い。ただし、その先の理想や幻想が思いの外簡単に手に入りそうになったら、自分を引き戻せるくらいに理性を保っておかなくてはならない。
紙の本八月の御所グラウンド
2024/03/16 16:49
御所のグランドという特別な空間で、
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同じ情熱を注ぐ別の時代の人が交差する。部活とか、スポーツとかってそういう類ものとして真っ先に思いつくけれど、大人が何かに熱中できる現代だろうか。それができたら、もっと明るい時代になるかもしれないと思わせてくれるところが、万城目さんらしい!とても清々しい気持ちになった。
紙の本フリン
2024/03/16 16:48
椰月さんはきっと「不倫」ていう字が嫌いなのではないかなあ。
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そう思わせるような、ドロドロしない話だった。ただ、どう転んでも、ほとんどの場合は今までの関係が続くと思わない方がいい。誰の思いを大切にしたいのかは、その人次第だ。できれば平和な世界に生きたい。
紙の本東京都同情塔
2024/03/16 16:47
感想がすんなり出てこないくらい、
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自分の中に落とし込むことができず難しかった。だけれども、私の中にも検閲者がいることや赤の他人に傷つけられるくらいなら信頼されている誰かに傷つけられたいと思う気持ちとか、部分的には共感できることがあったから、九段さんてどんな人だろうと関心が湧いた。そしたら同い年やないの。距離がグッと縮まった。(勝手に)たくさん本を読む人なのだろうと思う。そうじゃないと、言葉ひとつ発する度にそこに含まれる意味を考えないと思う。そして、私たちが育った時代背景が影響を与えていると思う。
紙の本め生える
2024/02/11 18:46
まったく恐ろしい感染症だなあ。
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健康なのに不健康って感じ?いつまでたっても、中身を見てその人と付き合うことができる人は、ほんの一握りしかいないのだろう。
紙の本さよなら願いごと
2024/02/11 18:38
ミステリーと思って読み始めなかったから、
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1話目が終わったところで、はて?という気持ちになって、最終話はだいぶハラハラした。政治家は、今も話題の渦中にある。政治家になったら何でも手中にあって、何をしてもいいわけじゃない。その立場にあぐらをかかないで、物事を判断してほしい。そして、そういう人になりたい。だけどやっぱり「言うは易し」なのだろうか。
紙の本授乳
2024/01/24 07:04
村田沙耶香の作品は、
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いつも何か、人間が、知能のある人間として生きていくために、隠したくて隠している部分を、簡単に曝け出して、何も間違っていないみたいな文章にする。曝け出すってすごく怖いのに、読むことをやめられない自分が、とても人間臭く生きていると感じて、また怖くなったり。そういうことを突きつけてくる。それを受けて、本当に自分は、自分の通りに生きているのか不安になる。でもやっぱり人に影響されながら、恨めしく思ったり、優越感に浸りながら生きていくことも間違っていないと思う。
紙の本てれんぱれん
2024/01/24 07:03
一般的に、ぼんやりしているってことだろうか。
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ぼんやりしていることは、一概に文句を言われることだろうか。例えば、人にはあまり感じ取れない感覚を持っていたとして、理解してもらえないとか。街中の看板の色とか、地面の模様が気になってなかなか前に進めないとか。そういうこと全部本人にはわかっていて、説明できたとしても、相手が少しでも理解してくれようとしないと、言葉も無く、てれんぱれんとするしかないんだ。