びずんさんのレビュー一覧
投稿者:びずん
紙の本すみれ
2023/10/29 16:12
人の気持ちに対して丁寧に返事をすることで、
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
気持ちをお返ししているんだ。そういう文章だった。一般的には、パパとママが生きづらさを抱える人に寄り添える人のように見えると思う。そんなに急いで評価をしないように、いろんなものを一旦考えてから見てみると、みんな普通だと思う。日々のあれこれに追われているせいで、そうやって大切に人と関わる時間が少ないだけだ。きっと。
紙の本ナチスに挑戦した少年たち
2023/10/29 16:10
ナチスに挑戦「できた」のは、
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
彼らが子どもよりも大人で、大人よりも子どもな勇気のある少年だったからだろう。最終的には、デンマークや国外の多くの人々の心を動かしたのだから、無駄ではない行動だったのではないだろうか。ナチス政権下にいるデンマークの人たちの実際の生活の様子を知って、意外だった。怯えながらも、生計を立てるために商売をしたり、上手く言葉をかわすことは戦争中ではないみたいに見えた。そうなってくると誰のための戦争なのか、ほんとうにわからない。独り善がり、自己満足だ。
紙の本赤緑黒白
2023/10/29 16:08
最終回だなんて思わないで読んでいたけれど、
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
ちょっと憂いを含んでいて、寂しさを感じた。学生は学生らしく、探偵は探偵らしく、紅子は紅子らしく奇怪な事件と向き合うところに、彼らの生活がこれからも続いていくのだろうと思った。さて、次に出会うのは、どこでどんな事件が起きた時だろうか。
紙の本金曜日の本
2023/10/29 16:05
吉田さんの考え方がそのまま物語になって、
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
私もこんな風に生きたいと思いました。手遅れなこともあろうが、まだ生きているから少し真似できるかも。どうも、村上春樹さんと何かの雰囲気が似ている気がしてならない。吉田さんのほうが、現実よりの物語。本というものは、どうやら「時間」に関わりがある。ほんとにその通りだ。だから、読書は生活なんだ。趣味という人も多くいると思うけれど、本を読むのには、それなりの時間が必要になる。時間を本を読むことに使うことが私のちょっとした生き方なんだな。
紙の本猫を抱いて象と泳ぐ
2023/10/29 16:04
チェスの海を泳ぐ。海は広い。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
広い場所には思いもよらないものが存在したり、理解の範疇を超える出来事が起こったりする。それらと出会えることも、自分の海を泳ぐことにつながって、今度は誰かに影響を与える番になる。リトルアリョーヒンが幸福だったと思うかについて、10人うち何人が首を縦に振るだろうか。そんな風に考える必要は全くないのだけれど、私としては、彼が自分の海を見つけて自由に泳ぐことができて良かったと思う。
紙の本花に埋もれる
2023/10/16 19:56
艶やか、艶やか、艶かしい。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
とにかくこの漢字の言葉が感想になる。花を見てエロスを感じたことがある。彩瀬さんはそれを文章にしていると思う。花そのものになりたいという表現者の最高峰の願いを叶えてしまった後、彼が最後まで花として生きることができたのは、絶望の末、他に望むものがなかったからだと思う。幸福と不幸は表裏一体だ。人間は人間になり過ぎてしまったから、森へ還った方が良いのだと思う。
2023/10/16 19:46
上手いなあ。こういう状況って得てしてある。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
中にはまだ気づけない人もいるだろうし、その方が生きていくのには楽なのかもしれない。少しの気持ちのズレっていうことに、その場で気づけない痛い感じをストーリーで表現していることが秀逸。その時は、自分の方がまともだと思っている。それくらい、人の言葉や気持ちはすれ違うのが当たり前で、複雑な感情を持っているくせに、単純なことには鈍感な人間だ。
2023/09/10 14:09
話したところで自慢にもならないし、
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
その事実があったことを再確認するだけで、すっきりした気持ちにもならないのに、聞いて欲しい話ってある。たらればで終わる話。これはどうやったら消化できるんだろう。
紙の本うどん陣営の受難
2023/09/10 14:06
うどんが好きでで集まると平和になるのかも。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
蕎麦じゃなくてうどんだ。平和でいるためには、「まいっか」とか曖昧な部分がないとできない。でも平和だと、均一されてしまって、それに耐えられない人が飛び出して、より幸福とか優劣とかを求めていく。平和な人は戦うのが面倒なだけであって幸せを求めていないわけではないのだけれど、何故かどっちの味方だなんだかんだと巻き込まれがちだ。うどんが食べれれば良いです。
紙の本ハンチバック
2023/09/08 22:01
作者が何を一番に伝えたかったのかを考える。
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
一番なんてないと思うんだけれど、目の前にいる同じ時間を生きる人間と向かい合った時、その人自身と会話をすることが大切だと思う。それって、障害や年齢や文化に関係なく、私を私として認めてもらうことで、苦しい時に私が一番欲しいものだ。正直、当事者の苦しみを理解できるとは思わない。だけど、その周囲に生きる者として、一緒に生きる方法を考える。
紙の本今日も森にいます。東京チェンソーズ 若者だけの林業会社、奮闘ドキュメント
2023/09/08 21:59
まっすぐに、木と向き合っているんだなあ。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
だから、地域に入っていくことができるし、人がついていくし、組合とかそういうしがらみに囚われない。その前提として、農大探検部の経験があったのかなあ。自分も、なんかもっと、できる気がする。
紙の本法廷遊戯
2023/07/23 21:07
久しぶりに一気に読み切った本。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
法律家は、法律をもってして相手を納得させる弁論ができなければならない。そこに感情や事実であっても不利益なものは必要ない。何故なら、裁判においては、自分側の主張をとおすことが重要、あるいは、判決を下すための話し合いであるからだ。本来、身内の裁判を受け持つことはできないが、家族も同然の2人の関係は切なすぎて、それでもセイギは彼なりの正義を貫いたんじゃないかな。
紙の本なきむし姫
2023/07/20 22:29
ほんとに人は一人ずつ違う。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
自分のためだけに生きていれば、その違いはその人自身としてそのまま表現されるのだろうけど、子どもの親となるとまた複雑だ。そして子どもはどんなに小さくても、それぞれの社会で生きているから、一人の人間として大人と同等の価値を持っている。色んなことを悩んで泣いて笑って失敗して、自分を見つけていこう。
紙の本キリン解剖記
2023/07/20 22:27
キリンについて、
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
知らないことがたくさんあった。キリンだけじゃなくて、動物園の動物のことや博物館のこと、筋肉のことまだまだ不思議で知らないことがたくさんある。せっかく短い人生を地球から貰ったのだから、郡司さんも言うように、不思議を追求しない手はない。