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torichanさんのレビュー一覧

投稿者:torichan

24 件中 1 件~ 15 件を表示

ナイターにはちょっと重いっすね。え?小学生対象??

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1ページを3段にして1段ひとり、つまり1ページで3人ずつの顔写真とプロフィールを並べてあります。この手の「名鑑」はもうひとつあるのですが、そちらは確か1ページ6人でしたから、字や写真の大きさはこちらが上。でもあちらは、家族構成とか自家用車の車種とか趣味とか奥さんの名前まで出てて、ほんと見てて楽しめるのですが、こちらはたいして楽しめないです。それからプロ野球選手の人数ってかわりませんから、本のサイズが同じであるため、当然こちらの方が、分厚くなって、ちょっと値段も高いし。「あちら」がおすすめです。

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株の話は素人に面白いかと。

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桜玉吉画伯の「日記まんが」第2弾、といってもこれまで「しあわせのかたち」などでも日記モノをものしておられますから、第2弾という表現は当たらないかもしれません。しかしここまで「自分の日常や仕事(=まんがを描くこと)」「編集者とのかかわりあい」(ばかり)をまんがにし続ける漫画家もいないのではないでしょうか。ほとんどこれが「本業」というか「本筋」の仕事になってるみたいです。この巻では「会社組織」に目覚めた著者が、会社を作ったり、「それなら」と株を買ったり(やはり株でもうけるためには、「買ったことを忘れる」ことではないでしょうか。忘れるくらい時間がたったら、上がっているものです。でもこれは、これからは通用しないかも)、他方で税金などの滞納で支払いが起こったり(そもそも払うのがあたりまえのものを払っていないのがいけないのですけど)とか。さすがにこれらのネタでは、うちの息子は「いまいち」の評でした。わたしも同感です。「日常生活」でない、創作もののまんがをお願いしたいです。たまには。

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紙の本人名のひみつ パート1

2002/05/26 11:05

それって改名OKなの?知らなかったなあ。

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結婚して嫁さんが姑さんと同じ名前の場合、嫁さん改名OKなんですって。知りませんでした。成人になって自分の好きな名前をつけるチャンスじゃないですか。これは初耳でした。本の内容は、主として日本の名前の由来や来歴を説明してくれているものですが、「森鴎外の子供の名前が欧風なのは、鴎外の海外生活が長かったせいでは」とありますが、これは「海外でも通用する名前にした」と聞いたことがあります。それから、相撲の四股名で過去の「おもしろい名前」を並べていますが、その由来はほとんど「著者の推測」だけで、調べられていません。「内弁慶」って名前じゃないのでは。などと難癖つけながらも、いろいろ楽しめました。

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ちょっと悲しいおとなの世界です。身につまされるなあ。

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しんべえのうちからいろんなものが盗み出され、しんべえは町で売られていないかと取り返しに行きます。まちで出会った乱太郎とそのお父さん、きり丸と土井先生が加わります。しんべえのうちから盗まれたものを売ってたのはさえない忍者。結局その忍者のおかしらのところへ行きますが、周囲は待遇に不満な部下がぎっしり。反乱前夜の雰囲気な訳です。実はおかしらは、学園長の友達ということで、土井先生が守りに行くことになってたんですって。「手下の忍者が、経費を水増し請求していた」「給料が安いせいだから、すこし上げてやろう」と、サラリーマンのわたしたちの身につまされるお話なのでした。

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このシリーズは知りませんでした。

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中公文庫にこんな「まんが日本の古典シリーズ」があったとは、八重洲ブックセンターに行くまで知りませんでした。で、なにげなく見ていると、なんと土田よしこ先生のお名前が。ダッシュでゲットですね。「つる姫」から、「きみどり」「しじみ」「ぼんぼりぼんぼん」(これはいまだに単行本出ないなあ、待ってるのに)からのファンとしては、ひっさびさの単行本でした。「家庭の知恵」とか「怒っかーん」とかもありましたが。ほんと何年ぶりの単行本でしょうか。内容ですが、「あんのじょう」の講釈には笑いました。これは本編とはあまり関係ないですが、いや、あるのかな、性懲りもなく繰り返す失敗ですから。それにしても登場人物は、先々で女郎買いをしますね。昔はそうだったんだなあ…。後書きに「資料山積み、背景ここまで描いたのは初めて」というようなことが書いてありました。「つる姫」なんて背景なかったもんなあ。たいへんでしたねえ。是非、他の作品もお願いしたい! 嫌がっておられますが。思い切って、平家物語とか太平記とか。だめかしら。

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紙の本東儀秀樹の雅楽

2002/04/30 23:54

音楽のお話だけでなく、雑学的なところが面白いです。

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「打ち合わせ」ってことばは、各地の楽士が京の都に集まったとき、打楽器の音程を合わせたことに由来するんだそうです。なるほど、打ち合わせですね。この他にも雅楽関係が由来の言葉の語源の説明が面白いです。「Q&Aコーナー」には、「陰陽師」の進行役である源博雅作曲の曲が今に伝わっているとありました。舞楽などの「退出時」によく使われるそうです。どれがそうなのかわかりませんが。あと東儀楽士の「生い立ち」も載ってました。なんでもこれから小学校などで雅楽が取り入れられるそうです。筝(ショウ、字あってるかな?)とか、篳(ひちりき、合ってると思うんだけどな)とか先生も音が出せないんじゃないかな。しかも「音楽」にしようとするのは至難なのでは。しかし大事な文化でありますから、こうして注目されるのはたいへんよろしいかと。

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紙の本週末起業

2003/10/18 14:03

まずは「リスクゼロ」でスタートしましょう。

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「終身雇用」がだんだん崩れている状況下、「独立開業」というのは、サラリーマンの夢ですよね。小さいながらも一国の主として、「社長」になるわけです。黙っていてもお客がどんどんやってきたり、注文がどんどん入ってきたり…。確かにそんな店もありますが、果たして自分がやって同じようにうまくいくのかどうか。「成功のノウハウ」が蓄積されているはずの、チェーン店募集に応募して、店長に採用されたとしても、「閉店」している店もありますし、収入が今より増えるかどうか…。「転職」といっても、自分の会社が不景気なのに、よその会社がそうでないとどうしていえるのか…。いかん、暗くなってきました。さて、この本は、「だったら、今のサラリーマンを続けながら、インターネットを使って自宅開業して、うまく稼げるようになれば、サラリーマンをやめましょう。それでも全然遅くないです」というコンセプトです。著者は「経営コンサルタント」として独立開業しようとしたのですが、収入を得るためにアルバイト的な力仕事ばかりで、なかなか自分の望むコンサルタントの仕事が出来ない中、インターネットのメールマガジンからうまくチャンスがつかめて、ブレークできた自分の成功例を詳しく説明してくれます。ホントですよね。今の時代、サラリーマンは収入面では抜群の安定性ですが、将来性・継続性がちょっと不安。自分ならではの仕事と収入を作り出すために、「週末」とか「夜間」に副業を始めて、広げていこうというものです。「こんなことでお金がもらえるとは思わなかった」的な得意な分野があれば、最適、とのことです。自分にとっては当たり前でも、他人にとっては「すごい技」があれば、よいわけです。例としては「ビジネス書の書評」「夜景」「つりマップ」などがあげられています。わたしも、「社長」になってみたいですが今のサラリーマンの安定収入はかけがえがないものなので、「なんかないか」考えて、「ネット開業」を目指したいと思います。

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いろいろ難しい問題です。

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エイズの感染に関して、「普通にしてれば移らない」という指摘は大事だと思います。本書にあるように、もっと啓蒙すべきでしょうね。でも、そもそも「どうしたら子どもができるか、できないか」に関するところで無知とか誤解があっては、エイズのレベルまでいくのはちょっと遠い道のりかもしれません。本書の「レイプ」の説明で「レイプする男性は女性の見知らぬ人である場合が多い」とありますが、これって間違ってません? たしか警察の統計では、レイプに関しては「屋内で、知っている人に」というパターンが最も多かったと思います。本書にあるのですが、それから「ホモ」は差別用語で、「レスビアン」はそうでないのですか? 「レズ」というのはOKなのかな。これは私の近所にそういう人がいないので確かめられないです。それから「旧日本軍の慰安所」の指摘がありますが、同様の施設は中国軍の占領地でも中国軍によって運営されていたそうです(当時の中国軍兵士の手記が出版されていて、その中で「見取り図」まであって、細かく説明してありました)。でも戦勝国は追及されないのが世の習いですよね。車椅子のひとを家族に持つ子どものお話もありました。かつて会社の同僚が車椅子でした。新築社屋がどうもバリアフリーでないような気がします。これは実際に車椅子でチェックすべきなのでしょう。バリアフリーを進めましょう。

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忍者の集団が占い師を装って町で大掛かりな盗みをたくらみますが、1年は組の出動です。

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「よく当たる」という評判の占い師が現れますが、「怪しい」とにらんだ先生方が子供たちと一緒に調査に入り、「泥棒目的」であることを暴きます。しかし完全にばれる前に、「神通力勝負」になって、山田先生扮する巫女さんがいくつかの術を披露します。いや、ここで、きさん太が出てくるとは意表を突かれました。考えましたね。結局盗みがばれて、悪者はやっつけられる、というお話。しかし「占い」ってどうして滅びないんでしょうね。人の「信じる心」がある以上、なくならないのかな。何の根拠もないのにね。

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紙の本てけてけマイハート 2

2002/04/21 20:20

早坂先輩と吉田君のおデートは今日も喫茶店です。

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別によいのですが、この年頃(吉田君)の男性って、もっとあれだと思うのですがどうでしょうか。このお二人はもっぱら喫茶店でコーヒー飲んだりしています。2巻では「100円ショップ探訪」や水族館という新デートコースも出てきますが。吉田君は淡々としてますが、もっと、こう、あれじゃないかなあ、とおじさんは思うのですね。そこらへんを理解しているのは早坂先輩のお母さん(&ご家族)かな。あと吉田君の教え子の東岡さんもそうみたいだな。3巻では一気にいってほしいですね。でも掲載誌が「穏健路線」のものだから、あまり期待できないところはあるのですが。「小柄童顔のくせに、大酒のみ」の早坂先輩はなかなかいいすけど、あの「バッグ」は出てきたのでしょうか。心配です。

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紙の本じゃりン子チエ 2 母の帰還

2002/05/09 23:37

この巻は賭け野球が圧巻でした。

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もう少し引っ張ると思っていた、ヨシ江はんの「帰宅」が意外に早く実現しました。あとこの巻では、「英語かぶれのボス」ひきいる野球チームとの賭け野球が面白かったです。しかしネコに打席に立たせるか? あとはアントニオJr.の登場かな。「コケザル」も出てきましたが、これはすぐにいなくなりました。ま、あんまり出てて楽しいキャラじゃなかったから、人気が出なかったのかな。

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行政の怠慢で、制度が危機に陥っています。がんばれ、清水市長(群馬県太田市)!

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著者は「国民健康保険(国保)徴収員」として、1年契約である市の職員となり、保険料徴収の仕事を12年勤めた方です。わたしのようなサラリーマンは、組合健保か政管健保なので、健康保険料は給料から天引きされていますから、支払いに対する「抵抗」は不可能なのですが、国保の場合は、払う人が口座振替にしない限り、窓口に出頭して払うか、徴収員の戸別訪問に対して払うか、となります。そうなると当然、「きちんと払わない」人が出てくるわけで、徴収員は主としてそういう方から徴収するのが仕事になります(給料が徴収額見合いの歩合制だそうです。歩合制の公務員て知りませんでした)。そうして著者は12年の経験で、様々な人たち、ケースを経験し、「国保制度の矛盾点」をいやというほど味わって、その全てをこの本に著したわけです。実態をみると、「これは、ひどい」「不公平」「ごね得の逃げ得」です。これでは「何も知らずにきちんと払っている人たち」が「いい面の皮」であります。けれどももちろん、国民として市民として、「きちんと払って当たり前」なのですが、「払わなくても、大丈夫(保険証がもらえて、払ったのと同じ待遇が受けられる)」のであれば、「払わずにすませよう」とするのが、悲しいですが、資本主義社会に生きるわたしたちの性向、性癖だと思います。つまり制度がいいかげんで、それを執行する市役所の方々の運営もいいかげん(これ、実にひどいです)だから、そうなってしまうのです。通常、税金など公租公課を滞納すれば、差し押さえがやって来るはずです。しかし、国保においては、市役所の職員は「できない理由、効率的でない理由」を並べ立てて、「差し押さえの前例はゼロ」だそうです。そこで期待の星は、群馬県太田市、清水市長です。この方はこの間3期目の当選をされましたが、「きちんと保険料を払わない人に、保険証を出す必要はない。弱者救済の話とは別。差し押さえもやっていく」と語っておられるそうです。差し押さえが2,3始まったら、効果は覿面で、皆競って払いにくるでしょう。給料とか差し押さえればいいんですよね。それから著者は「行政とは市民へのサービス業なんだから、土日にやってこそ意味がある」とも主張されます。全く同感です。私、サラリーマンですが、会社を休まずに、住民票取れません。おかしいですよね。わたしが払っている税金で運営されているのに。清水市長は太田市のHPで「土日開業に向けて進めて行く」と言っておられます。ああ、なんて頼もしい政治家でしょうか。こういう人についていきたい。最後に、著者は、「どうせみんなから集める(国民皆保険)だったら、いっそ保険料の支払いはゼロ、なしにして、消費税上げてまかなえばいいじゃないか。そうすれば社会保険事務所とか、徴収のための公務員は一切いらなくなる。今は、この制度の存在のおかげで多くのお金がかかっている。全部不要になる。これが行政改革だ」と主張されます。これまた全く同感です。給料天引き分が消費税にかわるだけです。そうすれば、「払わずに、逃げている人」も存在しなくなります。保険証すら不要になります(実際は支払い手続きなどで必要でしょうが)。今、わが国の制度は「国民皆保険」です。皆に関係のあることです。是非、この本が震源地となって、制度改革に向かうよう、期待しています。登場する市役所の職員の方の意識改革も期待したいですが、そっちはちょっと、無理かもなあ。

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紙の本国宝阿呆 人類初の世界遺産?

2004/01/04 12:56

「アホの坂田」さんって、人生わかってる人だったのですね。

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昭和16年生まれですから、もう60歳を超えて、いまだに「アホ」を演じて、愛され続ける「アホの坂田」。その軌跡をインタビュアーとともに振り返ったものが、この本の内容です。転職歴17回の後に、たまたま見かけたTV−CM、いつもやるはずのないメモ、とんでもないオーディションの競争率になぜか勝ち残る、でもいやなことがあって吉本に足が遠のく、すると吉本のある人が声をかけてくれる、自分の得意な役柄を引き出してくれる相方に出会う、自然にウケるギャグが飛び出す、ご自分で言っておられるとおり、幸運と偶然の連続であり、「たまたまお笑いの神様が降りてきてくれはった」ことばかりです。うらやましいのは、「自然体」でここまで「成功」できたことです。本人は「いやなことは、やらない」「幸運は、薄目を開けて待て」の信条だそうですが、それで吉本の看板芸人のひとりとなり、60歳を過ぎても現役とは、ラッキーの塊ですよね。駆け出しの頃の苦労話も出てきますが、「その頃は、それが当たり前やったから」ということで、暗さは微塵もありません。西川きよしとヘレンさんと3人でひとつの部屋に住んでいたとか。「今の子は、みんな、ぼっちゃん嬢ちゃんだから」という彼のコメントには、実に納得です。私自身、自分の子供のハングリー精神のなさについて、手の打ちようがないと途方にくれているものですから。でも、役柄が「アホの坂田」ですから、それを実像と勘違いして、プライベートな時間に絡まれるのは、芸人の税金みたいなものだとしても、「もう少し勘弁してくれ」だそうです。それだけ親しみやすい役柄、人柄に見えますもの。かつて、男女混声合唱団で「アホ、アホ、アホの坂田」という歌を聞き、彼がその前を右往左往して踊っていました。たしか「アホの坂田」というフレーズが流行りすぎて、「全国の坂田君がいじめられる」とかでどこぞから指導が入り、本人がいるコメディNO.1の漫才で「坂田文部大臣!」と呼ぶように変更してました。覚えています。しかし、聞いてみないとわからないものです。TVで見る、あの「アホの坂田」さん、きっちり考えて、「偶然、幸運、人との出会いとその恩」に感謝しながら生きておられます。えらいなあ。いつまでも現役のアホで我々を笑わしてください。この本読んで、その思いを強くしました。

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紙の本戦国城塞伝 十二の城の物語

2003/07/27 13:05

軍事の天才達が築き上げた、戦国の名城を巡る物語です。

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日本人でも、外国人でも、魅了されて止まない、「お城」。多くは戦国期に築かれ、わずかのものしか現存していませんが、「城跡」であって、歴史ロマンを掻き立てること、ひとかたならぬものがあります。そうした全国の「名城」のなかから、その「ロマン度」の高い12を選りすぐって、著者がその物語を語った本です。大軍との攻防が行われた城もあれば、ついに敵軍が来ることのなかった(戦いの行われなかった)城も登場します。そういった場合は、その城主にポイントがあるわけです(おわかりでしょうが、上杉謙信の春日山城です)。信州真田の上田城といえば、徳川の大軍に痛打を浴びせた名城です。梟雄松永弾正が拠った信貴山城も登場します。これらの城や城主にまつわる物語のほか、豊富な写真や地形図もあわせて掲載されています(明治政府軍の砲弾跡が痛々しい、会津若松城の開城直後の写真もあります)。群雄入り乱れる戦国時代や激動の幕末時代など、「城」という軸でみる物語も新鮮です。そう、戦国の世の幕を開けた北条早雲の出自来歴など、これまであまり知られていなかった「世の研究の成果」の紹介も興味深かったです。歴史ファン、戦国ファンはこの本抑えておきましょう。

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紙の本はじめてわかる国語

2003/02/02 16:30

そう、「国語」って価値観や人生観押し付けますよね。そうだったんだ。

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清水ハカセとサイバラ画伯との「科目」シリーズも、この「国語」でめでたく「主要4科目制覇」となりました。「国語」といえば、「国語入試問題必勝法」などのヒット作で清水ハカセは「ご専門」なわけで、「最後にとっておいた」ということでしょうか。自ら「国語って何をやれば試験の点が上がるのか、漢字意外は勉強のしようがないですよね」とご指摘。さらに、「読み解く」とかなんとかいいながら、人生観とか価値観とか(場合によっては先生の個人的な印象とか)を押し付けてくる科目であると喝破されます。そう、そうなんですよね。文学作品に対する感想や印象は百人百様であるはずなのに、「こうあるべき」というところを押し付けてくるのですよね。ほんとけしからん科目だわ。などと国語を題材にした清水ハカセの作品が、逆に国語の問題に使われて、それはまあなかなかギャグとしてもおもしろいのですが、そこに出された問題に対して、作者である清水ハカセが「答えがわからない」というのが白眉ですね。そんなもんなんですね、国語って。最近の国語というか日本語ブームについて、サイバラ画伯は「あ、こっちは少し前から題材にしてるのに、おいしいとこさらわれてる」とちょっと残念そう。清水ハカセはもっと残念そう(なところが滲み出していると、サイバラ画伯に指摘されます)。「文章読本」についてのお話も面白かったです。私自身はそれ系のもの、まったく読んだことありませんが。ただ、こういった「対談」でページを埋められると、サイバラ画伯のマンガがその分減るのは、ちょっと残念です。さて、次は何が来るのでしょうか。楽しみであります。

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