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  3. もぐらもちさんのレビュー一覧

もぐらもちさんのレビュー一覧

投稿者:もぐらもち

47 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本あたしのサンドイッチ

2010/06/06 22:50

みんな大好き サンドイッチ!!

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

女の子の好きなサンドイッチはなんでしょう?「たまごサンド?」「ジャムサンド?」ねこちゃんのこたえはなかなかあたりません。そして、ついに奇想天外なサンドイッチの出現です。「アイスクリームサンド」に「おにぎりサンド」、「たこ焼きサンド」なんてものもあらわれます。(もちろん、はずれだけど)ねこちゃんの答えがはずれる度に、うれしそうに女の子が「ぶっぶ~」と言っています。その動作の可愛いこと。うちの娘にそっくりです。(ってこれは親バカか)。
女の子が大好きなサンドイッチは実は食べられないのです。さあ、何でしょう。(ねこちゃんは「ロボットサンド!」なんて言ってたけれど。。。)
幼稚園のこどもにぴったりの愛らしい絵本です。

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紙の本遠い山なみの光

2002/05/28 07:24

本当につらい思い出は胸にしまって

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 主人公、悦子の家に二人目の娘ニキが泊まりに来ている。そして、悦子の長崎時代の回想が始まる。前夫の父親、緒方さんのこと。一人目の娘、景子がお腹にいている時に出逢った親子の話。
 長崎時代の夫との離婚、アメリカ人の夫との再婚そして渡米、そして、娘景子の自殺。そんな事実があったことが分かるのだが、そのことについては悦子は何も語らない。ただあるのは、長崎時代の回想だけ。悦子の気持ちは読者が推測するしかない。不思議な余韻の残る本です。

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汽車に乗って動物園へ行こう

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

もうここ2ヶ月あまり、お昼寝の時もねんねの時もこの絵本を読んでます。動物たちが汽車に乗って、動物園に行きます。初めのうちは「ぞうさん」「かばさん」と動物を見て喜んでましたが、そのうち数字を覚え始めました。特に教えたわけではないんですが、数字を指さして「じゅう」「よん」とか言うのです。数字として覚えるのでなく、「ぞう」「らいおん」と同じように絵として覚えるんですね(なぜか「いち」「に」「さん」を覚えたのは最後のほうでした)。その後は、へびさんのページでずっと「にょろにょろ」言わされたり、最初のページから動物園につくまである線路を指でたどりながら、「線路は続くよ」の歌をうたったり、ある時は、動物たちの乗っている車両に1匹のっているねずみを探したりとちょっとずつ興味を引くところが変わっていくのを見ていると楽しいです。2ヶ月ほど経った今は「ひとつ、ふたつ、みっつ」とカズを数え始めました。
最後の動物園の頁が息子の一番のお気に入りで、汽車から降り立った動物たちと、動物を見に来ている親子が3頁にわたって描かれているのをみながら、お話をつくります。きっと、この本をみながら無数の物語があちこちの家庭で語られているのでしょうね。この文字のない絵本。ただものではありません。

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紙の本あーんあん

2001/08/28 13:43

あらあらさかなになっちゃった

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「なみだが たまって どんどん ふえて」
 あらあら さかなに なっちゃった」

「かあさんが ばけつとあみ もって
 ぼくを たすけて くれるでしょ」

 光太郎(5ヶ月)が大泣きして泣きやまないとき、「なにが悪いんだろう。どうしたんだろう」とおろおろしていました。でも、この絵本を読んでからは、「あっ、光太郎がさかなになっちゃった。よし、よし、助けてあげよう。」と思えるようになって、随分、気分が楽になりました。
 どうしても泣きやまないときは、光太郎もお母さんもお父さんも「みんな そろって あ〜ん あん」です。

 保育園に行く行かないにかかわらず、泣き虫くんにお薦めの絵本です。

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紙の本春の花

2003/02/19 14:46

小さな春を見つけよう

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

一雨ごとに暖かくなってきました。木蓮のつぼみも日増しに膨ららみ、サクラソウも咲き始め、チューリップの芽もすくすくと伸びてきました。そろそろ道ばたを歩いていると、小さな野の花が咲き出して、楽しい季節です。そんなとき、いつも手元にあるのがこの図鑑です。小さな野の花から、庭の花、そして木の花まで花が咲いていれば何でも調べられるという優れもので、花の特徴をはっきりととらえたクローズアップ写真もおすすめです。この図鑑がでるまでは同じ山と渓谷社の「野に咲く花」を利用していたのですが、最近はこの図鑑ばかりを利用しています(同シリーズの「夏の花」「秋の花」もそろえたので、三分冊になってしまったのですが)。

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紙の本白い巨塔

2002/07/31 14:10

無理やり手に入れた権力が身を滅ぼす

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

息もつかせぬ怒涛の展開。金、駆け引きが飛び交うドロドロの教授選。得意の絶頂にある時におこる誤診事件。そして、誤診事件をもみ消す為の詭弁。権力を手に入れた人間はここまで尊大になることができるのかと驚くばかりです。山崎さんの近作「沈まぬ太陽」のように冗長でなく、超人的な主人公(ただの偏屈のような気もする)や子供じみた意地悪をする悪玉はでてきません。作中人物達は実に生き生きとして自分の欲を満たそうと動き回ります。ドロドロとした話の中にも研究一筋で良心に溢れた人物も配し、あまりに酷い出来事とのバランスが取れていて読みやすいです。

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源氏物語の副読本として一推しです

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 頁をめくるたびに華やかな源氏絵(屏風絵だったり、絵巻の絵だったりします)が目の前に拡がります。源氏物語54章の1章、1章に所縁の場面1〜2頁の源氏絵が載っており、その章における主要登場人物と年齢、主要な出来事が載っています。
 円地文子さんの現代語訳も付録として載っていますが、あくまで抄訳であらすじにすぎません。これを読むと源氏物語の魅力が半減してしまいそうなので、お薦めできません。
 この本は源氏物語の原本、または、現代語訳を読みながら挿絵として見る事をお薦めします。

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紙の本こころの処方箋

2001/11/08 12:39

人の心などわかるはずがない

8人中、8人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 不安になった時、困ったことが起こった時、絶好調な時、心を落ち着かせるための呪文が55個書いてあります。今の私のお気に入りは次の3つです。
・ふたつよいことさてないものよ
・「理解ある親」を持つ子はたまらない
・ものごとは努力によって解決しない
 「人の心などわかるはずがない」とは、河合先生が新しく相談にこられた人に会う前に唱える呪文です。今の自分にあった呪文探しに、この1冊を読んでみるのもいいのではないかと思います。

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子育てはみんな不安です。

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 子育てを始めて4ヶ月の頃です。初めての子供はとにかく、よく泣きました。昼と夜も少しずれていて、お昼まで寝て、夜中まで起きて(泣いて)いました。「ミルクのあげかたが足りないのだろうか、多すぎるのだろうか。」「なにか、育て方が間違っているのだろうか。」と不安な毎日でした。土曜日には子供がぐずっている横で夫が疲れて眠っています。「夫には子供がぐずる声が聞こえないのだろうか」とイライラし、そして、すぐにイライラする自分に自己嫌悪していました。頭に空白ができると自分が両親にどうやって育ててもらったかを思い出します。でも、「あんなことを言うのはやめておこう。あんなことをするのはやめておこう」と嫌だったことしか思い出せず、「子育てが不安なのは、私の親の育て方が悪いんだ。」と思ったりしました。
 そもそもこの本は佐野洋子さんの「あれも嫌い これも好き」(朝日新聞社)で紹介されていて読んでいたのですが、夜中に泣いている子供を抱っこして微笑みながら寝ていく姿をみて、ふと、「子育てはみんな不安です。」というメッセージを思い出してすっと楽になったのを思い出します。

 Q 子育ては何を目標にしてやっていけばいいですか。
 A 「自分の人生を生きられる人間」に育てることです。

 「子育てが(キ)ラクになる!」と本の帯にはありますが、子育てとはなんと、長く大変な作業なんだろう。自分ではなにもできない赤ちゃんが自分で生きられるようになるまで我が子を支えてあげなければならない。不安なときのこころの支えにこのような本を1冊本棚に置いておくのもいいのではないでしょうか。

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紙の本流しのしたの骨

2003/11/01 14:28

暖かい家族、見えない心

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「意地悪しちゃだめだよ」
律が言った。
「どんなへなちょこ野郎でも、しま子ちゃんの好きなひとなんだから」(本文より引用)

私はにっこりする。そよちゃんがそう言うことはわかっていた。私たちには、そもそも反対という発想がないのだ。(本文より引用)

この物語を読んでとても心地よいのは、端から見るとちょっと変わっているかもしれない母親、父親、四人きょうだいがおたがいをそのままの受け入れているからでしょうか。この家族内には憎しみも怒りもない、お互いを心配しあう優しさにあふれているのです。「私ももっと自由にしたかった。もっと、ありのままの自分を受け入れて欲しかった」という過ぎ去った日々を思い出してはなんとなくこの家族をうらやましく思うのです。

でもこの家族は本当にしあわせなんでしょうか。主人公の三女の目を通した家族は仲良く心地よい。でも、受けとめてくれる家族がいるから目立たないけれど長女も次女もつらい思いを背負っている。誰も彼女たちを詮索しない。ただ、ありのままの彼女達を受け入れるだけです。それを見守っている両親もつらい思いをしているに違いありません。

タイトルから私はなにか殺人でも起きるのではないかと思い、長い間この本を気にかけながら読まずにきました。確かに殺人は起こりませんでしたが、願わくは心の中に「流しのしたの骨」なんか隠し持たないで、単純なハッピーエンドであって欲しかった。心温まる家族のなかで暮らしている人は幸せであって欲しいと思うのです。そうはいかないのが人の世なのかもしれませんが。

しょいかごねこ&もぐらもちのおうち

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紙の本もりのえほん 新版

2003/10/11 15:06

動物がいっぱい

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

この絵本はどのページも木々で森があふれかえっています。そして、その葉っぱの中や幹に動物たちがまるでとけ込むかのように隠れています。たとえは最初のページにはカンムリヅルの顔、横倒しになったオオヤマネコの顔、逆さになったサイの顔があります。最初の印象は「なんだこの心霊写真のような絵は!」でした。

最後のページに絵本に隠れている動物の名前が書いてあるのですが、息子にせがまれて毎日のように読んでいるのに、いまだにすべてを見つけることができません。それでも今まで見つけられなかった「人の顔」や「九州地図」が突然みつかったりすると嬉しくなります。

2歳半の息子は「キバタン、ツンドラトナカイ、ヘラジカ、九州地図」と指でさしては喜んで笑います。九州地図がなんたるか分かっているはずがないのですが、言葉の響きがおもしろいのかもしれません。

「もりのなかにはいっぱいの動物たちが隠れています。」(私)
「はっぱがいっぱいでみえません」(子供)
なかなか楽しい絵本でした。

しょいかごねこ&もぐらもちのおうち

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紙の本虫けら様

2003/04/21 14:18

命って何だろう

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

最初の三話「瓢箪虫」「山の幸」「稲虫」を読んで、杉浦 日向子の「百物語」の醸し出す雰囲気とよく似ていると思いました。ちょっと不思議で心の中に何となくほっとした風を送ってくれるのです。

そんな、ちょっと不思議な小話シリーズのほかに、昆虫の生態を参考にした「虫けら様」シリーズがあります。その中の「フユシャクの話」と「セミの冬虫夏草の話」がとても好きです。なんといっても絵がかわいいことと、はかない虫の命の物語を作者が上手にハッピーエンドにしてくれ、ほっとした気分を味わせてくれるからです。

あとがきによると「私はかわいい、ということが第一の基準なので…。かわいいものを描きたい、という思いだけですから(笑)」とありますが、虫が苦手な人は要注意です。擬人化されたかわいい虫もいますが、そのまんまの虫やクモがわんさと出てきます。

とはいえ、作者の虫を擬人化する力はすごいです。特に「稲虫」にでてくる「カメムシ」の顔は、どう見ても人間の顔だけれどカメムシにしか見えないし、同じく「稲虫」の主人公であるまるまるした女の子は実はある生き物なのだけれど、結末を見てしまうと、もうその生き物にしか見えません。

虫愛づる春です。こんな本を読んでみるのもおもしろいと思います。

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紙の本ふんわりくまちゃん

2001/08/27 13:53

おもちゃのような絵本

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 この本は友達が手土産に持ってきてくれた絵本です。1枚が1センチほどのクッションの入った布で出来ており、くまの人形がひもでくっついています。
 車、メリーゴーラウンド、船などの絵が8種類書いてあり(表紙を入れると9種類)、それぞれにポケットがついていて、くまの人形をいれて遊べるようになっています。
 いただいた時は光太郎(当時4ヶ月)はあまり興味がなさそうでしたが、5ヶ月も半ばになったので、久しぶりに渡してみました。
 すると、偉そうに両手で持ち上げて読んでみたり、ページをめくったり、曲げたり、食べたりします。両手両足で絵本と闘っていたりします。もちろん、くまの人形は足から丸かじりです。
 軽くて色使いのきれいな絵本です。ぜひ、小さな赤ちゃんにいる家庭への手土産にどうぞ。我が家ではとても楽しんでいます。

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紙の本崩れ

2002/10/16 11:23

幸田文さん気迫の「崩れ見てある記」

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

新緑の楓林を鑑賞するために安倍峠を訪れた幸田文さんの前に現れたのは、地元観光課のかたの心くばりにより案内された大谷崩れでした。「あの山肌からきた愁いと淋しさは、忘れようとして忘れられず、あの石の河原に細く流れる流水のかなしさは、思い捨てようとして捨てきれず、しかもその日の帰途上ではすでに、山の崩れを川の荒れをいとおしくさえ思い始め」た幸田さんは日本にある「崩れ」を見て歩くことになったのです。時には、人に背負ってもらってまでして「崩れ」を見に行く幸田さん。すでに72歳になっていた幸田さんを動かすやむにやまれぬ思いはなんだったのでしょうか。ただ私にわかるのは幸田さんの目を通してみる「崩れ」によって思い知らされる山々のもつ厳しさ、哀しさ、人々の健気さ、優しさは私たちが生きていくうえで決して忘れてはいけないことだということです。この本を読んでから山歩きをすると今までまるで見えなかった風景が見えるでしょうか。いいえ、きっと今の私には見えない。幸田さんが生きてきた長い年月を私も経たとき、幸田さんのような眼をもつことができるように生きていけることを私は願っています。

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紙の本象を洗う

2002/08/29 12:47

作家のお仕事

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 なんか歯切れが悪くぎくしゃくしたエッセイ集だなぁ。と思いつつ読み続け「寝ても覚めても一本のエッセイのことを考えて苦悩を味わい、(中略)とうとう先月からはこの連載エッセイ一本に仕事を絞ることになった」という文にいたく納得しました。このエッセイ以降、見違えるように読みやすくなったのは驚きです。当たり前のようだけど、専業作家である佐藤正午さんは文を書き続けないと収入を得ることができない。小説家とはなんと地味で根気のいう職業なのだろうと思わせるところが愛嬌のあるところです。処女作「永遠の1/2」が世に出てから5年後の1990年から2001年までのなんのてらいのない佐藤さんの日常が楽しめる一冊です。

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