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Shinjiさんのレビュー一覧

投稿者:Shinji

104 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

紙の本クリスマスのものがたり

2002/05/16 17:46

単純さと奥深さをあわせもつすぐれた「クリスマスのものがたり」

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

スイスの絵本作家フェリックス・ホフマンが、聖書に忠実に書き上げたこの「クリスマスのものがたり」は、数あるクリスマス物語の絵本の中でも、最も優れたものの一つに数えることができるでしょう。
 マリアへの天使のお告げから、羊飼いと三人の博士、エジプトへの逃避行まで、有名な聖書の場面が彼独特の筆づかいで生き生きと描かれています。
 この絵本はホフマンの最後の絵本になったそうですが、子どもに受け入れられる単純さと、大人にも訴える奥深さをあわせもった傑作です。

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紙の本

紙の本迷っているけど着くはずだ

2001/07/07 21:29

肩の力が抜けない人にお勧めの、ひねりの利いたキリスト教入門

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 とても大切なことをひねりを利かせながら伝えるのは難しい。伝えるべき大切なことがら自体が、ひん曲がってしまったり、ひねったことだけが残って、肝心のことがらが伝わっていなかったりということがままある。
 だけど、聖書の中にはひねりの利いた箇所がたくさんある。福音そのものが、神の子が人となってくださったり、罪の増すところに恵みも増したり、パラドクスだから、自分はまっすぐ立っていると思っていると、なかなか理解できない。そんなとき「だれもまっすぐ立ってなんかいないんだよ」と教えてもらうと、神さまの愛のすごさが「ふっ」と分かったりする。
 この本はひねりがとても利いているのだけれど、カーブの上手なピッチャーみたいに、収まるべきところに「すっ」と収まっているところがすごい。特に肩の力がなかなか抜けない人にお勧めです。

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紙の本

紙の本地雷と聖火

2001/07/07 21:02

広い人間性に立った地雷との取組

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 モザンビークで地雷撤去作業を指揮していた著者は、自分のチームが撤去作業をした「安全地帯」で地雷を踏んで右の手足を失いました。リーダーとしての責任感と生きる決意から、彼は目覚めたまま周囲を観察し応急処置についても冷静に判断します。正確な知識を持った者が自分の体験として記した触雷前後の様子は、語るすべを持たない多くの犠牲者に代わって地雷の恐ろしさを雄弁に語っています。
 しかし、この本の真価は、地雷に対する著者の思いが、広い人間性の上に立っているというところにあります。半ば落ちこぼれた少年時代に農業を手伝って自分を取り戻し、教会と家庭で養われた奉仕精神の実践の場として軍隊に志願し、そこで平和とユーモアについて学び、手足を失って横になっていたベットの上でフルマラソンに出場することを決意する、という具合に、日本ではちょっと考えられないユニークな経歴が、彼の幅広い人間性を物語っています。
 「64ヵ国に11000万個、毎年除去しているのは10万個、全部取り除くには1000年」という現実を痛いほど知りながら、彼は悲壮感に浸ることなく、マラソンを通して、その現実を世界中に知らせているのです。

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紙の本

紙の本一億の地雷ひとりの私

2001/07/07 20:59

ボスニアからのおもい問いかけ

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ボスニアにはつい先頃まで街角で動くものを狙う狙撃兵がおり、数え切れないほどの地雷が今も埋まっている。そこで多くの人が命を落とし、不具になった者も数知れない。民族という虚構にこだわった為政者たちの愚かさが生み出した悲劇である。
 けれど、そこに「ひとりの」人としてかかわっている多くの人がいる。国連保護軍の中に、民間団体の中に、全くの個人として。著者もそのような人たちのひとりである。
 日本に生きるこの私は、その人たちの生きざまと彼の地の現実を見つめがら、本書から多くの重たい問いを受けつつ、日々の勤めにいそしむのです。

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紙の本

やさしくすてきな聖書絵本

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 はっきりした輪郭と鮮やかな色づかいの素敵な絵。短い中にも内容を的確に捉えたきびきびした文章。小さな子どもでもてにとって見れる手頃なサイズ。どれも大人の鑑賞にたえる良い作りです。
 旧約聖書の有名なお話を全て含んでいるわけではありませんが、全体にしっかり目が配られていることも好感が持てます。子どもから大人までおすすめの一冊です。

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紙の本

紙の本解放の神学

2002/03/26 23:10

解放の神学を広く世に知らしめた名著

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 グティエレスは解放の神学の中心人物の一人。本書は解放の神学について最も体系的、網羅的にかかれたまさにモダンクラシックスというべき書。現実社会の抑圧や貧困という問題に、聖書がどのような回答をもちうるのかを明かにし、それを実践をもって証したところに解放の神学の意義がある。

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紙の本

文化についての多角的な投げかけ

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本書には監修者による「序 キリスト教世界観と文化」と「現代の科学思想」の他に「信と美の回復をめざして」(町田俊之)、「小さないのちと教会」(辻岡健象)、「若者の心と現代」(杉谷乃百合)、「福祉と行政」(井上貴詞)が収録されています。
 町田と杉谷は、芸術について、若者の心について、それぞれ論じていますが、そこにはキリスト教、特に日本の福音派がホーリスティック(全体論的)な世界観を持たず、生の現場から遊離しているという自覚と反省があります。辻岡と井上は、福音的な背景の中から倫理や介護の実践へと導かれた者として、その問題を日本の福音派の本質的な欠落としてではなく、あるべき姿からの「撤退」あるいは「沈黙」と捉えています。
 稲垣はまた、「国家と個人の間にある多様な社会領域の実在性(リアリティ)を『神の国』として」論じる「公共の哲学」を提唱していますが、実際に行政や社会との深い関わりの中にある井上による介護保険制度をめぐる議論は、この問題についてのよいケーススタディーとなっています。

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紙の本

紙の本どろぼうの神さま

2006/03/24 15:13

おもしろい、けど

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 独特のテンポで、500ページ近い長編を一気に読ませる著者の力量は本物。かといって決して足早な感じはなく、登場人物の描き方も丁寧。個性豊かな子どもたちもそれぞれに素敵だが、子ども心をもった二人の大人、ヴィクトールとイダが特に素晴らしい。
 舞台となるのは水の都ヴェネツィア。他の町は考えられないほどに、これはヴェネツィアの物語。フンケはこの町の季節感や、朝と夕の空気の違いまでも良く知っているに違いない。
 ただ、伝説のメリーゴーラウンドという設定は、リアリスティックな物語の進行の中で非常な違和感があり、メリーゴーラウンドが動いてから、物語の深みと色合いが急にあせた感じがした。
 そして、物語最後の2行はまさに蛇足。著者自らタイトルに泥を塗り、物語を損なっているとしか言いようがない。
 もちろん、この2点を差し引いても十分読むに値する物語である。

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紙の本

紙の本イギリス名詩選

2001/07/23 16:12

イギリスの名詞100篇を英和対訳で収録

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 イギリスの代表的詩人66人の代表作100篇が英和対訳で収録されています。日本語の訳詩では原詩の韻やリズムを反映することはほとんどできません。かといって、原詩を味わうことは英詩をかなり読み込んでいなければ困難です。原詩に対訳を付し注をもつけた本書は、英詩の初学者が原詩を味わうために大変有益です。
 また、英文学に関心のある人にとって無視できない詩人や文学者の作品も収録されていますので、英文学一般の学びのためにも有益です。

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紙の本

手頃で分かりやすい平家物語の名場面

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 名場面を選りすぐった本文は、大きな活字でフリガナもついて読みやすい。レイアウトも気が利いている。解説や背景説明も写真やカットを交えて分かりやすく、読みやすい。
そして、平家琵琶の相伝者である著者の実演CD付き。ただし、女性であり、低い声が出にくいので、時に弱々しく、聞き苦しく感じるところもある。しかし、決していいかげんな演奏でないことは著者の経歴を見れば分かる。
 平家物語がどのように謡い継がれてきたのか、平家琵琶というのがどういうものであるのかを知るためには、値段も手頃で有益な入門書。

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紙の本

日本キリスト教史の有益な資料集

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 『キリスト新聞』は、福音派系の『クリスチャン新聞』、聖霊派系の『リバイバル新聞』とともに、日本のプロテスタント教会における三大新聞の一つです。
 賀川豊彦、武藤富雄らを中心として1946年に創刊されて以来、50年以上に渡って教会の歩みを報道しているわけですから、戦後の日本のキリスト教会の歩みを見ようとする者にとっては大切な資料になります。本書は、『キリスト新聞』の記事から1年に1~3項目を取り上げながら、戦後の日本の教会と社会の歩みをたどれるように編集されています。『キリスト新聞』のポリシーや編者の立場・主張をわきまえて用いるなら、戦後日本を見る上での有益な資料集の一つとなるでしょう。

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紙の本

紙の本聖霊論

2001/07/23 17:20

本格的な聖霊論の主要文献の翻訳

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本書はGeorge S.Hendryの"The Holy Spirit in Christian Theology, Revised and Enlarged ed"(London: S. C. M. Press, 1965)の翻訳である。
 「聖霊とキリスト」「聖霊と神」「聖霊と教会」「聖霊とみ言葉」「聖霊と人間の霊」の5つの問題を「教会が注意を払った…歴史的な順序」で取り扱っている。改訂版(1965)で追加された2つの章では「いのち」「一致」「権威」について論じている。全体を通して著者のエキュメニカルな動機が強く表れている。
 最新の研究ではないが、聖霊論を学ぼうとする者が避けて通ることのできない聖霊論の主要文献の一つである。

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紙の本

紙の本植村正久 その思想史的考察

2002/05/08 18:14

現代的意義を失わない巨人

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 日本の初期プロテスタントの大きな流れは3つあると言われています。クラークに導かれた「札幌バンド」の代表格は内村鑑三、新渡戸稲造らで、彼らは日本の教育界、思想界に大きな足跡を残しました。ジェーンズに導かれた「熊本バンド」の面々は後に同志社に学び新島襄の指導を受けますが、その社会活動には見るべきものがあります。ここに取り上げられている植村正久はバラ、ブラウン、ヘボンなどに導かれた「横浜バンド」の代表です。
 彼は内村、新渡戸、新島などと比べると知名度はあまり高くありませんが、日本のプロテスタント教会の創成期に重要な役割を果たした思想家です。本書第6章「近代科学摂取の道」において、福沢諭吉や加藤弘之など当時第一級の学者・大学人と比較されながらも、その新しさを失わないところなどは信仰に立つ思想家植村の面目躍如と言うところでしょう。
 本書は、教会に根ざしつつ当時の社会に深く広い感化を与えた植村の思想を明らかにしながら、現代の課題にも応えようとする著者の意欲作です。

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紙の本

日本の教会史と重なり合う讃美歌作家の足跡

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 本書は音楽伝道者・三谷種吉の伝記です。彼は同志社に学び、後に松江でバックストンやウィルクスに仕えますが、やがて教会建設のビジョンをもってウィルクスらの日本伝道隊と袂を別っていきます。
 また種吉の生涯には中田重治や菅野鋭(すげの とし)といったホーリネスの教職たちの歩みが交差しています。菅野鋭は種吉の妻の弟に当たりますが、大戦中、ホーリネス弾圧に遭い横浜刑務所で殉教しています。
 「ただ信ぜよ」「神はひとり子を」など、花鳥風月や美辞麗句に依らない単純率直な信仰の歌を作った種吉の歩みは、日本の福音的プロテスタントの初期の歩みと大きく重なり合っています。

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紙の本

紙の本そのままのきみがすき

2002/02/08 11:54

こんな王様に会えるといいね

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 ルケードとマルティネスのコンビによる日本で第2作目の絵本。人に気に入ってもらいたいという気持が誰にもある。そんなとき、自分の持っているもの、自分のできることを一生懸命磨こうとする。でも本当に大事なのは「そのままのきみ」!

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