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Xdriverさんのレビュー一覧

投稿者:Xdriver

31 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

紙の本私大文系のマクロ経済学

2002/05/18 09:21

簡便に

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 マクロ経済と聞いて何を具体的に扱うのかを瞬時に理解できる人は少ないのではないでしょうか。この本では具体的に何を扱うのか、どのように扱うのか、限界は何かということをまず大まかに概念として獲得し、その後具体的に細かくつめていくような形態をとっています。基礎的な所からはじめているため一冊でマクロの達人に、とはいきませんが大学の試験対策として十分な力がつきました。マクロ経済を独習したい人にオススメできます。

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紙の本

権力者のみにあらず

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 社会が権力によって影響を受けるのならば、その権力を見れば社会構造も見えるのではないかというのが筆者の主張です。ただしここで言う権力とは単に政治的権力者や武力的権力者を指すのではなくマスコミであったり言語であったりする社会に対して影響を及ぼす力を持っているものである。このような観点からの社会学の一般教養のテキストとして興味深くまた社会学の理解の助けとなった。

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紙の本

紙の本レポート・論文の書き方上級

2002/09/08 11:10

他者の目にさらされて強くあるために

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

 論文の本質はいったい何かと問われたら私は「大部分のパクリと少々のオリジナルだ」と答えることにしている。最近の風潮として独自色ばかりに目を向ける傾向があるが、先人の知恵を無視して完全にオリジナルの論文を書きあげた人などほとんどいない。

 その例が論文の最後にある参考文献の多さだ。この文は誰々のなんと言うものから引用した、参考にしたということが書き連ねてある(書かないと単なる盗作になってしまう)。
 
 この本はいわゆる論文のためのマニュアル本であり、文献引用に対する実例をこれでもかとばかりに挙げている。マニュアルが単なるスローガンで終わっている本とはこの点で大きく違っている。技術を実際に身に付けるには実践あるのみといった考え方が慶応大学の現実主義的な考えをあらわしているようで面白い。

 社会のIT化によって知的所有権の拡充が叫ばれている現代で、引用の技術の重要性が増していることを考えれば非常に有用な本であろう。しかし、いかんせん上級と銘打ってあるだけあり、初めて論文を書きたいと考える人にはオススメできない。そこから一歩先に進んで、自分の論文を多くの人の目にさらされても穴の無い堅牢なものにしたい人には有効な一冊になるだろう。

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紙の本

紙の本噓をもうひとつだけ

2002/07/18 13:55

すこしふしぎ

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 多様な作風で知られる作者ですが、今回は“嘘”をキーワードにした短編集です。一つの嘘がまた嘘を呼ぶ、そんな繰り返しの果てに犯罪を犯してしまった人々の悲しさが基本となっています。
 読後に残るのは、楽しかったという感想よりもむしろ違和感でした。日常と非日常の境、それはこんな嘘一つでしかないのでしょうか。ならば自分がここにいる日常などほんのわずかなことで吹き飛んでしまうのではないでしょうか? そんな不安感と日常への安心感、複数の感情が同時に吹き出してきました。

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紙の本

紙の本演習ミクロ経済学

2002/07/09 22:12

手を動かせ

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 大体大学生の勉強などは、試験前にあわてて過去問を手に入れ、ノートをコピーに走るのが常でしょうが、それでは何も身に付かないのも事実でしょう。本気で頭に叩き込むならば自分の手で問題を解いていく作業は必要不可欠です。そのための例題がたくさん詰まっており、学部レベルの定期試験ならばそれだけで十分足りるでしょう。特に解答は途中式も含めて丁寧に書いてあります。ただしあくまでも演習書であるので解説はかなり軽め、他に解説書を一冊併用したほうがいいのではないでしょうか。

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紙の本

こういう大人がいないんだよね

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 「食べ物を粗末にするな」。一昔前ならいくらでも聞けただろうこの言葉を聞いたのはいったいいつ以来だろう。出されたものを残すんじゃあないなどと小言を言う人はめったに見なくなった。そんな風潮に反抗しているのか、単なるへそ曲がりかは知らないが、ガツンと古臭いことを言ってくれる大人とはありがたいもんである。
 そのまま談志師匠が食い物について語っているため筋などあってなきが如く(オチは大体ある)、多分に偏見が含まれているが、元来目上の人間の話なんてそんなもの、だからと言って反論なんざしてはいけない、偉いのは向こう、こっちに出来るのは陰口をたたくか笑い飛ばすかぐらいだろう。
 それにしてもまあ話のネタが良くこれだけあるもんだ。落語に出てくる食べ物から自分で食べあさった食べ物の数々まで一冊かけて考えまで一緒に語ってる。食い物がすきなのか、それとも語るのが好きなのか、まあどっちも多分好きなんだろう。
 大量消費による豊かさなどは所詮他人を抑圧したものであり、豊かさの実感が得られない、平たく言やあ、なにやってっもダメかなあなんて考えている人間は頭を引っぱたいて気合でもいれるのが一番、手が届かないところにいる人間は話でも読んで聞かせるのがいいんじゃあないだろうか。

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紙の本

アルファベット

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 伝承折り紙から創作まで幅広い範囲をカバーしている一冊です。特に後半部分にあるアルファベットの折り紙は大文字のAからZまでが統一したデザインで載っており、自分の工夫次第で色々な楽しみ方が出来ました。小文字もあればもっとよかったですが、難易度が上がってしまうのかも知れません。裏表紙のアルファベットの写真は必見です。

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紙の本

紙の本分ける

2002/06/14 10:33

分かる

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 どんな物事でも一度に全部は考えられない。そこで必要になるのが分けて考えることだ。では何を、どうやって、どのように分けるべきなのだろうか? その答えとして、美術、法学、工学、など十人の専門家がそれぞれの視点から「分ける」ことを解説した。
 普段の生活においても分けることは行われている。自身を相対化することが自分への更なる理解の助けとなった。

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紙の本

紙の本火刑法廷

2002/05/30 21:03

イメージ

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 カーといえば密室、密室といえばカーのイメージをミステリファンの間に作りあげた作品。しかし密室のみの魅力でこの作品が成り立っているわけではない。過去の伝奇と現在の妻、この二つの謎を絡めた優れたストーリーがあってこその名声だろう。質の高いミステリを読みたいと考える人に勧める。

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紙の本

紙の本アウトリミット

2002/05/20 10:35

汗・汗・汗

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暑苦しい。表紙だけでなくどのページにも蒸し暑さがある。東京の下町向島、本当に現代日本かと疑いたくなるような木造建築の中を、欲にまみれた暑苦しい連中が走り回る。聞いただけでも汗が出そうだ。
タイトルを見ればわかるように時間に縛られたタイプの小説だが、普通この手の小説は緊迫感がウリだろう。迫りくる時間に否が応でも増す緊迫感、そこに生じる冷たさが読者の興味を惹いていくはずなのに、夏の夕方が迫るこの本で高まるのは暑苦しさ。手書きの挿絵や、絵文字はそれをいっそう増幅させる。
この本を読み終えた今では、日本の(最悪の)夏に耐え切る体力はついたのではないかという気になった。

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紙の本

紙の本探偵ガリレオ

2002/06/08 17:24

作者の解答

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 東野圭吾作品を色々と読み漁ってみて、その引き出しの多さにはただ感心するばかりだ。いわゆる青春ミステリから館もの、果てはこのような理系ミステリに至るまで幅広い作品を送り出している。
 ところでこの理系ミステリというものはかなりの曲者である。いわゆる理系の知識をちりばめるのだが、普通の人間が知らない知識を用いればアンフェアだと糾弾され、誰もが知っているものを使うと平凡だと揶揄される。つまり知識のみを与えるものでは小説として成立しないのだ。
 この五つの短編は知識そのものは一般人の知らないものを使っているが、それをただ出すだけでなくそこから生じる驚きを前面に押し出している。突然燃え出す人間の頭、胸だけ壊死した死体、などミステリファンが聞いただけで喜びが沸いてくる現象の面白さ、それがあってこその理系ミステリではないだろうか。
 学問とは驚きであるらしいが、ミステリも驚きであろう。

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紙の本

指針の具体化

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 「勉強を頑張りましょう」この言葉はよく聞くが、何を、どう頑張るのかは何も語られぬままに、「生徒の自主性」に任されているのが現状のようだ。
 この本はあくまで具体的なノートのとり方や模試の受け方のマニュアルである。こう書くと毛嫌いする人もいるだろうが、数学に一生携わり続ける人などほとんどいない。ならば限りある高校時代いかに数学で楽をするか、そのために何をすればいいのかを知ることは決して無駄にはならないだろう。何をすればいいかに悩む時間を、学ぶことに費やしたい人には一読の価値があるのではないか。

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紙の本

紙の本ブルー・ドレスの女

2002/05/11 20:22

差別社会

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 1948年、アメリカ・ロサンゼルスに住む黒人のイージーは失業していた。そんな折、もぐりの酒場で出会った見知らぬ人物に白人女性の捜索を頼まれる。引き受けたイージーは殺人事件に巻き込まれ—
 ミステリに描かれる謎は解かれることが最終的な存在意義となる。だが簡単に解かれては話が成り立たない。そこで普通は幾重にも謎を解くのを阻む防衛線が張られることになる。
 この作品で防壁となっているのは人種の差だ。イージーはどんな場所にも入れる訳ではない、黒人だからだ。イージーは証拠もないのに犯人扱いされぶん殴られる、黒人だからだ。
 20世紀半ばのアメリカの雰囲気を通俗的に伝えながら、常に付きまとう人種という壁を深刻に考えさせる。316ページ以上の歯ごたえがあった。

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紙の本

紙の本ミステリーのおきて102条

2002/07/31 23:35

こうやって楽しむ

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 国内短編ミステリの第一人者とされる著者が二年間にわたり週一回読売新聞に連載したものを本の形にまとめなおしたもの。推理小説に対してどんな風に作者が考えているかを具体的な形で書いている。

 ミステリが遊びの文学だとはよく言われているが、ならばはじめて遊ぶ初心者にはどうやって遊ぶかの説明をするのが遊びの義務というものだろう。確かに小説の読み方に万人に通じる公式めいたものは無いかもしれないが、自分はこう読んだりこう考えたりしているという読み方を示すことぐらいは出来る。またそれをみて初心者はこう読んでみようと模倣からはじめるのがいいのではないだろうか。どんな物事にも入り口は必要だろう。

 多少なりともミステリを読み込んで来た人ならば、自分ならばこう読むといった感じに他人との考えの差を楽しむのもまたいいだろう。

 初心者から上級者までミステリに興味を持つ人ならば小説家の視点を楽しめるだろう。

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紙の本

紙の本東京マニアック

2002/07/18 13:49

土地の色

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 最近どんな地方に言ってもミニ東京化していて今ひとつ旅の実感がわきません。では肝心の東京とはどんな街なのでしょうか? メディアに良く出る新宿や渋谷しか知らない人間には都会のイメージしかないでしょうが、実際に住んでいる人間には実に様々な顔を見せてくれる都市なのです。そんな東京の色々な顔を十篇の短編で見せています。
 流行のお台場の少し隣りにはどんな事情があるのか? 錦糸町の楽天地って? 螺子って読める? そんな一つ一つの街の持つ面白さと、話の内容がかみ合っていて街の差が良く見えます。東京案内には無い生活している人間からの東京が見えてきました。

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