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- 男劇団 青山表参道Xインタビューシリーズ 『ぼくらの“演りたい”本』
- 第8回 小沼将太の“演りたい”本
オスカープロモーション初の男性エンターテインメント集団『男劇団 青山表参道X』。仮面ライダーで主演した飯島寛騎や西銘駿など、イケメン33人が所属する注目の男劇団のインタビュー連載シリーズ。
7月の舞台『ENDLESS REPEATERS(エンドレスリピーターズ)』に出演するメンバーを中心に、「僕が演じてみたい役」をテーマに、好きな本や漫画を取り上げていただきます。作品のどんなところに惹かれ、どの役柄を演じてみたいか、その理由などをインタビュー!公演への意気込みや見どころも語っていただきます。
第8回 小沼将太の“演りたい”本
おぬま・しょうた
1989年茨城県生まれ。AB型。182cm。『Fine』専属モデル(2012~2014年)、2016年ミュージカル『テニスの王子様』2rdシーズン全国大会 青学vs立海(跡部景吾役)、『黒子のバスケ』青峰大輝役(2016~2019年)、『仮面ライダー斬月-鎧武外伝-』雪叢・ベリアル・グランスタイン役などに出演。
『タッチ』のような、もう味わえない淡い青春を思い出したい
僕が一番演じてみたいのは、漫画『タッチ』のたっちゃん(上杉達也)です。これまで、『黒子のバスケ』や『テニスの王子様』といった、漫画やアニメ原作の2.5次元の作品はいろいろやってきたのですが、野球が舞台の作品はやったことがないんです。僕は小学校から高校までずっと野球をやっていて、ポジションもピッチャーだったんです。ずっと1番を背負っていたのですが、中学2年生の時に身長が全然伸びなくて、「お前小さいからセカンドに回れ」って言われて、僕はピッチャーしかやりたくなかったからやる気がなくなったんです。たっちゃんとリンクする部分もあるし、『タッチ』のようなもう味わえない淡い青春を思い出したい(笑)。
そしてもう一つ大好きなキャラクターで、演じてみたいのが『SLAM DUNK』の三井寿です。三井は練習試合の最中に怪我をしてバスケができなくなるんです。それから不良グループに入り荒んだ生活を送るのですが、どうしてもバスケがしたくて戻ってくる。顧問の安西先生が三井にかけた言葉「あきらめたらそこで試合終了ですよ」という名ゼリフがありますが、この言葉に鼓舞されて頑張る三井にめちゃくちゃ共感します。尖っている部分がありながら、根は優しい。そんな二面性を演じるのは楽しいだろうなと思います。
ほかには、演じてみたいというよりは僕のバイブル的な本なのですが、『成りあがり-矢沢永吉激論集』が好きです。東京に出てきて、何をやっていいかわからなくて落ち込んだ時期に、バイト先の先輩に進められて読んだのですが、矢沢さんの言葉がめちゃくちゃ熱くて、勇気をもらえました。僕の人生を変えた本といっても過言ではありません。もしこの本が実写化されることになったら、矢沢さんの役じゃなくてもいいので、ぜひ関わらせていただきたいです。
反骨心や野心を持って、頑張っていこうと思えた
僕は上京してから服飾の専門学校に通って、最初はアパレル店員として働いていました。それだけでは生活が苦しかったので、夜は居酒屋でバイト。そこで事務所の方にスカウトしていただいたんです。最初はモデルの仕事からスタートしたのですが、僕のプロ意識が低くて、プライベートでサーフィンに行ったら真っ黒になっちゃったんです。事務所にめちゃくちゃ怒られて、広告主に謝罪の日々(笑)。もうやめようかなと思っていたら、運よく『Fine』の仕事が来たんです。『成りあがり-矢沢永吉激論集』を読んで救われたのもこの頃ですね。矢沢さんもマイナスからスタートされた方。自分も矢沢さんのように、反骨心や野心を持って頑張っていかなきゃと思わせてくれました。モデルの仕事も面白かったのですが、その後、役者への憧れも高まり、演技レッスンを始めたらハマったんです。今は役者の仕事が楽しくてしょうがないです。
印象に残る演技をするのが一番だと思う
舞台『ENDLESS REPEATERS(エンドレスリピーターズ)』は3チームで同じ内容を演じるので、比べられることも多いと思います。でも、チームルビーで良かったなと思えるように全力で取り組みたい。「あいつ何やってんだ」って思われるくらい飛び抜けたことがやりたい気持ちもあります。それが正解かどうかはわからないけど、印象に残る演技をするのが一番だと思うんです。今後はコメディにも挑戦していきたいので、今度の舞台では“笑い”も追求したいですね。(本インタビュ-は2019年6月取材時のものです)
次回予告
次回8月23日の更新は塩野瑛久さんです。漫画が大好きだという塩野さんはなんと5つも考えてくださいました! どんなキャラクターを演じてみたいのでしょうか? どうぞご期待ください!
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男劇団 青山表参道Xについて
2017年11月にオスカープロモーションで始動したプロジェクト。これまで個々で活動していた俳優やモデルら総勢33名で構成されるエンターテインメント集団。33人の経歴はさまざまで、「ジュノンボーイ」や特撮経験者、ミュージカル「テニスの王子様」などの2.5次元舞台を中心に活躍する俳優らが所属。
https://oscar-aox.jp/