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みんなのレビュー41件

みんなの評価3.9

評価内訳

41 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

問題の本質に迫る

2017/01/29 16:45

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る

正直、読むのが大変でした。が、読みにくさを乗り越えてでも、読む価値がある本です。精緻な議論に徹し、単純化を避けているため、分かりにくいのだと思います。日本のことはほとんど書かれていません。かえって先入観がない分、議論を素直に受け入れられるような気がします。
人間の集団は平等と自由について簡単に考えを改めることができない。その中でどう問題に向き合ってきたか。今やるべきでないことは何か。を主張していると受けとりました。
完全に理解したという読後感はありませんが、数々の分析内容は自分の行動や日本の社会問題を考える材料になりました。少子化や教育問題に関心がある人にはぜひ読んでほしいです。

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紙の本

事件を皮切りにした幅広い議論

2021/01/29 12:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:病身の孤独な読者 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、シャルリ・エブド事件を皮切りにして、フランスの人種差別問題を扱っている。しかし、本書の議論は人種差別問題に限らず、広く資本主義や歴史にも絡んでいる。単にレイシズムはダメだという主張ではなく、事件の背景から人種差別の原因などを深く追求し、今後のフランスの行く末を考察した興味深い論稿である。

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紙の本

もう一度、冷静にあの事件について考える

2020/03/30 12:54

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る

シャルリ・エブド襲撃事件というのは、2015年1月7日11時30分にフランス・パリ11区の週刊風刺新聞『シャルリー・エブド』の本社にイスラム過激派テロリストが乱入し、編集長、風刺漫画家、コラムニスト、警察官ら合わせて12人を殺害した事件のことで、テロリズムに抗議し、表現の自由を訴えるデモがフランスおよび世界各地で起こり、パリのデモにはイギリスのキャメロン首相やドイツのメルケル首相も参加した。この著書でも訴えられているとおり事件自体は痛ましいことであったことは当然なんだけれど、「標的となるグループの隔離を『固有の文化の尊重』という表現や『寛容』という言葉で包み隠す」という怖い一面、そしてフランス白人の平等主義に隠れた排他主義が表面化した事件として記憶すべきだろう

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紙の本

ヨーロッパの病巣評価か?

2017/01/08 21:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:森のくまさんか? - この投稿者のレビュー一覧を見る

トッドさんは今のヨーロッパ社会の閉鎖的な情勢を批判しているように思いました。
それもかなりの事例データを用いており、人類学的なアプローチで非常に興味深かったです。
 人種差別ということにヨーロッパは非常に敏感だと思っていましたが、実は何か危機
が起こると閉鎖的になるのもヨーロッパかなあ?とも思いました。
 現在世界的に流行っているポピュリズム的なことの理解にも役立つ書と思います。

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紙の本

ワイン、ブランド、グルメ、絵画、シャンソン、貴族等とは、また違ったフランス

2016/11/29 13:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:オカメ八目 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ワイン、ブランド、グルメ、絵画、シャンソン、貴族等とは、また違ったフランス。 それも、色々と苦悩するフランスの断面が、描かれている。
「自由、平等、博愛」と言う理想を維持するのに、いかに大変な苦しみが横たわっているのかを、ある意味で叫んでいる「異端の書」。

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紙の本

希望はあるか?

2016/04/03 15:32

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投稿者:ITオンチのじいさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

144頁、…不平等の拡大へ行き着くゲームの規則を定めたのは諸国家である.ほかでもない代議制の政治システムが、所得格差の拡大を受け入れ、用意したのである.どれ一つとして、出し抜けに起こった事態ではない.
178頁、…漠然とした軽い模倣プロセスに従って再生産される弱い価値の伝達もまた認められなければならない.テリトリーが、家族に劣らず、そのテリトリーで認められている諸価値を伝達する.
◎投票、誰を選択するか.◎取るに足りないローカルな会議、いまこの議決の行き着くところは、それでいいのか?
 『ドイツ帝国が世界を破滅させる』とともに、ISを理解しテロリズムの基本的解決策は何か?を考える上で示唆に富む本.

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紙の本

『シャルリとは誰か?』

2016/03/08 05:12

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:シエル - この投稿者のレビュー一覧を見る

昨年2015年1月の『シャルリ・エブド』襲撃事件を受けてフランス各地で行われた「私はシャルリ」デモは記憶に新しいところだろう、それを受けて10月に刊行されたのが本書である。
それを受けたわけではないだろうが11月には再び大規模なテロ攻撃が起こり、パリは騒乱状態になったことはつい、この間のことのように思う。

本書はこの間に刊行されたものだが前2著『「ドイツ帝国」が世界を破滅させる』、『グローバリズムが世界を滅ぼす』に続くものである。

今やイスラム恐怖症に陥っているフランスを独自に細かく国内分析し、排他的になっている状況を分析する。
著者によればこういう状況に陥ると人間は排他的=右翼的と友愛=左翼の両極端に分かれるのだという。
今、国内では一致団結してテロに立ち向かう様子を見せているがその危うさを指摘している点は興味深い。

イスラムと呼ばれる人々、それはアラブ人と言う表現でもいいと思うが既に相当に以前からフランスのみならず移住が行われている。
それは現在で数世代にも亘るし、中にはフランス・フランス人に同化してしまって内包化された人々もかなりいるようだ。
これは日本の戦前からの移住計画に則って行ったブラジル移民なんかと似ているような気もするが、彼らは既にフランス人として生活し宗教もイスラムに帰依するという訳ではなく、完全にフランス国内のフランス人として生活している。

そんな彼らを含めて、アラブ人=イスラム教徒のように扱うことの危うさと難しさを論じている。
本書での筆者の分析はそれが本来なのだろうが言葉もさることながら様々なデータ・グラフ・図などを用いて著わしていると思う。

前2著と違って、300頁超で2時間で読み終えられるような分量でもない。
唯、彼の予想・予言はかなりの的中率を誇るからこれからのフランスを中心としたEUなどの動きにはやはり、注視せざるを得ないだろうと思う。

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紙の本

読んでみてほしいです

2016/02/14 00:06

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:こばよ - この投稿者のレビュー一覧を見る

言うまでもなく、パリのテロに関連する本なのだが、
このことに関するあまりにも表面的な自分の考え方に気づかされました。
新書の中では、論理をしっかり追っていかなくてはならない部類に入ると思う。

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紙の本

崩れゆくフランス

2016/02/03 21:10

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:キック - この投稿者のレビュー一覧を見る

宗教・学歴等の分布による地域特性やシャルリデモを精緻に分析し、フランス社会の底流を読み解きます。
 ざっくり要約すると、『今までのフランスは「自由・平等・友愛」の下に、多様な社会(世俗主義・キリスト教・イスラム教等)を受け入れ、それぞれが同化し、発展の礎を築いてきた。ところが、中産階級に無宗教が広がり、その精神性の空白をヨーロッパ主義(EU統合の理念)が埋め、さらにその失敗により、今やイスラム教をスケープゴート化したネオ共和主義が広がっている。しかもスケープゴート化したがゆえに、逆に魅力的に映る「イスラム国」が若者を吸収していく構図になっている。シャルリエブド事件によりこの傾向に拍車がかかり、パリ同時多発テロ発生という最悪の事態に繋がったということで、当分、この構図は続くだろう』という絶望的な結びでした。
 正直に言いますと、直訳調の難解な和訳に四苦八苦し、読了するのに想定の倍以上の時間を費やした上に、内容は半分も理解できませんでした。ただ本書は、フランス社会の現状を統計等で冷静に分析しており、シャルリエブド襲撃事件の表層のみを追った他の本と違う深い内容となっています。一読の価値はありますので、読み始めた方は、分からない部分は斜め読みしてでも、結論まで読み進めることをお勧めします。フランスの理念(自由・平等・友愛)が浸食・破壊されつつある現状を知ることができます。

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2016/01/25 06:43

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2017/10/31 13:36

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2016/02/01 21:54

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2016/02/19 03:42

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2016/02/12 17:30

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2016/02/17 00:13

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