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電子書籍

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(文春文庫)

日本の小説honto ランキング第65位

一般書

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

村上春樹

電子書籍

780 ポイント:7pt

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紙書籍

788(7pt) 色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)

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商品説明

多崎つくる、鉄道の駅をつくるのが仕事。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。何の理由...続きを読む

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商品説明

多崎つくる、鉄道の駅をつくるのが仕事。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。
何の理由も告げられずに――。
死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時なにが起きたのか探り始めるのだった。全米第一位にも輝いたベストセラー!

ユーザーレビュー

全体の評価 3.8
3.8
評価内訳 全て(129件)
★★★★★(21件)
★★★★☆(56件)
★★★☆☆(24件)
★★☆☆☆(4件)
★☆☆☆☆(2件)

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さらば、ふるさと

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/04/03 17:57

評価5 投稿者:saihikarunogo - この投稿者のレビュー一覧を見る

『ねじまき鳥クロニクル』を読めばロッシーニの『泥棒かささぎ』を、『1Q84』を読めばヤナーチェクの『シンフォニエッタ』を、さらに、村上春樹の訳したレイモンド=チャンドラーの『リトル・シスター』を読めばレオンカヴァッロの『パリアッチ』を聴きたくなるように、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読むと、リストの『巡礼の年』を聴きたくなった。

で、『巡礼の年 第一年 スイス S160 8 郷愁 ル・マル・デュ・ペイ』を聴いてみると、ほんとうに、小説にぴったりな感じがする。この曲を弾いていた「ゆずき」の、高校時代から30歳になるまでの人生に、思いを致さないではいられない。言っても詮無いことだけれど、彼女が望んだように、獣医の道に進めば、違った人生が開けていたんじゃないか、と思う。みんなが、彼女は音楽のほうが似合っている、白雪姫みたいな美しくて優しい娘だから、と思って反対したのは、まちがっていた。30歳になった時、彼女の生命の輝きは既に失われていたという。彼女は20歳の時にたいへんな悲劇に襲われて、それが多崎つくるにも、死の淵を覗くほどの苦しみを与えることになった。

>「航行している船のデッキから夜の海に、突然一人で放り出された」

>「デッキの明かりがどんどん遠ざかっていくのを眺めている。船上の誰も船客も船員も、僕が海に落ちたことを知らない」

でも、とにかく、つくるは、夜の海を泳ぎ切った。

36歳のつくるがたどりついた、フィンランドの夏の森と湖畔の別荘もまた、この曲に合う。そこに到ってやっと、ほんとうは何が起こったのかを語り合い、抱き合うことができた、つくるとえりにも、この曲は合う。

仲の良かった高校生のグループ、男3人、女2人。彼らは夏休みの課題のボランティア活動で知り合い、卒業までボランティアを続けた。子供たちのためにピアノを贈るという目標を立て、実現できたのは、ゆずきの意思に、みんなが協力したからだ。ゆずきは、けがしている犬や猫を助けずにはおれない性格だった。ピアノを演奏することよりも、子供にピアノを教えることのほうに才能があった。

それでも、えりや、よしおは、自分の進学先や就職先が向いていないとわかってから、方向転換に成功しているではないか? なぜ、ゆずきにはそれができなかったのか? 結局、弱かったから、何をやってもどこかでつまずいて、輝きを失ってしまったのではないか?そうだとしても、私自身、進学先が向いていないとわかってからうまく立ち直れなかった過去があるから、ゆずきのことが、とても身につまされる。

故郷というのは、山だの川だの街だのという空間じゃなくて、誰かと心をへだてなく分け合った時間のことなのかもしれない。つくるが、よしおの現在の職場を訪ねていくくだりは、ちょっとおもしろかった。応接室の家具や壁に掛けられた絵、受付の女性、よしおのいる個室の家具など、細かく描写するのは、チャンドラーそっくりだ。だが、マーロウの物語は、ちゃんと結末が付くが、多崎つくるの物語は、中途半端に終わる。愛する人を手に入れることができるのか、できないのか。

>「彼は心を静め、目を閉じて眠りについた。意識の最後尾の明かりが、遠ざかっていく最終の特急列車のように、徐々にスピードを増しながら小さくなり、夜の奥に吸い込まれて消えた。あとには白樺の木立を抜ける風の音だけが残った」

いくら、つくるが、駅をつくる仕事が好きだからって、ねえ。駅で寝るのが好きなわけじゃないだろうに。それでも、『郷愁 ル・マル・デュ・ペイ』にふさわしい終わり方ではある。

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はじめて

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/03/24 17:10

評価5 投稿者:りんごあめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上春樹の小説は以前から気になってはいたものの、読んだことがありませんでした。
そんな中、本のデザインが気に入ったという単純な理由で購入を決めたのですが、内容もすごく気に入り、あっという間に読みきってしまいました。

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電子書籍 一読後再読

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/02/13 13:21

評価5 投稿者:miracle96dn - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上春樹の小説は高校時代に読んだ、はじめの3部作以来です。紙の書籍だと残りあと何ページぐらいとか、何となく意識しながら読んでいます。場合によっては、残りの分量からその後の展開を予想することさえあります。今回、電子書籍で読んでみました。当初唐突な終り方にとまどいました。その後、本作は推理小説だとのネット上の意見を受け、再読に着手しました。いざ再読をはじめてみると、推理小説的な面への興味よりも、文章の味わい深さに惹かれている自分に気づきました。再読は味読になっています。

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文庫本になるのを待っていました

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/01/31 23:00

評価5 投稿者:うりぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

早く文庫本にならないかと待っていました。
まだ、読んでいる途中ですが、早速村上ワールドに浸かっています。
ずっと浸かっていたいので、寝る前に ちびちびと読んでいます。
つい、先をのぞいてみたくなりますが、あくまで ちびちびと・・・

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…すごい

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/01/12 17:11

評価5 投稿者:しゅーくりーむ - この投稿者のレビュー一覧を見る

一人だけ、色彩をもたない。他の彼らは、色を持っている。
村上春樹さんの作品は、考えさせられます。
また、何度も読みたいと、惹かれていきます。

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電子書籍 引き込まれるように

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/02/17 13:46

評価4 投稿者:パピコ - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上作品の常ながら、いったん読み始めると止まることができずどんどん読み進める楽しさを味わいました。
ただ、読み終わってみると、一人一人との再会がスムーズすぎた、田崎つくるが冷静すぎたような気がします。

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人間のつながりについて改めて考えさせられた!

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/01/17 17:37

評価4 投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この小説のタイトルは少し長く、このタイトルを見ただけではどのような内容なのか全く想像もつかないのですが、読んでいくうちに「そういうことなのか!」と納得させられると同時に、この主人公、多崎つくるを通して人間のつながりというものの大切さを改めて考えさせる作品です。読んでいて、筆者の代表作『ノルウェーの森』に似た印象をもったのは私だけでしょうか?最後、多崎つくるとそのガールフレンドの沙羅が結局どうなるのか、これも読者の想像を刺激しますね。ぜひ、読んでほしい一冊です。

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電子書籍 村上春樹作品独特の読後感

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/01/17 14:48

評価4 投稿者:Shogo - この投稿者のレビュー一覧を見る

読みやすいストーリーにも関わらず、何を言いたいのかはよく分からないという、村上春樹独特の読後感は健在で、インターネットで様々な人のレビューを見てから、あぁ!!と思うことが多かったです。読書をしまくっていたら、一度読んだだけでも分かるようになるのだろうか。

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電子書籍 共感できない部分も多い

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2015/12/28 20:56

評価4 投稿者:Yumi - この投稿者のレビュー一覧を見る

高校時代の問題をずっと引きずって生きている登場人物たち。ほかにもっと方法があったんじゃないかといいたいことが多々あった。あまりにも謎が残されすぎて、読後は心がもやもやする。

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からっぽの器

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/01/24 21:43

評価3 投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の多崎つくるは、実家の名古屋で高校卒業まで暮らし、大学から36歳の現在まで東京で生活している。アカ、アオ、シロ、クロ、そしてつくるの友達五人組は、すべてに調和し完成されたユニットというべき存在だった。つくる以外の4人はそれぞれ苗字に色彩が入っており色とは無縁のつくるは、最初から微妙な疎外感があった。二十歳の頃突然4人から拒絶され、自殺することばかりを考えて暮らすが、あるきっかけで徐々に立ち直る。しかし別人のような容姿に変貌する。つくるは駅を作る仕事が夢でその夢を実現する。シロがいつも弾いていたピアノの曲でリストのル・マル・デュ・ペイがずっと心に残っている。2歳年上の恋人沙羅に、4人から拒絶された原因、理由を確認するように勧められ、16年ぶりに仲間に会うこととなる。つくるのからっぽの器に、ある人が入っては出ていくだけの中身がない人間なのだとクロに言い、違うよと励まされる。
何が人気作家の魅力なのか、やはり今回もわからないまま。人それぞれに面白いとか、感動したとか、好みとかが分かれるのは当たり前で、人気があってもそれが必ずしもすべての人に共通ではない。今度はどうかなと読んではみるけど、変わらずよくわからなかった。

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いまいち

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2016/01/28 22:24

評価2 投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る

初期の村上作品をリアルタイムで読み、感動し、いまも再読している私から見ると、パワーダウンした感は否めない。なぜなのだろうか。

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電子書籍 読了

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2015/12/19 12:08

評価2 投稿者:hiro - この投稿者のレビュー一覧を見る

久しぶりに村上春樹の作品を読みました。相変わらずの独特な世界観。楽しめました。
ただ難しい言い回しも多く難解に感じました。初めて村上春樹に挑戦する方は別の作品にした方がいいかもしれません。

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評価5 投稿元:ブクログ

2016/01/22 01:04

単行本で話題になっていた時は我慢して、文庫化されたので、やっと読了。
ちょっと不思議な出来事に、酒と音楽とセックス。ザ・村上春樹。
高校時代の仲良しグループかと、思い出に耽ろうかと思ったけど、俺は男子校だった。残念。
名古屋のレクサスは星ヶ丘店がモデルの一つだって話だったから、週末にでも行ってみることにします。アオに会いに。
ちなみに、今度もiTunesで、リストの「巡礼の年」をDLして聞きながら読みました。

評価4 投稿元:ブクログ

2015/12/22 21:10

人は多くのものを抱えながら生きています。長く生きれば生きるほど、抱えるものの数が増えていくか、あるいは重量を増すかします。けれど、誰もが抱えるその荷物は、多少の違いこそあれおおよそ似通ったものなんじゃないでしょうか?自分一人だけ、何か特別なものを抱え込んでいるなんていうのは、錯覚なのかもしれません。
人懐っこい犬とそうでない犬がいるように、あまえ上手な猫とそうでない猫がいるように、人も生まれ育った環境や性格などのちょっとした違いがあるだけで、大きな違いなんてないはずです。キリンはキリンとして、ライオンはライオンとして、シロクマはシロクマとして、ラクダはラクダとしての考え方や生き方しかできないのと同じで、人は人としての考え方しかできませんし、生き方しかできないのです。そう考えると、人の苦悩なんて似たり寄ったりなんじゃないでしょうか。だとすると、〝個性〟だとか、〝自分〟なんてものにどんな意味があるのでしょう?かつて〝自分探し〟という言葉が流行しましたが、そんなものがほんとうに見つかるのでしょうか?他人から見た自分の印象なんて、見る人によって随分と異なるでしょうし、そもそも自分というものの存在が、実体を伴うものかどうかすらよくわからないのに。
それでもやっぱり、人は誰もが悩み苦しみながら生きています。人生って、なんだかもやもやとして、割り切れないものなんですよネェ。もちろん、この小説は〝自分探し〟みたいな、そんな単純なものではありません。物語の中には、印象的な話がたくさん散りばめられていて、深読みしようと思えば、いくらでも想像を巡らすことができます。それもこの物語の魅力のひとつです。はじめの設定はなんだかとっつきにくかったのですが、読み進むうちに、どんどん惹き込まれてしまいます。ワーズワースの詩〝草原の輝き〟を思い出したりもしました。
色彩を持たない多崎つくるは象徴であって、実はこの物語に登場するすべての人が、多崎つくるなのではないでしょうか?もちろん、読者である私たちも含めて。人生ってとるに足りないものだけど、それでも生きてみる価値はあるかもしれませんネ。


べそかきアルルカンの詩的日常
http://blog.goo.ne.jp/b-arlequin/
べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
http://booklog.jp/users/besokaki-arlequin2

評価3 投稿元:ブクログ

2016/01/16 09:19

若干ファンタジー色が少なく読みやすかったです。

感覚的には「ノルウェイの森」のイメージ。

きっと深いんでしょうね。

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