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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年(文春文庫)
  • みんなの評価 5つ星のうち 3.8 150件
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2015/12/04
  • 販売開始日:2015/12/04
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春文庫
  • ISBN:978-4-16-790503-3
一般書

電子書籍

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

著者 村上春樹

多崎つくる、鉄道の駅をつくるのが仕事。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。何の理由...

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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 (文春文庫)

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商品説明

多崎つくる、鉄道の駅をつくるのが仕事。名古屋での高校時代、四人の男女の親友と完璧な調和を成す関係を結んでいたが、大学時代のある日突然、四人から絶縁を申し渡された。
何の理由も告げられずに――。
死の淵を一時さ迷い、漂うように生きてきたつくるは、新しい年上の恋人・沙羅に促され、あの時なにが起きたのか探り始めるのだった。全米第一位にも輝いたベストセラー!

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みんなのレビュー150件

みんなの評価3.8

評価内訳

電子書籍

戻ることのできない過去

2016/08/28 05:44

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:プロビデンス - この投稿者のレビュー一覧を見る

十代後半の心の傷。何があったのか、自分の知らないところで自分の悲劇が進行し、何かおかしいと気づいた時には、もう遅すぎる。そしていくつかの謎はやはりわからないまま。失われたものは取り戻せない、それでも生きていかなければいけないという寂しさ。

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紙の本

再読

2016/07/25 07:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:GORI - この投稿者のレビュー一覧を見る

最初に読んだときは、読み応えに物足りなさを感じたが、再読するとやはり村上春樹さんらしい面白さ。
村上さんが描く現実の世界とはまた違う世界。
主人公のつくるが仲の良い友人達4人から拒絶され・・つくるの人生はそこで終わっていたと思っていた。
それでも目の前にある事をこつこつとこなし、16年の歳月が過ぎていた。
恋人の沙羅と出会って、つくるの巡礼の旅が始まる。
名古屋、フィンランドとかつての友人達を訪ね16年前の記憶を辿る。
全く見に覚えのないシロの訴えに、仲間達はつくるを排除する道を選んでしまった。
村上さんの描く世界を読んでいると、つくるの身に覚えがないことも別な世界では実際にあったかもしれないと、思ってしまう。
そんな不思議な世界が楽しめる。
自分の人生は終わったと思っていたつくるも、クロ、アカ、アオもそれぞれ16年の時間を積み重ね確かな足跡を残していた。
歩いてきた時間は確実に積み重なっていた。
そして、これからも巡礼の旅が続く。

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紙の本

さらば、ふるさと

2016/04/03 17:57

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:saihikarunogo - この投稿者のレビュー一覧を見る

『ねじまき鳥クロニクル』を読めばロッシーニの『泥棒かささぎ』を、『1Q84』を読めばヤナーチェクの『シンフォニエッタ』を、さらに、村上春樹の訳したレイモンド=チャンドラーの『リトル・シスター』を読めばレオンカヴァッロの『パリアッチ』を聴きたくなるように、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を読むと、リストの『巡礼の年』を聴きたくなった。

で、『巡礼の年 第一年 スイス S160 8 郷愁 ル・マル・デュ・ペイ』を聴いてみると、ほんとうに、小説にぴったりな感じがする。この曲を弾いていた「ゆずき」の、高校時代から30歳になるまでの人生に、思いを致さないではいられない。言っても詮無いことだけれど、彼女が望んだように、獣医の道に進めば、違った人生が開けていたんじゃないか、と思う。みんなが、彼女は音楽のほうが似合っている、白雪姫みたいな美しくて優しい娘だから、と思って反対したのは、まちがっていた。30歳になった時、彼女の生命の輝きは既に失われていたという。彼女は20歳の時にたいへんな悲劇に襲われて、それが多崎つくるにも、死の淵を覗くほどの苦しみを与えることになった。

>「航行している船のデッキから夜の海に、突然一人で放り出された」

>「デッキの明かりがどんどん遠ざかっていくのを眺めている。船上の誰も船客も船員も、僕が海に落ちたことを知らない」

でも、とにかく、つくるは、夜の海を泳ぎ切った。

36歳のつくるがたどりついた、フィンランドの夏の森と湖畔の別荘もまた、この曲に合う。そこに到ってやっと、ほんとうは何が起こったのかを語り合い、抱き合うことができた、つくるとえりにも、この曲は合う。

仲の良かった高校生のグループ、男3人、女2人。彼らは夏休みの課題のボランティア活動で知り合い、卒業までボランティアを続けた。子供たちのためにピアノを贈るという目標を立て、実現できたのは、ゆずきの意思に、みんなが協力したからだ。ゆずきは、けがしている犬や猫を助けずにはおれない性格だった。ピアノを演奏することよりも、子供にピアノを教えることのほうに才能があった。

それでも、えりや、よしおは、自分の進学先や就職先が向いていないとわかってから、方向転換に成功しているではないか? なぜ、ゆずきにはそれができなかったのか? 結局、弱かったから、何をやってもどこかでつまずいて、輝きを失ってしまったのではないか?そうだとしても、私自身、進学先が向いていないとわかってからうまく立ち直れなかった過去があるから、ゆずきのことが、とても身につまされる。

故郷というのは、山だの川だの街だのという空間じゃなくて、誰かと心をへだてなく分け合った時間のことなのかもしれない。つくるが、よしおの現在の職場を訪ねていくくだりは、ちょっとおもしろかった。応接室の家具や壁に掛けられた絵、受付の女性、よしおのいる個室の家具など、細かく描写するのは、チャンドラーそっくりだ。だが、マーロウの物語は、ちゃんと結末が付くが、多崎つくるの物語は、中途半端に終わる。愛する人を手に入れることができるのか、できないのか。

>「彼は心を静め、目を閉じて眠りについた。意識の最後尾の明かりが、遠ざかっていく最終の特急列車のように、徐々にスピードを増しながら小さくなり、夜の奥に吸い込まれて消えた。あとには白樺の木立を抜ける風の音だけが残った」

いくら、つくるが、駅をつくる仕事が好きだからって、ねえ。駅で寝るのが好きなわけじゃないだろうに。それでも、『郷愁 ル・マル・デュ・ペイ』にふさわしい終わり方ではある。

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紙の本

はじめて

2016/03/24 17:10

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:りんごあめ - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上春樹の小説は以前から気になってはいたものの、読んだことがありませんでした。
そんな中、本のデザインが気に入ったという単純な理由で購入を決めたのですが、内容もすごく気に入り、あっという間に読みきってしまいました。

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電子書籍

一読後再読

2016/02/13 13:21

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:miracle96dn - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上春樹の小説は高校時代に読んだ、はじめの3部作以来です。紙の書籍だと残りあと何ページぐらいとか、何となく意識しながら読んでいます。場合によっては、残りの分量からその後の展開を予想することさえあります。今回、電子書籍で読んでみました。当初唐突な終り方にとまどいました。その後、本作は推理小説だとのネット上の意見を受け、再読に着手しました。いざ再読をはじめてみると、推理小説的な面への興味よりも、文章の味わい深さに惹かれている自分に気づきました。再読は味読になっています。

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紙の本

文庫本になるのを待っていました

2016/01/31 23:00

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:うりぽんぽん - この投稿者のレビュー一覧を見る

早く文庫本にならないかと待っていました。
まだ、読んでいる途中ですが、早速村上ワールドに浸かっています。
ずっと浸かっていたいので、寝る前に ちびちびと読んでいます。
つい、先をのぞいてみたくなりますが、あくまで ちびちびと・・・

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紙の本

…すごい

2016/01/12 17:11

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投稿者:しゅーくりーむ - この投稿者のレビュー一覧を見る

一人だけ、色彩をもたない。他の彼らは、色を持っている。
村上春樹さんの作品は、考えさせられます。
また、何度も読みたいと、惹かれていきます。

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電子書籍

引き込まれるように

2016/02/17 13:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:パピコ - この投稿者のレビュー一覧を見る

村上作品の常ながら、いったん読み始めると止まることができずどんどん読み進める楽しさを味わいました。
ただ、読み終わってみると、一人一人との再会がスムーズすぎた、田崎つくるが冷静すぎたような気がします。

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紙の本

人間のつながりについて改めて考えさせられた!

2016/01/17 17:37

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投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この小説のタイトルは少し長く、このタイトルを見ただけではどのような内容なのか全く想像もつかないのですが、読んでいくうちに「そういうことなのか!」と納得させられると同時に、この主人公、多崎つくるを通して人間のつながりというものの大切さを改めて考えさせる作品です。読んでいて、筆者の代表作『ノルウェーの森』に似た印象をもったのは私だけでしょうか?最後、多崎つくるとそのガールフレンドの沙羅が結局どうなるのか、これも読者の想像を刺激しますね。ぜひ、読んでほしい一冊です。

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電子書籍

村上春樹作品独特の読後感

2016/01/17 14:48

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投稿者:Shogo - この投稿者のレビュー一覧を見る

読みやすいストーリーにも関わらず、何を言いたいのかはよく分からないという、村上春樹独特の読後感は健在で、インターネットで様々な人のレビューを見てから、あぁ!!と思うことが多かったです。読書をしまくっていたら、一度読んだだけでも分かるようになるのだろうか。

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電子書籍

共感できない部分も多い

2015/12/28 20:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Yumi - この投稿者のレビュー一覧を見る

高校時代の問題をずっと引きずって生きている登場人物たち。ほかにもっと方法があったんじゃないかといいたいことが多々あった。あまりにも謎が残されすぎて、読後は心がもやもやする。

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紙の本

からっぽの器

2016/01/24 21:43

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

主人公の多崎つくるは、実家の名古屋で高校卒業まで暮らし、大学から36歳の現在まで東京で生活している。アカ、アオ、シロ、クロ、そしてつくるの友達五人組は、すべてに調和し完成されたユニットというべき存在だった。つくる以外の4人はそれぞれ苗字に色彩が入っており色とは無縁のつくるは、最初から微妙な疎外感があった。二十歳の頃突然4人から拒絶され、自殺することばかりを考えて暮らすが、あるきっかけで徐々に立ち直る。しかし別人のような容姿に変貌する。つくるは駅を作る仕事が夢でその夢を実現する。シロがいつも弾いていたピアノの曲でリストのル・マル・デュ・ペイがずっと心に残っている。2歳年上の恋人沙羅に、4人から拒絶された原因、理由を確認するように勧められ、16年ぶりに仲間に会うこととなる。つくるのからっぽの器に、ある人が入っては出ていくだけの中身がない人間なのだとクロに言い、違うよと励まされる。
何が人気作家の魅力なのか、やはり今回もわからないまま。人それぞれに面白いとか、感動したとか、好みとかが分かれるのは当たり前で、人気があってもそれが必ずしもすべての人に共通ではない。今度はどうかなと読んではみるけど、変わらずよくわからなかった。

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紙の本

ハマりそうでハマらない小説でした

2016/06/18 22:49

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投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る

評価が分かれる小説というか、人を選ぶ雰囲気が溢れだしています。

確かに、色彩に人の個性を重ねて主人公をあえて希薄な個性にするコンセプトは面白いと思いました。

しかし描写と会話があまりにもオシャレすぎて、違和感を覚えました。孤独な人はこんなにオシャレな感情を抱かないのでは…?と終始不思議な感覚で読み進めました。

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紙の本

いまいち

2016/01/28 22:24

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投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る

初期の村上作品をリアルタイムで読み、感動し、いまも再読している私から見ると、パワーダウンした感は否めない。なぜなのだろうか。

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電子書籍

読了

2015/12/19 12:08

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投稿者:hiro - この投稿者のレビュー一覧を見る

久しぶりに村上春樹の作品を読みました。相変わらずの独特な世界観。楽しめました。
ただ難しい言い回しも多く難解に感じました。初めて村上春樹に挑戦する方は別の作品にした方がいいかもしれません。

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