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ペリリュー ─楽園のゲルニカ─(11)
著者 武田一義 , 原案協力:平塚柾緒(太平洋戦争研究会)
田丸らが島を後にして70年――。2017年の冬、漫画の編集者として働く後村は、ペリリュー島を訪れる。そこはかつて祖父がいた場所。後村は祖父である田丸の足跡を辿ることで、生...
ペリリュー ─楽園のゲルニカ─(11)
ペリリュー 11 楽園のゲルニカ (YOUNG ANIMAL COMICS)
商品説明
田丸らが島を後にして70年――。2017年の冬、漫画の編集者として働く後村は、ペリリュー島を訪れる。そこはかつて祖父がいた場所。後村は祖父である田丸の足跡を辿ることで、生き残った兵士がどのようにして、長い「戦後」を生きたかを知る――。語られる、帰国直後の日本の姿、亡くなった戦友の家を訪ねた時のこと、再び島を訪れた際の思いがけない再会、そして戦場で体験した出来事。伝えたかった真実、語るべきでない現実、今も鮮明に残る口にしたくない記憶。――戦争、それは自分たちと変わらない普通の人が体験した、ほんの70年前の出来事。今と≪戦争≫の時代を結ぶ真実の記録、完結。
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気になっていた方、まずは最終巻だけでも
2021/08/04 16:43
4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:も - この投稿者のレビュー一覧を見る
この漫画気になってたけど読んでないという方も多いと思います。ネタバレどころの話じゃないですが、最終巻だけでもものすごい読み応えですので、是非読んでみてほしいです。そして1巻から通して読んでほしいです。半月近く仕事を空けるのはなかなか難易度が高いものの、なんとか機会を作って遺骨収集に参加を出来ないかと思いました。それぐらい、もう80年近く前にペリリューで亡くなった方々のことを身近に感じられる素晴らしい作品でした。
電子書籍
最終回
2021/07/31 21:58
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:はち - この投稿者のレビュー一覧を見る
今までの10巻が良い意味でフリになってるような素晴らしい最終巻でした。
たくさん泣きました。よかったです。
紙の本
大団円
2021/08/16 04:26
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コアラ - この投稿者のレビュー一覧を見る
「やっと終わった」というのが正直な感想だ。正直途中(たとえば9巻とか10巻)読むのが苦しくてやめようかと思ったこともあったが,安らかな終結を迎えることができて安心している。やっと日教組教育の呪縛から解放されて,脚色や現在の価値観からの尊大さを振り払った客観的な歴史を静かに描ける世代が育ってきたことを嬉しく思う。だいぶ人気があるようだ。しかしアニメ化はやり過ぎではないか?少なくとも評者は,あに化されても子どもに見せる気にはなれない。戦後の描写も変な価値観を入れずによいことも悪いこともあったと静かに描いているのは好感がもてる。しかし客観描写であれば,戦後に朝鮮人が行った非道な悪逆行為も描いてほしかった。まだ歴史を正確に描くのは無理なのだろうか。それでもこのような作品が若い世代に受け入れられるのは喜ばしい。
電子書籍
いくさは残酷だ
2021/07/31 15:00
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:宮村みやこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
特にとても勝てないほど風呂敷を広げて全国民を惨めなほど苦しめる結果となった前大戦のようないくさは残酷だね。そして戦争指導者や彼らに祭り上げられた人物は道義的な責任を果たさずいい暮らしを続けて往生した。そうすると当時の国民は惨めすぎるじゃないかと強く感じた。人生の輝いている時期を生き延びるために苦労した田丸君の口からそういう恨み言を述べてもらいたかった。
紙の本
涙なしに読めない
2022/02/22 09:53
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
最終巻は日本の戦後から、孫の目を通して、ペリリュー、そしてあの戦争を見つめるお話。
戦後70年あまり、生き残った人たちは、描かれているように様々な人生を生きたはずだ。涙なしには読めなかった。
通り一遍ではなく、この漫画のように何万通りもの戦争のリアルを、受け継ぎ伝えていかなければと思う。
電子書籍
素晴らしい作品をありがとうございました
2021/12/12 17:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:有理 - この投稿者のレビュー一覧を見る
星が五つではとても足りません。もの凄く濃密な内容です。
全巻通じての、構成の組み立てが素晴らしいです。帰国後の出来事を、このような視点から描写することで、さらに内容が深まったと思います。
表紙絵を見て、涙が出ました。最終巻にふさわしい、これまた素晴らしい絵だと思いました。
紙の本
今だからこそ
2021/11/02 01:40
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:思索好 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ペリリューを舞台とした日米間の戦争が完結。すでに1945年8月15日は過ぎていたのに、現地の戦士たちの間ではなお、戦闘が続いていた。その意味を実証的に描写した1冊。
それまでの巻でも、極限状態の人間がどのような選択をしてゆくのかをリアルに(裏づけをもって)描いている点で、高校生や大学生に読んでみてほしい1冊。教訓めいた戦争読物ではなくて、現代の人間性に通じるものを描写した、問題提起的な1冊です。
最終巻では、物語の終結という点でホッとする一方、ここから人間性をめぐる思索が開始を告げるー―そのように促される。
この先予定されているというアニメも、とても楽しみです。
電子書籍
すばらしい結末でした。
2021/10/03 19:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:qima - この投稿者のレビュー一覧を見る
ギリギリの段階で、当事者の方々にインタビューができたのですね。すばらしいです。そして、語ってくださる方、語ってくださらない方、みなさんの思いが本当に伝わってくる名作でした。
電子書籍
戦争のその後
2021/10/03 08:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:buroran_2nd - この投稿者のレビュー一覧を見る
最終巻となったが、この作品の素晴らしいところは、「昔、悲惨な戦争がありました」でおわらせずに、その後、現在まで続く物語を描ききっったところにあると思う。
昨今、保守と言っているがその実、完全に右の論調が幅をきかせているように思えるが、勇ましいことをいくら叫んでも、いざ本当に戦争になると、こんな悲劇がそこかしこに起こって、それは子供達の世代にまで引き続くのだよという事をこの作品を通うじて多くの人に知って欲しい。
紙の本
出会えてよかった
2021/09/16 22:10
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:玉 - この投稿者のレビュー一覧を見る
知ったばかりのコミックを、とにかく読み終えることができてよかった。
この本をおしえてくれた新聞記事とテレビ番組に感謝。
この本を知らずにいたことが恥ずかしいくらいです。
11冊、読み終えてよかった。出会えてよかった。
真実と創作部分の差みたいなものも知りたいです。
電子書籍
最終巻は現代編
2021/08/13 12:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:aya - この投稿者のレビュー一覧を見る
ペリリュー島から無事に帰還できた兵の後日譚と、平成の若者がそれを取材する形式で描かれた最終巻。ペリリュー島での慰霊と遺骨収集の話題など。平和は尊い。