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読割 50
紙の本
サクラ咲く (光文社文庫)
著者 辻村 深月 (著)
塚原マチは本好きで気弱な中学一年生。ある日、図書館で本をめくっていると一枚の便せんが落ちた。そこには『サクラチル』という文字が。一体誰がこれを?やがて始まった顔の見えない...
サクラ咲く (光文社文庫)
サクラ咲く
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商品説明
塚原マチは本好きで気弱な中学一年生。ある日、図書館で本をめくっていると一枚の便せんが落ちた。そこには『サクラチル』という文字が。一体誰がこれを?やがて始まった顔の見えない相手との便せん越しの交流は、二人の距離を近付けていく。(「サクラ咲く」)輝きに満ちた喜びや、声にならない叫びが織りなす青春のシーンをみずみずしく描き出す。表題作含む三編の傑作集。【「BOOK」データベースの商品解説】
中学1年生の塚原マチが図書室で本をめくっていると、1枚の紙が滑り落ちた。そこには丁寧な文字で「サクラチル」と書かれていて…。中高生が抱える胸の痛みや素直な想いをみずみずしく描く。表題作ほか全3編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
約束の場所、約束の時間 | 5−74 | |
---|---|---|
サクラ咲く | 75−199 | |
世界で一番美しい宝石 | 201−288 |
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紙の本
連作なんだ!
2016/03/28 22:55
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トバッチ - この投稿者のレビュー一覧を見る
なんて優しい、読んだときの第一印象。若い人を愛おしむ気持ちにあふれている。それも3編がすべてつながっている。その度に感動。オヤジでも楽しめる一冊。ジュブナイル小説の域を超えている。「朝が来る」も泣いたが、この本も泣ける。
紙の本
中学生、高校生の時に出逢いたかった本です
2023/05/30 15:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
3編なる青春物語で、どの話も中高生の繊細で、多感な時期の友情や淡い恋心が細やかに描かれていて、瑞々しい。この頃の恋愛、友情って宝物のようにまばゆくて素敵だなぁと心が豊かになる爽やかな読後感を味わいました。
紙の本
こんな友情は素敵。
2020/09/13 19:15
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:どらやき - この投稿者のレビュー一覧を見る
熱い友情物ではないのに、読みながら、ゆっくりと主人公を応援している事に気づかされます。 周りの友人たちも秀逸で、こんな風に援護されたらと感動します。 脆く、切ない年代の少年少女ですが、みんな内に秘める力が強く輝いている気がしました。
紙の本
面白かった!
2019/09/28 12:17
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いんこ同盟 - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初、国語の実音テストで、作中の「世界で1番美しい宝石」があって、読んでみたい!と思い、読み始めた本。すごく面白かった
紙の本
辻村深月の楽しみ方
2018/05/25 21:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たあまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
『サクラ咲く』は、久々に読む辻村深月作品。
ジュブナイルぽいなあと思って読んでたら、ほんとに中学生向けの雑誌に載ってたみたいです。
辻村作品には、一つの作中の人物が別の作品に登場してくるというのがよくあって、この本の3篇の作品にもそれがあります。
読んでて、あ、この人物、あれに出てた彼だ(彼女だ)、という発見があると、作者からごほうびをもらったような気持ちになります。
そして、そのリンクしてる部分を探したり確かめたりしながら、もう一回読んでしまったりするのが、辻村深月の楽しみ方の一つですね。
紙の本
こんな作品を中学生で読めるなんて幸せだ
2018/05/10 15:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『鍵のない夢を見る』で第147回直木賞を受賞(2012年)し、2018年には『かがみの孤城』で待望の本屋大賞を受賞した辻村深月さんが、2009年から2011年にかけて中学生向けに書いた短編2篇と2011年に「小説宝石」に発表した1編を合わせて刊行(2012年)されたのがこの本である。
「小説宝石」に発表された「世界で一番美しい宝石」がその発表誌から少し違和感があるように感じるが、決してそんなことはない。
この作品の主人公は高校生2年生の男子生徒3人だが、そのうちの一人はこの本の最初に収録されている「約束の場所、約束の時間」に登場する主人公の、どう考えても息子のようであるし、学校の図書室にいる女性司書先生もこの本の2つめの作品、表題作でもある「サクラ咲く」に登場する女子中学生が成長した姿で、これらの3つの作品は登場人物もその時代も違うのだが、うまくからみあっている。
だから、この3つの作品はそれぞれ別の作品ではあるが、収録されている順番に読むことをお勧めする。
表題作の「サクラ咲く」は中学生になって引っ込み思案の性格を変えたいと思っていたマチという女の子がやっぱりなかなか変えられずに悩みながらも、新しい友達やほのかに心を寄せる男子生徒とのまじわりを通して、次第に変わっていく物語である。
そこに図書室の本にはさまれた謎のメッセージがからんで、マチがどう変わっていくか読み応え十分である。
おそらくこの作品のマチのように自分と向き合った時に悩む子どもたちも多いだろうが、おそらく辻村深月さんの作品はそんな若い人たちにエールをおくる作品でありつづけるだろう。
紙の本
せつない気持ち
2015/10/21 08:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ME - この投稿者のレビュー一覧を見る
筆者の小説にはこどもが出てくることが多いが、今回の小説は中学生や高校生が主役である。自分が中学生の時同じように考えたことがあっただろうかと考えながら読んだ。きれいすぎる感じもするが読みやすい。
紙の本
サクラ咲く
2015/03/24 20:13
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:さくら - この投稿者のレビュー一覧を見る
はるか昔の中学生の頃の気持ちを思い出しました。できればその頃に読みたかったそんな本です。
紙の本
懐かしい、草の萌る香りがする小説
2014/06/04 11:39
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぱっく - この投稿者のレビュー一覧を見る
読み終えて本から視線をあげると、目に映る日常が輝いてみえる
紙の本
サクラ咲く
2022/01/21 08:11
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:もこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
高校の校門の桜を思い出しました。
読み終わって続いていたんだなあ、と、しみじみ全編を思い返す作業が、とても心地良かったです。
おばさんが読んでも、若い青臭さのない青春小説でした。
紙の本
素敵な話
2019/06/09 22:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ワガヤ - この投稿者のレビュー一覧を見る
それぞれが悩んで、わかり合っていく様が素敵だった。面白かったので、もう少し続きが読みたい感じ。これを中学生の時に読んでたらどう思ったかなー。
紙の本
開花する
2017/10/17 05:46
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
本好きので内気な少女が、少しずつ外の世界と向き合っていく様子が微笑ましかったです。3つの短編に溢れている、優しさが良かったです。
紙の本
「タイムマシンは可能かどうか」
2016/10/31 19:10
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投稿者:neko - この投稿者のレビュー一覧を見る
落ち着いた学園ストーリーで、気楽に読めます。
で、なぜ、タイムマシンかというと、タブン、後悔の裏返しですね。そもそも、時間は過去から未来に一方向に流れるってテイギされている。キホンは「覆水盆に返らず」ですね。相対性理論はこのテイギをハズして、なんでもありの世界に突入していった。3次元空間を2つの軸で規定するようなもんです。なんでもありだから、タイムマシンもできる。そのユメが、後悔してるヒトに、ウけたんでしょう。
タイムマシンをユメみないヒトには、「セカンド チャンス」がタイセツです(医者はノゾく)。そういえば、真ん中のおハナシは「よろこびの歌」のシュジンコウの中学時代みたいです。とすると、「ケイゾクするココロ」もタイセツですね。
紙の本
青春時代に読みたかった。
2016/06/13 15:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:minty - この投稿者のレビュー一覧を見る
私は年相応またはそれ以上の本を読んでいないとカッコ悪いと勝手に決めつけ、いつも挫折して、読書から遠ざかっておりました。
ですが、ヤングアダルトでもなんでも好きな物を好きなだけ読んで読書慣れすればいいではないかと最近ようやく思えるようになり、こちらもそうして購入した作品です。
辻村深月さんの作品は初めて読ませていただきましたが、独特の空気が漂う、ワクワクと勇気を与えてくれる作品でした。
迷子になってしまっていた中学時代に読みたかったな...!
もっと自分を信じ、自分を好きになる勇気をくれていたと思います。
電子書籍
一般に「地味」と言われる子の視点
2018/12/05 08:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:美佳子 - この投稿者のレビュー一覧を見る
『サクラ咲く』(光文社文庫)は、「約束の場所、約束の時間」、「サクラ咲く」、「世界で一番美しい宝石」の3篇が収録された短編集。「約束の場所、約束の時間」と「サクラ咲く」の2編は同じ中学を舞台としており、「約束の~」の主人公が「サクラ咲く」に先輩としてちょこっと登場します。「世界で一番美しい宝石」は高校生のお話。
「約束の場所、約束の時間」
若美谷(わかみや)中学2年の武宮朋彦のクラスに転校してきた菊池悠は、実は療養のために未来から来た男の子で、未来から持ち込んだゲームを朋彦に偶然見られてしまったことから事情を打ち明けて仲良くなるという心温まる友情物語です。
「サクラ咲く」
本好きで引っ込み思案であることを気にしている若美谷中学1年の塚原(つかはら)マチが主人公。ある日図書室の本に挟んであった「サクラチル」と書かれたメモを発見し、別の本にも同じ筆跡のメモを見つけたため、それを書いている人とシリーズ本を介して文通のようなことを始めます。その謎の文通相手は誰なのかという謎解きの要素と、普通の中学生的悩み、友情、淡い恋の要素があります。作者の優しい視線が感じられるストーリー。
「世界で一番美しい宝石」
3人だけの映画同好会で自作映画を撮るために主演女優を探していた一平はある日「図書室の君」に出会い、どうしても彼女を撮りたいと感じ、彼女に出演依頼をしますが、彼女は今は止めてしまったものの演劇部で『嵐が丘』の幼少時と大人のキャスリンの役を両方演じた経験者なので、女優には適役のはずなのですが、彼女は依頼を断り続けます。一平のしつこさに負けて、出した交換条件は、彼女が子供のころに読んだことがあるという、世界一の宝石職人の(絵)本を見つけること。なかなか青春しているお話。
3篇に共通するのは、一般に「地味」と言われる子の視点ですね。「地味」な子が学校で自分の居場所を獲得する物語とでもいいましょうか。どれもほっこりできるお話ですが、大人向けの小説とは言えませんね。