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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/05/26
- 出版社: PHP研究所
- サイズ:19cm/360p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-569-85198-3
紙の本
子宝船 きたきた捕物帖 2
著者 宮部 みゆき (著)
宝船の絵から、弁財天が消えた−。江戸深川で起こる不可解な事件に2人の「きたさん」が立ち向かう、謎解き×怪異×人情の捕物帖シリーズ、第2弾。『文蔵』連載を加筆修正し、書き下...
子宝船 きたきた捕物帖 2
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商品説明
宝船の絵から、弁財天が消えた−。江戸深川で起こる不可解な事件に2人の「きたさん」が立ち向かう、謎解き×怪異×人情の捕物帖シリーズ、第2弾。『文蔵』連載を加筆修正し、書き下ろしを加え書籍化。【「TRC MARC」の商品解説】
江戸で噂の、「持つ者は子宝に恵まれる」という宝船の絵。しかし、赤子を失ったある家の宝船の絵から、なぜか弁財天が消えたという。
時を置かずして、北一もよく知る弁当屋の一家三人が殺される。現場で怪しげな女を目撃した北一は、検視の与力・栗山の命を受け、事件の真相に迫っていく。
本書は、江戸深川の富勘長屋に住み、小物を入れる文庫を売りつつ岡っ引き修業に励む北一が、風呂屋の釜焚きなのに、なぜかめっぽう強い相棒・喜多次の力を借りながら、不可解な事件を解決していく物語。
北一の文庫づくりを手伝っているのは、欅屋敷の「若」や用人の青海新兵衛、そして末三じいさん。岡っ引き見習いとしての北一を応援しているのが、亡き千吉親分のおかみさんや大親分の政五郎、政五郎の元配下で昔の事件のことをくまなく記憶している通称「おでこ」たちだ。
北一応援団とともに謎解き×怪異×人情が愉しめる、著者渾身の大人気シリーズ第二弾!【商品解説】
収録作品一覧
子宝船 | 7−146 | |
---|---|---|
おでこの中身 | 147−225 | |
人魚の毒 | 227−360 |
著者紹介
宮部 みゆき
- 略歴
- 〈宮部みゆき〉1960年東京生まれ。「我らが隣人の犯罪」でオール讀物推理小説新人賞、「理由」で直木賞、「名もなき毒」で吉川英治文学賞を受賞。
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紙の本
深い謎解き人情話
2022/06/07 17:07
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
心の闇は人によっては途轍もなく大きく、時として生来のものかもしれない。幸せは、人それぞれのものだろうけれど。その幸せを羨ましがり、やっかむことは、小雨の一振りで芽を吹く憎しみの種だろう。毒の種が芽吹いたら、小まめに取り除かなくてはいけないのに、気づけずにいるのが、私たちなのかもしれない。この謎解き人情噺には、深い噺が潜んでいる。
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北さんファミリー
2024/03/31 10:03
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やさし - この投稿者のレビュー一覧を見る
だんだんファミリーが大きくなっていく北さん。驚いたり悩んだり、転びながら助けてもらいながらの北さんの右往左往やがんばりが読んでいて気持ちがいい。それにしてもおでこのくだりには叫んでしまった、ぼんくらシリーズ大好きだから、うわー、感慨深いなーと。
紙の本
シリーズの大筋としては、まだまだプロローグ...といってもすでに超面白いけど。
2023/07/27 17:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
北一と喜多次=「きたきた」バディのシリーズ2。といっても、ホントにバディものなのかもまだ分からない。作者の宮部みゆきさんによれば<生涯書き続けたいと願う新シリーズ>とのことだし、この先、物語はどちら方向へどんだけ大きく動いてゆくのかは未知数。
しかし、長いファンの片隅に居るものとしては、他の名作時代小説で活躍したあの人この人たちのその後が描かれて...本作などは、あのおでこの三太郎や、政五郎親分が登場人物として活躍もした。
もちろん、オリジナルの登場人物たちも生き生きとその素性を現し始め、江戸の風俗や暮らしをちりばめた謎解き噺も極上で、やはり読んだ端から、次回作が愉しみすぎる。それに加えて、過去作も紐解きたくなって、何重にも楽しめる立て付けになっている。すごいっ!
紙の本
シリーズ第2弾
2023/03/31 20:59
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:a - この投稿者のレビュー一覧を見る
千吉親分から朱房の文庫を引き継いだ北一が岡っ引きとして少しずつ成長していく過程が面白いのです。もっと続け。
紙の本
集大成になるのかな?
2023/05/29 23:45
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
あのおでこの三太郎が、政五郎親分が登場…!
おでこは妻帯、弓之介は井筒家を継がずに長崎に?
茂七親分は…
「桜ほうさら」のあの人の話も。
「きたきた捕物帖」は宮部さんの時代小説の集大成になるかもしれない。
今回は喜多次やおかみさんの出番がすくない感じ。
桃井の一家の通り魔に遭ったような不幸 ここは理不尽過ぎた。
下手人の歪みかたにはため息しか出ない。
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後編2編はスッキリしない
2022/09/03 07:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
最後、お蓮がどうなったか分からずじまいなので、そこはスッキリできませんでした。
おでこが立派になって出てきたのは嬉しかった!
おでこの語った学者になった友人は、やはり弓の助?同心にはならなかったのか。
後々出てきてくれると嬉しい。
話全体にはパンチに欠けた巻でしたが、懐かしい面々の消息が分かったのが良かったです。
紙の本
最初の話が良かった
2022/07/25 14:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:hid - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルにもなってる、最初の話が良かった。
各方面、色んな角度のオチがついて、とても上手。
北さんにはこれからも期待したくなる。
紙の本
シリーズ2作目
2022/07/07 14:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:higassi - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ2作目。「捕物帖」だけにつらい事件・酷い事件が起きますが、主人公の北一がノンビリと謙虚に構えつつ真摯に真相に向かっていく姿が、江戸の情緒と相まって、読者を穏やかな気持ちにさせてくれます。政五郎・おでこ等々、他のシリーズと緩やかに繋がっているのも、当時の江戸を俯瞰しているような気持ちになれて楽しいですね。
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宮部みゆき 時代小説
2024/01/22 19:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トマト - この投稿者のレビュー一覧を見る
きたきた捕物帖のパート2ですね。
誰も、ヒーローやヒロインのように主人公を張れる人物が出てきません。おかしいほどたよりない北一という少年のような青年が一応物語を進行させていきます。
今回のこの本では、人の恨み(妬み)、それも逆恨み(逆妬み)がどれだけ怖いかを描いています。これは防ぎようがないのでなおのこと恐い。
紙の本
ちょっとワンパターン化してきた?
2023/09/16 09:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:makiko - この投稿者のレビュー一覧を見る
きたきた捕物帖の2巻。北さんが痛い目を見つつも周囲の協力を得て下手人を発見して追い詰めるストーリー。周囲の北さんへの温かい眼差しにほっこりしました。ただ、この著者の時代物がワンパターン化してきたような気がしないでもないです。既視感がありました。
紙の本
ビミョーなカンジ
2023/04/18 13:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みどりの猫 - この投稿者のレビュー一覧を見る
宮部深川ワールドが楽しめる。。。が、どうにも座り心地がよくない。
過去作品が関連するのはともかく、肝心の主人公・北一に好感が持てない。「三島屋」の富次郎と同じ”ツルツル”感がするのだ。そこも含めて、”今後の成長をお楽しみください”なのか?
語り口もストーリー展開もさすがに読ませるが、筋立てとしてはどうだろう。「子宝船」などは、最後に出てくる関係性などは、調べりゃすぐに分かるんじゃなかろうか。関係性が分かれば謎も解ける。通常の捕物帖ならその展開だが、岡っ引きではない主人公ならばのことか。正直、うーんと首を傾げた。
今回、”相方”喜多次は特に際立った活躍をしていない。きっかけを作ったり北一のモヤモヤを聞くだけだ。しかし一番印象に残ったのは「人魚の毒」で喜多次が、毒殺犯人について語った言葉だった。
-最初から化け物だったら、情というものがわからねえ。てめえの快不快しか気にならねえし、てめえ以外のみんなは薪ざっぽうか棒っきれと変わらねえ。
これが、今の日本の一般市民のことのように思えてならない。
紙の本
もっとドラマチックだったらいいのにな。
2022/11/09 20:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nako - この投稿者のレビュー一覧を見る
ヒロインは気立ての良い家事手伝いの娘。ヒーローは高名で裕福な大人の落ち着いたお医者様。ヒロインが出くわす様々な出来事に関わって助け船を出す。やがてお互い両想いに・・・の展開。ちょっと盛り上がりに欠けたお話だったかな。