1. hontoトップ
  2. 電子書籍
  3. honto+
  4. 20~50代の会社員男性でビジネス書を最もよく読むのは部長職以上!

20~50代会社員男性 ビジネス書を最もよく読むのは部長職以上!会社員400名が推薦「短時間で読めて、ためになるおすすめのビジネス書」

ドラッガーにカーネギー、アドラー…ビジネスパーソンなら好き嫌いや頻度は別として、一度はビジネス書に目を通したことがある人は多いのではないでしょうか。
WebニュースやSNSなど、情報収集源の多様化が進む現代にあっても、ビジネス書は仕事や人間関係の諸問題を解決し、成長をサポートしてくれる道しるべであり、羅針盤としてビジネスパーソンの歩みを支えています。
では、実際にビジネス書はどのような理由で、どれくらいの頻度で読まれているのでしょうか。また、どのようなビジネス書がビジネスパーソンのバイブルとして親しまれているのでしょうか。
今回は、20~50代の男性400名(各世代100名ずつ)を対象に、「ビジネス書」に関するアンケート調査を実施しました。

※調査対象の400名について
ビジネス書を半年に1~2冊以上読んでいる会社員(正社員、契約社員、派遣社員)に伺っています。

※アンケートの結果について
数値はすべて小数点第1位以下を四捨五入しているため、グラフの構成比が必ず100になるとは限りません。

アンケート回答者の構成

役職の構成と平均年齢

アンケート回答者の役職は一般社員が45%と最も多く、次いで多かったのが課長クラスで18%です。
平均年齢は、全体で40.2歳。役職ごとに見ると、一般社員(178名)が35.4歳、主任クラス(59名)が38.4歳、係長クラス(43名)が42.0歳、課長クラス(71名)が46.1歳、役員クラスの人を含む部長クラス以上(49名)が49.3歳という結果で、役職とともに平均年齢も高くなっていることがわかります。

※( )内は該当する人数。

Q1.ビジネス書をどれくらい読む?

Q1のアンケート回答図

まず、ビジネス書を読む頻度について尋ねたところ、全体(40.2歳)では「月に1~2冊」と答えた人が46%と最多になりました。「ビジネス書をよく読む」と考える基準を「月に1~2冊以上」とした場合、役職別で全体平均の67%を上回るのは、上から係長クラス(42.0歳)が73%、部長クラス以上(49.3歳)が71%、主任クラス(38.4歳)が68%の順となりました。会社での責任が高まる部長クラス以上は、「週に1~2冊」読む人の割合が31%と全体平均より10pt高い数字を記録しています。
一方、「月に1~2冊以上」読む人の割合が全体平均を5pt下回ったのは、課長クラス(46.1歳)の61%でした。背景としては、管理職のスタートラインに立つポジションの課長クラスは何かと多忙になりやすく、ビジネス書を読む時間が取りづらいという可能性が考えられます。

※各役職の( )内の年齢は平均年齢。

年代別では、「月に1~2冊以上」読む人が最も多かったのは20代(77%)で、30代(69%)、40代(60%)、50代(59%)と続き、「若い世代ほどビジネス書をよく読む」といえる結果になりました。若い世代ほど向上心が強く、スキルアップを図ったり、知識を身に付けたりするために、積極的にビジネス書を読む傾向にあると思われます。

Q2.ビジネス書を読む理由は?(複数回答可)

Q2のアンケート回答図

次に、どのような目的を持ってビジネス書を読むのかを尋ねたところ、全体では「仕事に必要な知識を増やしたい」(69%)、「自分自身のできることを増やしたい」(59%)といった前向きな理由に回答が集まりました。「(本当は読みたくないが)仕方なく読んでいる」というネガティブな回答は1%と少なく、自身のスキルアップを図るべく、積極的にビジネス書を読んでいることがわかります。
役職別に見ていくと、これからステップアップを図る一般社員(35.4歳)は「自分自身のできることを増やしたい」と回答した人の割合が70%と全体よりも10pt高くなっています。係長クラス以上は、「仕事に必要な知識を増やしたい」と回答した人の割合が81%と全体平均よりも高く、仕事の幅と深さを広げてスキルに厚みを持たせるために必要な知識を求めているようです。

また、年代別で見てみると、20~30代の若い世代は「自分自身のできることを増やしたい」という回答が多く、40~50代の人は「仕事に必要な知識を増やしたい」という回答が多い傾向にあります。

上記の結果から、若いうちは個人のスキルアップを目指す一方で、年代や役職が上がるにつれて組織人として必要とされる仕事の知識を得るため、ビジネス書を読むようになると考えられます。

Q3.今まで読んだビジネス書の中で、短時間で読めてためになった本(ジャンル)は?

Q3のアンケート回答図

全体の回答をジャンル別に分けると、最も多くの回答を集めたのは「自己啓発(ビジネス哲学、心構えなど)」(30%)で、次いで「スキルアップ(仕事術、能力開発など)」(21%)となりました。

役職別に見てみると、一般社員(35.4歳)の26%、主任クラス(38.4歳)の41%、課長クラス(46.1歳)の35%が、「自己啓発」のビジネス書を挙げています。一般社員は「スキルアップ」のビジネス書を挙げた人も24%と多く見られます。基本的なスキルを身に付け、社内でも一定の評価をされるようになった主任・課長クラスの人にとって、より高いレベルへと自分を導いてくれる参考書のように自己啓発書を位置付けているのかもしれません。
ほかの役職と比べて回答ジャンルが幅広い部長クラス以上(49.3歳)は、「経営」(18%)や「経済」(22%)の割合が全体平均よりも高く、企業経営を意識した選書となっています。

「短時間で読めて、ためになったビジネス書」は、トップ10のうち7冊が「人間関係」をテーマにした書籍となりました。1位の『7つの習慣』は、1996年に日本で初めて発行されて以来、ロングセラーとなっています。ほかにも、『人を動かす』『金持ち父さん、貧乏父さん』『バカの壁』『チーズはどこへ消えた?』『道は開ける』など、発行から10年以上経っても売れ続けているロングセラーがトップ10に入っています。
トップ3に挙がっているタイトルは、いずれも幅広い役職で読まれており、世代を問わず、ビジネスパーソン必読の書といえるでしょう。4位の『鬼速PDCA』は、「Q2.ビジネス書を読む理由は?」で「自分自身のできることを増やしたい」という回答が多くを占めた一般社員(35.4歳)や主任クラス(38.4歳)、課長クラス(46.1歳)がためになった本として挙げています。

11位以下は同票で『10年後の仕事図鑑』(堀江貴文、落合陽一/SBクリエイティブ)、『10倍速く書ける 超スピード文章術』(上阪徹/ダイヤモンド社)、『夢をかなえるゾウ』(水野敬也/飛鳥新社)、『稲盛和夫の実学―経営と会計』(稲盛和夫/日本経済新聞社)、『非常識な成功法則』(神田昌典/フォレスト出版)と続いています。

トップ10から惜しくも漏れてしまった『10年後の仕事図鑑』は、2018年発行の書籍で、堀江貴文さんと落合陽一さんの共著です。技術の発達やホワイトカラーの終焉による影響を受け、「消える職業」「生まれる職業」など50近くの職業に関する未来を紹介しています。次々と新しい技術が開発され、5年後、10年後も今と同じように働き続けられるかわからない不確実性の高い現代だからこそ、将来に備えようとするビジネスパーソンに選ばれているのでしょう。

Q4.Q3で推薦した本はどれくらいの時間で読めた?

Q4のアンケート回答図
  • 嫌われる勇気 2~3時間以内
  • 7つの習慣 7日以上
  • 人を動かす 4~5時間 or 7日以上

全体の回答では、「2~3時間」が24%と最も多く、次いで「1時間以内」が16%となりました。 「Q3.今まで読んだビジネス書の中で、短時間で読めてためになった本は?」で挙がっている書籍別に見ると、1位の『7つの習慣』は7日以上、2位の『嫌われる勇気』は2~3時間以内、3位の『人を動かす』については4~5時間または7日以上という両極端な回答が多く、特に『嫌われる勇気』を短時間で読めた人が多いようです。
役職別で大きな差は見られませんが、一般社員(35.4歳)は「2~3時間」「4~5時間」という回答が全体平均よりも多く、自身のスキルアップのために読書時間を確保している可能性があります。部長クラス以上(49.3歳)でも「2~3時間」が全体平均より高い結果となっています。役職の高い人は自身の課題や問題点をある程度把握しており、関連する箇所だけを重点的に目を通すといった読書術を身に付けている人が多いと思われます。

ちなみに、世帯年収別に回答を見てみると、世帯年収の高い人ほど短時間で読んでいる傾向にありました。効率的な読書が仕事にも良い影響を及ぼしているのかもしれません。

Q5.Q3で推薦した本はどのような点でためになった?ためになった理由を教えてください。(複数回答可)

Q5のアンケート回答図

「自分の知らない知識が得られた」(54%)、「簡潔に書かれていてためになった」(42%)という回答が全体の中で多くを占めました。
一般社員(35.4歳)は「簡潔に書かれていてためになった」(52%)や「漫画や図解イラストで内容がわかりやすかった」(24%)の回答率が全体平均より高く、理解しやすい本をおすすめする傾向にあるようです。
係長クラス(42.0歳)、部長クラス以上(49.3歳)は「自分の知らない知識が得られた」という回答が全体平均より多く、知識を得るためにビジネス書を読む人が多い層らしい結果となっています。

トップ10にランクインした書籍では、「簡潔にかかれていてためになった」として挙げられた本が最も多く、『7つの習慣』『人を動かす』『鬼速PDCA』にその傾向が見られます。『嫌われる勇気』や『バカの壁』は、「自分の知らない知識が得られた」という回答が最多で、本の特徴をよく表した結果となりました。

Q6.ビジネス書を速く読む、または効率よく読むためのコツは?(複数回答可)

Q6のアンケート回答図

どの役職でも多かったのは、「目次や序文、あとがきで全体構造を把握する」という方法です。全体で52%の人が回答しており、ビジネス書における定番の読み方といえるでしょう。次に多いのが「飛ばし読み、つまみ読みをする」(31%)、「要約サイトや書評で見当をつけてから読む」(26%)の2つで、大まかに内容を把握しながら効率的に読み進める人が多いことがわかります。

部長クラス以上(49.3歳)では「要約サイトや書評で見当をつけてから読む」という回答の割合が全体平均よりも高くなっています。今回の調査の回答者では平均年齢が高いものの、インターネットをうまく使いこなし、効率的に読む工夫をしているようです。
「飛ばし読み、つまみ読みをする」という回答が全体平均よりも多かったのは一般社員(35.4歳)と課長クラス(46.1歳)です。課長クラスは「Q1.ビジネス書をどれくらい読む?」であまりビジネス書を読んでいない役職群として挙がっていましたが、やはり読書に割く時間が十分に取れない層なのかもしれません。

Q7.ビジネス書を読むときに紙媒体と電子書籍を使い分ける?

Q7のアンケート回答図

電子書籍が普及してきているものの、紙媒体のみでビジネス書を読む人が66%と、全体の半数以上を占める結果となりました。紙媒体と電子書籍を使い分けている人も29%となっており、電子書籍のみと答えた人は意外にも6%と少数派でした。

「使い分けている」と回答した人が全体平均より多かったのは、主任クラス(38.4歳)や係長クラス(42.0歳)、部長クラス以上(49.3歳)で、それぞれ35~36%でした。中堅クラスやベテラン層になるほど、読書でも積極的に効率化を取り入れているようです。

Q8.紙媒体のビジネス書を読むのはどんなとき?(複数回答可) Q9.電子書籍のビジネス書を読むのはどんなとき?(複数回答可)

Q8,Q9のアンケート回答図

紙媒体を利用するシーンとしては、全体の回答では「じっくり読みたいとき」(66%)が最も多く、しっかりと読み込みたいときは紙のビジネス書を買う人が多いことがわかります。次いで「本を手元に置いておきたいとき」(37%)、「書き込みをしたいとき」(26%)という結果になっており、メモを残したり後から読み返したりして活用しやすいことが紙媒体の魅力の一つといえるでしょう。
今回「短時間で読めてためになった本」としてランクインしたものにロングセラーが多いのも、「Q8.紙媒体のビジネス書を読むのはどんなとき?」の回答結果につながっている可能性があります。長く愛される本には、「じっくりと読みたい」「仕事のバイブルとして手元に置いておきたい」という、長く愛されるだけの理由があるということです。

電子書籍を利用するシーンとしては、全体の回答では「通勤時間など移動中に読みたいとき」(52%)がトップで、電子書籍ならではのポータブル性や読みやすさを理由に選ぶ人が多いようです。次いで挙がったのは、「すぐに読みたいとき」(48%)で、思い立ったときにすぐ購入できるのも電子書籍の良さといえます。ほかには「自宅の本棚の本を増やしたくないとき」(26%)と、スペースを取らない電子書籍のメリットを挙げる人もいました。

「Q1.ビジネス書をどれくらい読む?」で「月に1~2冊」と答えた人が全体平均よりも多かった主任クラス(38.4歳)と部長クラス以上(49.3歳)を見ると、「通勤時間などの移動中に読みたいとき」の回答率が全体平均よりも高くなりました。この調査結果から、忙しい日々の中、少しでも多くの書物に触れるべく、電子書籍を積極的に活用している姿が浮かび上がります。
一方、一般社員(35.4歳)では「すぐに読みたいとき」「電子書籍特有の機能を使いたいとき」という回答が全体平均より多く、スマートフォン端末などとの親和性の高さを感じさせます。

Q10.業務上、必要な知識を得るうえで重視している情報源は?(複数回答可)

Q10のアンケート回答図

情報源として圧倒的に多くの回答を集めたのは、「本(書籍、雑誌)」(77%)でした。インターネットやWebニュース、SNSが発達したとはいえ、今でも本を頼りにする人は多いことがよくわかります。次に「Webニュース」(58%)、「新聞(経済紙など)」(50%)といずれも高い数字を示しており、必要な情報を得るために複数のソースを活用するのは、ビジネスパーソンにとって当然のことと認識されているようです。
係長クラス以上は全体平均よりも「新聞(経済紙など)」と回答した人が5~11pt多く、紙媒体に対する信頼度の高さがうかがえます。一方、一般社員(35.4歳)は「SNS」を情報源にしている人が21%と全体平均よりも3ptほど高い結果となりました。スマートフォンが世界的に普及している現代にあって、若い世代を中心としたSNSの活用ぶりは、もはや言及するまでもないでしょう。

番外編(おまけ)ビジネス書をよく読む○○トップ3

  • ビジネス書をよく読む都道府県は? 月に1~2冊以上ビジネス書を読む人の割合は、全体平均で66%でした。都道府県別に月に1~2冊以上読む人の割合を見ると、トヨタ自動車のお膝元である愛知県が1位です。
  • ビジネス書をよく読む職種は? 職種別に月に1~2冊以上読む人の割合を見てみると、専門的な知識が求められる人事・総務が1位です。幅広い知識が必要とされる経営企画・事業企画、さまざまな顧客を相手とする営業・接客なども上位に来ています。
  • ビジネス書をよく読む人は結婚している?子どもはいる? 月に1~2冊以上読む人について、結婚の有無、子どもの有無を調べてみると、未婚で子どもがいない人の割合が最も多くなりました。ただ、既婚か未婚か、あるいは子どもの有無は、「ビジネス書を読むかどうか」に特に影響していないようです。
  • 今回の調査で一番ビジネス書を読んでいた「年代・職種・役職」は? 今回の調査では、「20代、企画・調査、係長」が最もビジネス書を読む層という結果になりました。 ※各年代を構成比25%ずつに合うように職種と役職を按分(ウェートバック方式)し、算出しています。

役職ごとにアンケートの回答を追っていったとき、どの設問にもバランスよく答えが分散していたのが係長です。ビジネス書を読む頻度は部長に次いで高く、「自分の知らない知識が得られる」内容を評価するなど、意欲の高さがうかがえました。一方、今回の回答からモチベーションをあまり感じられなかったのは「課長」です。

課長の皆さん、係長はあなたのポジションを虎視眈々と狙っているかもしれませんよ!まずは、通勤中の「スマホでゲーム」を「スマホでビジネス書」にすることから始めてみてはいかがでしょうか。

※番外編(おまけ)には詳細レポートがあります。ご希望の方は「お問い合わせフォーム」へご連絡ください。

まとめインターネットが発達した現代でも
ビジネス書は会社員必須のアイテム

インターネットで手軽に情報を集められるようになった現代でも、情報収集の手段として本は欠かせない存在です。役職や世代によって目的に多少の違いはありますが、ビジネス書をよく読む人に「仕方なく読んでいる」という人はほとんどいません。スキルアップや知識習得を目的として、多忙な毎日の中でも意欲的に読み進めています。
仕事で壁にぶつかったとき、何気なく手に取ったビジネス書が、その後の人生を変えるきっかけになるかもしれません。そんな一冊を探しに、ビジネス書コーナーに足を運んでみませんか?今回のアンケートでランキングに入った本も参考にしてみてください。

調査概要

調査タイトル:
ビジネス書に関するアンケート
調査期間:
2018年7月2日~7月4日
調査方法:
インターネットリサーチ
調査対象:
全国20代~50代のパート・アルバイトを除く、会社員(正社員、契約社員、派遣社員)男性
アンケート協力:
アイブリッジ株式会社

※本調査の結果・グラフをご利用いただく際は、必ず「ハイブリッド型総合書店honto調べ」と記載ください。