『ちびまる子ちゃん』だけじゃない！さくらももこの傑作エッセイ

さくらももこの最初のエッセイ集です。『ちびまる子ちゃん』でおなじみの「友蔵おじいちゃん」が、実はとっても嫌な祖父だった話や、あらゆる手を使って水虫を自己流に治そうとする話などが、ユーモアあふれる語り口で描かれています。同じシリーズの『さるのこしかけ』『たいのおかしら』も、あわせて読みたい傑作エッセイです。

さくらももこがこれまで飼ったペットや、関わってきたいきものを、彼女独特の暖かみのあるタッチで描かれたカラーのイラストとともに紹介しているエッセイ集です。さくらももこが小さな頃から、いかにいきものに興味や愛情をもって接してきたかがわかり、読み終わった後は温かな気持ちになれる一冊です。

結婚して子どもを産んだ、さくらももこの「今」を描いたエッセイ集です。絵日記調になっていて、なおかつ一つの日記が非常に短いので、ちょっとした空き時間でも楽しめます。彼女の息子の突拍子のない発言や日常のささいなできごとが、くすりと笑えるエッセイとして書かれています。

さくらももこが「ちびまる子ちゃん」を経て、大人になるまでの自身と周りの「性」の変化を描いたエッセイです。女性なら誰もが体験する思春期の男子への嫌悪感、体の成長への戸惑いなどを、さくらももこ独特の視点で笑いに変えて描かれています。こちらは同タイトルでコミック化もされているので、そちらもあわせてお楽しみください。

さくらももこの妊娠出産日記といった趣きの本書は、その一大事をいつものようにユーモアたっぷりに綴っています。ただ今回は少し哲学的。“珍奇で神秘的な出来事”のなかで、本人の心の揺れ動きを正直に語り、優しいご主人、お母さん、産婦人科の先生や意外なスターと関わりながら納得していきます。巻末にはビートたけしとの対談も！