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もっと知りたい!止まらない「医療崩壊」の現実がわかる本
産婦人科医の減少、国民皆保険への懸念など、「医療崩壊」は依然として社会問題の一つとなっています。「医療崩壊」と一言でいっても、問題は病院の体制、医師の報酬ややりがい、医療費の増加など多岐にわたり、なかなか理解しづらいものです。そこで、その「医療崩壊」の現状がわかりやすく説明されている本をピックアップしてみました。
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医療現場のなかでも特に医師不足が問題となっている「産科」。都心部で産科医の減少や産科の閉鎖が増加したきっかけとなったできごとから、現在の周産期医療、生殖医療にまつわる問題点までを詳しく説明しています。産科の問題点、産科医や産科が減少することになった経緯がわかりやすくまとめられている一冊です。
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現役医師である著者は、医療崩壊が起こった理由は「医療費の削減」にあると主張します。「なぜ複数の医師が一斉に辞めるのか」「埼玉県はなぜ医師数が最低なのか」など、日本の医療にまつわる問題点や素朴な疑問をQ&A形式でまとめています。国の政策面、医療現場の不満、患者側の不安など、さまざまな側面から「医療崩壊」について捉えた一冊です。
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医師不足や医療事故などによる「医療崩壊」後の医療現場について書かれた本です。日本とアメリカの両国で医師として活躍してきた著者。アメリカの医療の現実、新専門医制度などでめまぐるしく変化する日本の医療現場の状況について言及しています。日米の医療システムの違いや、医療に対する考え方の違いもよくわかります。
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医療崩壊のなかで「国民皆保険の崩壊」に着目した本です。高齢化社会において増大する医療費を、国民皆保険でどこまで負担するかという問題について考察しています。命に値段がつくというシビアな側面を持つ医療費問題ですが、患者側も求める医療の範囲を真剣に考えなければいけない時代になっていることを理解させてくれる一冊です。
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