ブックキュレーターhonto編集員
現実世界からちょっぴり逃避できる大人のためのファンタジー
非現実を楽しめるというのは、読書の大きな醍醐味の一つ。思いがけない設定や展開に驚いたり、振り回されたりするのもおもしろいものです。近未来を舞台にしたSF小説や、子ども向けのおとぎ話とは一味違った、大人の「空想話」を紹介します。現実世界から少しズレたところで繰り広げられる、ちょっと変わった物語をお楽しみください。
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「うろんな」とは胡散臭いという意味。ヴィクトリア朝の屋敷に住む一家のもとにふらりと現れた珍客は皿ごと食事をしたり、本のページを破いたりとやりたい放題なのですが、読み進めるうちに愛しく思えてくる珍妙な生き物たちが登場します。韻を踏んだ英語の原文と、歌人とともに作り上げられた訳者・柴田元幸の短歌も魅力的な大人のための絵本です。
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ブラックユーモアに満ちた10編が収録された短編集。物語はどれもシュールで、なおかつ大人向けの毒が最高に効いています。理科室のホルマリン漬けの子猿や、猿と鮭をくっつけて作られた人魚など、登場人物はちょっぴりグロテスク。ただ不気味なだけでなく、毒のなかには哀愁もあり、読み応えのある一冊になっています。
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