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知れば知るほどおもしろい!わかりやすい入門書からはじめるギリシャ神話
文学に限らず映画・ゲームなど、さまざまなコンテンツ作品がギリシャ神話をモチーフにしています。しかし、なんとなくはわかるものの、本元のギリシャ神話は難しいと思って敬遠している方が多いのではないでしょうか?そこで、はじめてギリシャ神話の世界に触れる人でも、わかりやすくて楽しく読める本を紹介します。
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ギリシア神話
石井 桃子(編・訳) , 富山 妙子(画)
児童文学の作家・翻訳家として有名な石井桃子が書いた、文章自体が読みやすく読み物としてもおもしろいギリシャ神話の本。挿絵も美しく、ヘラクレスやイカロスのエピソードなどがイメージしやすいのも魅力です。ギリシャ神話の入門書としてピッタリの一冊です。
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ギリシャ神話の有名な神々や人物のエピソードを、ほぼ網羅していている一冊。そのため、ギリシャ神話の全体像を見渡せるのが特徴です。本書でもう一つ特筆すべき点。それは、ギリシャ神話のエピソードの最後に、その神話をモチーフに後世の詩人が書いた詩が掲載されていること。理解を深め、知識の幅が広がります
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星と神話 物語で親しむ星の世界
井辻 朱美(監修) , 藤井 旭(写真) , 講談社(編)
ギリシャ神話と星座との関係は深く、古代ギリシャ人は夜空の星にオリオンやアンドロメダなど、さまざまな神話の登場人物に見立てて物語を与えてきました。そんな星座を通して、ギリシャ神話の世界に触れる本書。イラストと星の写真も掲載されているので、神話だけでなく星座の勉強にもなります。
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ホメーロスのイーリアス物語
ホメーロス(原作) , バーバラ・レオニ・ピカード(作) , 高杉 一郎(訳)
トロイ戦争を描いた叙事詩として有名な『イーリアス』。時代背景やギリシャ神々の名前など、予備知識がないと読みづらい内容です。本書はそれらの予備知識を冒頭でわかりやすく解説してくれているので、物語の世界にすっと入っていけます。オリジナル版よりも読みやすいのも魅力です。
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ホメーロスのオデュッセイア物語 上
ホメーロス(原作) , バーバラ・レオニ・ピカード(作) , 高杉 一郎(訳)
『イーリアス』と並ぶホメーロスの二大叙事詩として有名な『オデュッセイア』を、子ども向けにわかりやすく再構成した本です。軍記物語としての側面が強い『イーリアス』に対して『オデュッセイア』は、一目の巨人のキュクロープスや魔女のキルケーが登場したりして、ファンタジー的な要素が強いため、楽しく読めます。
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