ブックキュレーターhonto編集員
夜中に読むのは危険!?読めばおなかが空いてくる本
充実した食事は心を豊かにしてくれますが、忙しいときなどは、ついついおろそかにしてしましがちです。紹介する本は食がメインの物語ではありませんが、主人公たちの生活の中で垣間見られる食事の風景やレシピに、思わずお腹が鳴ってしまいそうな描写が多く取り入れられています。食事を楽しむ元気がないときにもオススメです。
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舞台は江戸、田沼意次の時代。若き日に剣術の達人として名を馳せていた秋山小兵衛は、おはるという若い後妻とともに悠々自適な生活をしています。小兵衛や息子の大治郎、女剣士の三冬らを中心にさまざまな人間模様が描かれる本書。小兵衛自ら作る酒の肴や、井戸で冷やした白玉など、食欲をそそる食べ物の描写は、池波作品ならではです。
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それからはスープのことばかり考えて暮らした
吉田 篤弘(著)
主人公の大里は、路面電車が走る町へ越して来て、近所のサンドイッチ屋「トロワ」と隣町の映画館に、足繁く通う日々を送ります。ひょんなことからトロワの主人の安藤にスカウトされた大里は、サンドイッチに合うスープ作りを模索することに。主人公が試行錯誤したスープの味を想像するだけでも、おなかが空いてしまいます。
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YESしかいえない派遣OLの澤田三智子は、彼氏に振られたばかり。そんな彼女に陰で「アッコさん」と呼ばれている上司の黒川敦子は1週間、自分のランチと三智子の弁当の交換を命じます。アッコ女史のランチは曜日ごとに違うのですが、特に鼻孔を刺激するような月曜日のカレーは、スパイスの香りが届きそうです。
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3年前に両親を亡くした夕士は、親戚の家から出るために寮つきの高校へ進学しますが、寮が火事で焼失してしまいます。代わりに寿荘という安アパートに住むことになった夕士でしたが、そこは幽霊と人間が共存する場所でした。手首しかないオバケのるり子さんの料理はどれも美味しそうで、レシピ本が発売されるほど好評です。
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