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死ぬってどんなこと?子どもと一緒に「生死」について考える本
多くの子どもが、大きくなると「死ぬってどんなこと?」「生きてるってなに?」と疑問を持つようになります。その問いに、あなたはどう答えるでしょうか。それには決まった解答があるわけではありません。ならば、子どもと一緒に考えてみましょう。「死ぬこと・生きること」について、子どもと一緒に考えるための本を紹介します。
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いのちってなんだろう
中村 桂子(著) , 金森 俊朗(著) , 沼野 尚美(著) , 高橋 卓志(著) , 鷲田 清一(著)
子どもたちの問いに答えることは、とても難しいことです。なぜなら、わかったつもりが通用しないから。科学、教育、医学、宗教、哲学など、さまざまな分野で活躍する5人の著者が、「いのちってなんだろう」という子どもたちの疑問に、各者各様に専門的に答えます。さまざまな「いのちのとらえ方」から、生きることについて考えられる一冊です。
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生きるって、カッコワルイこと?
芥川 龍之介(ほか作)
芥川龍之介の『蜜柑』や森鴎外の『高瀬舟』、菊池寛の『形』など、生や死を題材にした名作集です。小学生から読めるように、漢字にはふりがながふってあり参照もついているので、子どもと一緒に読むことができます。人は昔から「生きることは何か」を考えてきたのだとわかります。
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かないくん
谷川 俊太郎(作) , 松本 大洋(絵)
谷川俊太郎・作、松本太陽・絵の「死ぬとどうなるの?」と考える絵本です。おじいちゃんが、自分が小学生だった頃に死んでしまった同級生の「かないくん」を思い出すところから、物語ははじまります。死は終わりではなく新しい世界のはじまりなのだと、子どもと一緒に考えることのできる絵本です。
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いのちのおはなし
日野原 重明(文) , 村上 康成(絵)
本書では子どもからではなく、95歳の大人から10歳の子どもに「いのちって、どこにあると思いますか?」と問いかけます。医師である日野原重明が実際に小学4年生に行った「いのちの授業」を絵本にしたもの。その授業では、黒板の長い線と聴診器が使われました。著者の言葉に、一日一日を大切にしたいと親子で感じることができるでしょう。
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夏の庭 The friends 改版
湯本 香樹実(著)
死について興味津々の小学生3人が、ある老人を観察しはじめる物語。次第に老人と交流していくうちに、少年たちの気持ちが変化していきます。「死って怖いもの?」「人は死ぬとどうなるの?」など、子どもの頃を思い出しながら「死」について一緒に語り合える一冊です。
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