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真夏の暑さが忘れられる!凍えるような雪の世界が舞台になった小説
ジリジリと照らす太陽と熱風があなたに襲い掛かる真夏の暑い日には、凍えるような雪の世界が舞台になった小説を読んで暑さを忘れてみてはいかがでしょう。ここでピックアップしたのは息を飲むハラハラした展開の物語ばかりなので、時間を忘れて小説の世界に没入することができるはずです。幻想的な雪の世界を存分に堪能してください。
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白銀ジャック 新装版
東野 圭吾(著)
ある日スキー場に、「爆弾を埋めた」という脅迫状が届きます。犯人は身代金を要求しますが、目的はそのお金なのか、それとも1年前に起こった事件は関係あるのか・・・。謎が謎を呼ぶ展開と、美しいゲレンデの描写に惹きこまれる痛快サスペンスです。謎解きと雪山という組み合わせで、夏の暑さを吹き飛ばしてくれるでしょう。
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平安時代の末期、まだ東北が蝦夷(えみし)と呼ばれていた頃に藤原氏は奥州に追いやられてしまいます。本書は、その雪国に藤原氏が自分たちの理想の国を作ろうと奮闘する姿を描いた歴史小説です。極寒の地で武士たちは、血で血を洗うような争いを繰り広げます。次々に襲い掛かる恐怖の連続に背筋が凍り、しだいに寒気まで感じていることでしょう。
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白き嶺の男
谷 甲州(著)
たった1人で山登りをしてきた伝説のクライマー・加藤武郎は、ある日山岳会へ入会を決めます。これまで我流を通してきた加藤は周りとぶつかりながらも、登山を通じてお互いを認め合い、ヒマラヤへの挑戦を始めます。感覚を失うほどのヒマラヤの極寒を感じながらも、加藤の山に懸ける想いには胸が熱くなってきます。
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北欧貴族と猛禽妻の雪国狩り暮らし 1
江本 マシメサ(著) , あかねこ(画)
貴族の男と元軍人の女が極寒の雪国で狩猟生活をスタートさせます。2人は1年間という期限つきで「お試し婚」をしたのですが、はたしてその結末は・・・。厳しい雪国で獲物を狩り、解体し、食す。その生々しい狩猟生活の描写が圧倒的な臨場感で描かれていて、まるで自分が雪国で暮らしていると錯覚してしまうような小説です。
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ホワイトアウト
真保 裕一(著)
雪山の巨大ダムが武装グループに占拠されてしまい、ダムの管理をしていた職員・富樫が、彼らに立ち向かう姿を描いたサスペンス小説です。武装グループはダムのふもとの住民を人質とし、50億円を要求。降り続ける雪のなか、富樫は住民を救うことができるのか?緊迫感あふれる展開に、しだいに読み手まで冷や汗が止まらなくなっているはずです。
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