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ツーリングの相棒にしたい!バイクに乗るときに読みたくなる小説
正面から吹き付ける風を切り、二輪のタイヤでどこまでも進んでゆく。そこには、バイクに乗った人だけしか知り得ない感動があります。しかし、だからこそ知った者同士では共有したいものです。バイクにまたがり、訪れた先で読みたい秘密の体験。あてのない一人旅を彩ってくれる相棒になってくれる本です。
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時々、風と話す
原田 宗典(文) , 沢田 としき(絵)
若い男女とバイクをテーマにした短編集です。書かれた時代が反映されており、少しノスタルジックな味わいがあります。無骨な男と奔放でクールな女が織り成す恋愛模様は、甘さ控えめ、鉄分多め。手軽に読める長さも魅力的で、サービスエリアごとに一篇ずつ読むなど、ロングツーリングにも最適の相棒です。
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千マイルブルース
山田 深夜(著)
20年の会社勤めを辞め、バイクにまたがり故郷に向かうなかで人生を見つめ直す男の物語です。ワイルドでアウトロー、けれど孤独でちょっと不器用、そんな男の生きざま、旅路が果てしないボリュームで描かれています。読めばライダーの血が疼き、乗りたい気持ちがフルスロットルで加速する珠玉の短編集です。
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風のむこう、きみへ続く道
飯田 雪子(著)
バイクが中心の物語だからといって、必ずしも男くささと鉄の風味が漂うわけではありません。彼との結婚を間近に控える女性は、しかし何かが足りない気持ちに駆られて、バイクにまたがります。未だ知らない彼に出会うため、彼に縁のある場所へ。走るごとに思いが募る、ハートフルなストーリーです。
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虹色にランドスケープ
熊谷 達也(著)
虹になぞらえて描かれるバイクをテーマとした七色の短編集です。決して逃避的ではなく、むしろライダーの人生を見つめるような重厚さが魅力的です。走るということは、ただよいことばかりじゃない。それを明確に書き出したうえで、それでもやっぱり走りたいという思い、バイクへの強い愛に心が打たれます。
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