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日本も他人事ではない!?「移民問題」の実情とリスクを学べる本
これまでの日本では、移民問題はあまり身近ではありませんでした。しかしながら、減少し続ける国内人口と、国際的な難民の増加から、他人事とはいえないフェイズに突入しています。移民問題が日本で現実となる前に、どのようなリスクを内包しているのかを知っておくべきではないでしょうか。
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揺れる移民大国フランス 難民政策と欧州の未来
増田 ユリヤ(著)
人権大国として知られるフランス。しかし、積極的な移民受け入れの影で、襲撃事件や同時多発テロに見舞われました。移民問題が加速すればどうなるのか、実際にフランスで生活する移民を通して想定された、移民問題の現実的なリスクについて垣間見ることができる本です。
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なぜ今、移民問題か
中川 正春(ほか著)
労働力の確保を理由として、日本で生活する約200万人の外国人。しかし、ヘイトスピーチや外国人住宅での軋轢など、地域単位では移民問題がすでに発生しています。国内における移民問題、政府の対応力の欠如などを鋭く突いている本書。今後の国内での移民問題の未来まで予測され、移民問題がはらむリスクを知ることができます。
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日本において移民が問題化するとすれば、外国人労働者の受け入れが現実的に大きなリスクを抱えます。私たちが直面する可能性のもっとも高い問題に絞って焦点を当てているため、今後の実践的な知識が養われる本書。政治的な目線で、受け入れの方策から、個人としての付き合い方に至るまでが解説されています。
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外国人参政権問題の国際比較
河原 祐馬(編) , 植村 和秀(編)
外国人への参政権について諸外国が抱えてきた問題、そして日本に現存する問題を解説しています。そのうえで、もしも移民が増えればどうなっていくのか、というリスクを展望することができます。移民問題が常に内包する「伝統文化の衰退」に対して、日本でも同じように直面する可能性がある、という危機感を抱かせられます。
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難民が急増し、テロの災禍に直面する欧州。「イスラム化」と題された表題には、西欧の若者がイスラム過激派に迎合することを代表とした、欧州全体に巣食う移民問題が内在しています。日本にもいつか起こるかもしれない危機的状況。移民問題がどれだけ深刻なリスクを携えているかを知ることができます。
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