ブックキュレーターhonto編集員
落ちこんだときにこそ読みたい!とことん絶望し破滅する小説
憂鬱な気分を吹き飛ばすために、スカッと気分転換したいなと思うこともあるでしょう。でも、落ちこんだときは、とことん落ちこんでみるのもありです。そんなときにぴったりの、予定調和なハッピーエンドとは無縁な物語。登場人物の絶望感にひたり、どんどん落ちこんでいきます。そして破滅のエンディング。その破壊力を感じてみませんか?
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銃
中村 文則(著)
主人公は、ふとしたことで拳銃を手に入れます。拳銃を持ち歩くうち、その「銃」にとりつかれて、現実感を失っていきます。ある日、野良猫を撃ち殺したことで警察に疑われ、拳銃を捨てることにするのですが・・・。終始、淡々と描写される憂鬱感、殺伐とした主人公の心的風景が不思議と心を落つかせます。
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空白の叫び 上
貫井 徳郎(著)
3人の主人公は中学生ですが、それぞれの成り行きで殺人を犯します。少年院で接点をもつ3人。しかし、待っていたのは人殺しとしての過酷な扱いでした。少年院を出ても、待ち受けていたのは、さらなる地獄。社会から締め出された3人は銀行強盗をたくらむのですが・・・。救いがない話です。でもそのリアリティが強烈に胸を打ちます。
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