ブックキュレーターhonto編集員
現代の世界情勢の理解につながる。知っておくべき世界史を学べる本
情報ネットワークや交通がグローバルに発展している現在、海外で起こる政治紛争や戦争、テロにのような事件は対岸の火事ではなく、私たちの生活にさまざまな影響を及ぼします。そうした事象がニュースで流れたとき、その背景を十分に理解するには世界史の知識が不可欠です。知っておくべき「世界の歴史」を学びたい、学び直したい方にオススメの本を選びました。
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池上彰と佐藤勝。2人の碩学が対談形式で、現代起こっている政治・社会的問題の原因を、過去の歴史のなかに探っていきます。中東問題から日本の教育問題まで、テーマの範囲は幅広いですが、重要性の高いものに絞り込まれています。現代の世界情勢を読み解く即戦力になる本です。
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高校の世界史の教科書を、一般の読者に向けて手直しした本です。簡潔な描写で、世界史の全体像を網羅的に把握することができます。また、特定の事例を掘り下げるコラムも充実。世界通史のポイントを概観できるのはもちろん、用語からの検索もできるので、ニュースを読み解くときの辞典としても最適です。
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世界史 上
ウィリアム・H.マクニール(著) , 増田 義郎(訳) , 佐々木 昭夫(訳)
刊行以来40年以上読み続けられている世界通史。好戦的な蛮族が既存の文明社会を侵略し、文明社会と蛮族の文化が融合していくというサイクルをテーマに書かれています。細かい人名や地名に重きを置かず、歴史の流れを重視しているため、物語のように読めます。現代世界のさまざまな文化の成り立ちを知るのに適した本です。
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中央アジアの遊牧民の動きを主軸にして、世界史を見直す一冊。地中海沿岸を中心とした西洋史と、中国を中心とした東洋史が、13世紀にモンゴル帝国の活動でつながり、世界史が誕生したという歴史の見方を提示します。中央アジアの歴史記述が詳細で、現在も混沌としてつかみづらい中央アジア情勢の理解を深めることができます。
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