ブックキュレーターhonto編集員
だまされたいならこれを読め!大どんでん返しが隠されたミステリー小説
「どんでん返し」の語源は、歌舞伎における短時間で場面をガラッと変える手法「強盗返(がんどうがえし)」から来ていることをご存知ですか?油断して読んでいるとガラッと世界が変わって、思わず「だまされた!」と叫ばすにはいられない。そんなどんでん返しが隠されたミステリー小説を紹介します。
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どんでん返しといえばこの小説。ミステリー作家・綾辻行人の代表作です。十角形の館が建つ島を訪れた7人の大学生。やがて起こる連続殺人によって、1人、また1人と姿を消していく学生たち。犯人はいったい誰なのか?ある一行を読んだとき、あなたの読んでいる小説の世界がガラリと姿を変えます。
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映画化もされた、乾くるみの名作。合コンの席で出会った僕と彼女。奥手で真面目な2人のほろ苦い恋を描いた青春小説・・・ではないんです!最終ページを読んだとき、あなたはきっと最初から読み返すことになるでしょう。「やられたなぁ」とつぶやかずにはいられない、一冊で二度おいしいミステリー小説の金字塔です。
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灰色の虹
貫井 徳郎(著)
冤罪によって、家族も、恋人も、穏やかな日常生活もすべて奪われた江木雅史。出所後、江木は復讐のための殺人を開始した・・・。「冤罪」「復讐」という重いテーマを扱ったストーリーのなかに、どんでん返しが隠されています。「犯人・江木」の本当の姿が浮かび上がったとき、あなたはきっと驚き、涙するはずです。
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テレビゲーム「かまいたちの夜」のシナリオを手がけた、我孫子武丸の傑作ミステリー。東京の繁華街に突如出現した殺人鬼。猟奇的殺人を重ねる彼の名前は「蒲生稔」。身の毛もよだつ殺戮描写のなかに隠された、あっと驚くどんでん返し。見破るつもりで読んでも必ずだまされるので、普通に読むことをオススメします。
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