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かつて「東洋のパリ」と呼ばれていた!?大正・昭和の文豪が見た戦前の上海
第二次世界大戦前の上海は各国の租界(外国人居留地)があり「東洋のパリ」とも呼ばれ、文化、流行の先端の地となっていました。同時に、列強各国の思惑の交錯する都市でもありました。当時その地を旅した日本の文豪たちの紀行文、当地を舞台にした小説を読み比べてみて、20世紀前半の美しき都市・上海に思いを巡らせてみましょう。
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上海游記・江南游記
芥川 竜之介(著)
1921年。当時、大阪毎日新聞社の特派員だった芥川龍之介は、4ヵ月にわたって上海やその他の中国都市を訪れていました。本書では文豪・芥川龍之介の視点を通して、当時の上海の様子を垣間見ることができます。また、芥川の政治的関心の目で上海を見ながらも、もちろん読みものとしても存分に楽しめる一冊です。
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谷崎潤一郎上海交遊記
谷崎 潤一郎(著) , 千葉 俊二(編)
1918年と1926年に谷崎潤一郎が訪れた、上海とその他の中国都市での旅行記や交遊録を収めた本です。当時の上海を誰よりもロマンチックに描写していた谷崎。1度目の訪問で大の上海好きになった彼が2度目にかの地を訪れたとき、どう見たのか。当時の上海の変化を読み取ることができる、貴重な上海旅行記です。
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