恋愛マンガよりおもしろい!?アラサー女子に贈る、今こそ読みたい純文学

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30代前後、世のなかの恋愛に汚れた部分が見えて嫌気がさす女性もいるのでは？せめて小説のなかでだけは純愛を貫きたい、という人にオススメです。まるで美しい一枚の絵のような情景描写と、サラリと書いているようで奥深い心理描写は、読後も静かに私たちの心を揺さぶり続けます。生と死のはざまで、きらりと光る男女の純愛に浸れる本です。

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ただの純愛よりも一癖ある恋愛小説を読みたい、という目の肥えたアラサー女子には、谷崎潤一郎がピッタリです。教科書にも名前が載っている小説家なので、真面目なストーリーを想像していませんか？そんな人は驚くはず。「ツンデレ文学の原点」「究極のSM文学」ともいわれる本書は、アラサー女子のための耽美小説なのです。

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悲劇的な恋愛、三角関係などにも免疫が薄れてくる頃。誰もがタイトルは聞いたことがあるだろう『こころ』を読んではどうでしょうか？実は本書に描かれているのは、悲劇の三角関係。「人を愛することは、誰かを傷つけることなんだろうか？」という苦悩に、文豪は果たしてどんな結末を用意したのか？今こそ刺さる一冊です。

日本で最も古くから読まれている、女流作家が描いたラブストーリー『源氏物語』を、こちらも女流作家・瀬戸内寂聴が現代語訳したものが本書です。不倫、年上女性との逢瀬、年下女性の育成、などなど。源氏の女性模様は、大人になった今だからわかるのでは？男性という仕様もない生き物と、取り巻く女性をあらためて見つめてみませんか？

最後は少し変わった視点で一冊。特異な性質を持つ主人公や難解なストーリーを描くことが多い三島由紀夫が、ちょうどアラサーだった当時に書いたのが本書です。若い2人の清く美しい想いが何とも微笑ましい青春恋愛小説。アラサーの三島が書いた本を、当時を想像しながらアラサーの今こそ味わい尽くすのはいかがでしょうか？