ブックキュレーターhonto編集員
今から準備をしておきましょう。「終活」を考え始めた方の参考になる本
就活・婚活・妊活・保活など、さまざまな「○活」のなかで唯一「死」と向き合う活動の「終活」。あなたはどのような最期を迎えたいですか?「死」について考えることは、「生」を考えることでもあります。自分らしく生きるため、そして、遺していく者に迷惑をかけないために今からできること。人生の終焉に向けて、役に立つ本を選びました。
- 9
- お気に入り
- 857
- 閲覧数
-
親子でつくるエンディングノート
レガシィ(著)
「終活って何をするの?」という方は、まず「エンディングノート」を書くことから始めてみてはいかがでしょう。書き込み式になっている本書は、親子で書くことが想定されてつくられています。死後の煩雑な手続きを担う遺族に対して、ペットやパソコン、携帯電話などの自分の情報を伝える手段にもなる便利な一冊です。
-
遺言や相続、遺族間のトラブルなど、生々しい実際にあったエピソードが紹介されています。保険の受取人が前妻だったなど、笑えない実例も掲載されています。自分のためだけではなく遺される者のために、エンディングノートを書くことの意味を教えてくれる本です。
-
終活をするうえで「葬儀」と「お墓」は避けて通れません。「家族葬」や「直葬」など、近年では葬儀も簡略化の傾向にありますが、高額な戒名料やお布施を支払い、立派な葬儀を行う家はまだまだ多いです。『業者の側からすれば、死者は「金のなる木」なのである』と述べる著者が、極力お金をかけないですませる「0葬」について紹介しています。
-
離れて暮らす親の「就活」について参考になるのがこの本です。今は健康だったとしても、今後、自分の親に何かがあったときに備えるための、普段の電話でのやりとりや帰省時のチェックポイントなどが紹介されています。読んでいるうちに「何があっても対処ができるようにしておこう」と、そんな心がまえも芽生えてくることでしょう。
-
プロに学ぶ遺品整理のすべて
木村 榮治(著)
身内を亡くした後の遺品の整理は、想像以上に厄介なものです。だけど遺品整理のプロは、どのような品でも感謝の気持ちを込めて整理してくれます。業者に頼むポイントやその片づけ術は、自分の身辺整理のときでも役立つものです。巻末には便利な「遺品整理士のいる全国企業リスト」がついています。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です