ブックキュレーターhonto編集員
30代、40代になったからこそじっくりと読み直したい、大人のための哲学的な絵本
子どもの頃に大好きだった絵本。成長とともに読まなくなりますが、大人になってから手に取ると心に染み入るものがあります。昔とはまったく違う角度から絵本を読むと、「こんな深いことを秘めている内容だったのか」と驚くことばかりです。30代、40代、特に家庭をもった方々に、じわっと入ってくる哲学的な絵本を紹介します。
- 23
- お気に入り
- 9858
- 閲覧数
-
世界中に熱狂的なファンをもつ永遠のベストセラーです。哲学的なストーリーのなかに『大切なことって、目には見えない』『悲しい気持ちは必ずやわらぐよ』など、心にしみる名言がたくさんあります。本書では管啓次郎の翻訳で、仕事や家庭で悩み多き30代、40代が思わず再読・再々読したくなる文章を味わえます。
-
100万回生まれ変わった猫は、自分だけが大好き。そんな猫が白い猫に恋をして家族を作ったあと、愛する白猫に死なれてしまう。喪失感から泣き続けた猫は、白猫の横で静かな終わりを迎えます。他者を深く愛することが深い喜びと満足感をもたらすというストーリーは、家族のありがたみを感じる方々に、じわっと共感できる内容でしょう。
-
150年以上も前にドイツで書かれた絵本です。子どもを怖がらせてしつけをするためとはいえ、火をいたずらして燃え尽きてしまう少女や、指しゃぶりを止められず指をちょん切られる少年など、内容が怖すぎます。子どものしつけに迷う30代、40代のパパママ世代にオススメの絵本。しつけのためにどこまでやるか、を考えるきっかけしたい本です。
-
主人公は、突然目の前に現れた死神から死の宣告を受けます。妻に最後の手紙を書くうちに、人を愛する尊さに気がつきます。夫婦愛を描いた大人のためのストーリーで、読み終えた後は大事な人にメッセージを残しておこうという気持ちになります。家族や友人の死が身近なものになりはじめる40代後半の人に、強くオススメしたい絵本です。
ブックキュレーター
honto編集員ブックツリーとは?
ブックツリーは、本に精通したブックキュレーターが独自のテーマで集めた数千の本を、あなたの"関心・興味"や"気分"に沿って紹介するサービスです。
会員登録を行い、丸善・ジュンク堂・文教堂を含む提携書店やhontoでの購入、ほしい本・Myブックツリーに追加等を行うことで、思いがけない本が次々と提案されます。
Facebook、Twitterから人気・話題のブックツリーをチェックしませんか?
テーマ募集中!
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを募集中です。あなたのリクエスト通りのブックツリーが現れるかも?
テーマ応募フォーム
こんなテーマでブックツリーを作ってほしいというあなたのリクエストを入力してください。
ご応募ありがとうございました。
このテーマにおける、あなたの”6冊目の本”は?
※投稿された内容は、このページの「みんなのコメント」に掲載されます。
コメントを入力するにはログインが必要です