ブックキュレーターhonto編集員
今いる場所の歴史を覗き見できる!タイムマシン気分で江戸の町が楽しめる本
歴史なんて大昔のことで自分とかけ離れ過ぎていて興味がもてない、という方も多いかもしれません。だけど耳馴染みのある地名が出てくる小説やビジュアルブックならば、現在の東京とリンクして、歴史をぐっと身近に感じるようになるでしょう。時間を超える物語を読んで、タイムマシンに乗っているような気分が味わえる本を紹介します。
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「居眠り磐音江戸双紙」シリーズ50冊目となる本書は、田沼意次との14年におよぶ暗闘に区切りをつける節目の一冊です。14代将軍から登城の命がくだったその理由とは?そして、剣者として宿敵と決着をつけるための勝負が描かれています。タイトルにもなっている「竹屋ノ渡」は隅田川沿いにあり、現在はその跡地に石碑が建てられているのです。
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頬に青あざをもつ南町奉行の青柳剣一郎が、江戸の町で起こる事件に立ち向かっていくお話です。南町奉行所は現在の有楽町駅周辺がその跡地になっていて、有楽町駅前や地下広場には出土した遺構を使用した石組みやベンチが配置されています。奉行所跡地のベンチに座って遺構を眺めながら、この小説を読んでみるのもおもしろいかもしれません。
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吉田版「居眠り磐音」江戸地図 磐音が歩いた江戸の町
吉田 喜久雄(地図原作) , 佐伯 泰英(監修) , 「居眠り磐音江戸双紙」編集部(編集)
「居眠り磐音江戸双紙」のシリーズで登場する江戸の町や川、橋や屋敷などが掲載された、超特大の江戸の地図です。物語の舞台となった場所の位置関係や、主人公が歩いた道や渡った橋を視覚的に確認することができて、物語をより具体的にイメージできるようになります。これをガイドブック代わりに、江戸の面影を追いながら現在の東京を散策してみてはいかがでしょう。
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最高に楽しい大江戸MAP 江戸の名所・旧跡・面影を再発見!
岡本 哲志(著)
同じ場所を江戸時代と現代の写真や地図で、見比べることができるビジュアルブックです。当時に描かれた絵や切絵図という歴史的な文化資料を見るだけでも楽しいですが、同時に現在の様子と見比べることができます。さらに現在の地図に当時の地名がそのまま残っていることを知ることもでき、江戸と現代のつながりがリアルに感じられる一冊です。
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