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『火花』のヒントになっているかも?又吉直樹が影響を受けた小説
2015年に『火花』で芥川賞を受賞し、大作家の仲間入りをはたした又吉直樹。大の読書好きとしても知られている彼は、かねてより影響を受けた作家に太宰治の名を挙げていますが、実はそのほかにも多くの影響を受けた小説があるのだそうです。ここでは、作家・又吉直樹がその影響を公言している小説を紹介します。
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『火垂るの墓』で知られる野坂昭如が書き上げた渾身の小説です。『文章のリズムを初めて体感させてくれた作家』と又吉氏が評する通り、ブルーフィルム(現在でいうアダルトビデオのようなもの)に携わる関西の商魂たくましい男性たちにスポットライトが当てられ、小説全体が関西弁の軽妙なリズムに満ちています。
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わたしたちに許された特別な時間の終わり
岡田 利規(著)
『なにを経由したらこんな表現に辿り着けるのだろう』と又吉氏が考え込むほどに実験的な、劇作家・演出家として知られる岡田利規の小説です。特定の登場人物だけに焦点が当てられるのではなく自在に焦点を移動させる手法は、読んでいるうちに不思議な解放感に満ちてくるでしょう。
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