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歌手としては史上初!ノーベル文学賞を受賞したボブ・ディランを知るための本
2016年のノーベル文学賞の受賞者となった、アメリカ人歌手のボブ・ディラン。同賞を歌手が受賞するのは初めてのことで、「ディラン氏が現代音楽に与えた影響は大きく彼は『第2の文学』の中心的な存在」とノーベル賞の選考委員会はコメントを発表しました。50年以上にわたる彼のキャリアや、その音楽について知ることができる本を紹介します。
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ボブ・ディランという男
デイヴィッド・ドールトン(著) , 菅野 ヘッケル(訳)
「ボブ・ディラン」とは出生名ではなく、シンガーソングライターとして活動するにあたって自ら命名し、のちに法律上も改名した名前なのです。そんなボブ・ディランは、いかにして自らのアーティスト像を作り上げてきたのか?を、過去のインタビューやレコードなどの資料をもとに、気鋭のアメリカ人ライターが徹底的に迫ります。
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はじまりの日
ボブ・ディラン(作) , ポール・ロジャース(絵) , アーサー・ビナード(訳)
ボブ・ディランの代表曲の一つ「フォーエバー・ヤング」がもとになった絵本です。子どもに向けて作られたという同曲は、長い間正式な日本語訳がなかったのですが、この絵本の出版に際してアメリカ生まれの詩人アーサー・ビナードが歌える日本語として翻訳。ディランの歌の世界観が、ポップな絵とともに体現されています。
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ボブ・ディランは何を歌ってきたのか
萩原 健太(著)
音楽評論家として30年以上のキャリアを誇る萩原健太が書き下ろした、渾身のボブ・ディラン論です。1962年のデビューアルバムから2012年の『テンペスト』まで、約50枚のアルバムを1枚1枚解説していくかたちで、その変遷をたどることができます。ディスクガイドとしても活用できるので、ディラン初心者の方にオススメです。
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現代思想 Vol.38−6 総特集ボブ・ディラン
「ロサンジェルス・タイムズ」に掲載されたボブ・ディランのインタビューから、論考やエッセイ、アンケートまで、さまざまな視点でディランについて綴られた文章が掲載された一冊です。多角的な解釈が可能な彼の歌と同様に、ここには幅広い意見がそろっています。あなたが思っている「ディラン」が、本書で見つけられるかもしれません。
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