ブックキュレーターhonto編集員
お金、経済に関心がある方にもオススメ!「貨幣」についての教養を深める本
経済における貨幣の理論に興味のある方や、貨幣そのものに関する教養を深めたい方にオススメしたい本をそろえました。日常当たり前のように存在する「お金」がどのように発生し、社会でどんな役割をはたしているか考察を深められ、知識が得られる本です。特に経済史やコイン収集に興味のある方には、興味深く読んでいただけるでしょう。
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経済専門家が「現場」の視点から貨幣の本質を考察した本。学術的な視点から世界のあらゆる文化にひそむ「お金のやりとり」の本質を明らかにしています。生物学、医学、考古学と幅広い教養のなかで、現実社会の身近な風俗習慣を取り扱った本書。アカデミックと「現場」の一方に偏らず、両方の視点でまとめられているのが魅力です。
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古典学と開発経済が専門の著者が「マネーとはなにか」を追及した書。古代中東の交換用の発掘品、ヤップ島の貨幣システム、現代のサブプライム危機まで、該博な知識で時代や地域を問わずに貨幣論が展開されます。貨幣発生に関する俗な議論の誤り、経済学の権威の間違いまで明らかにされるなど、知的に痛快なおもしろさがあります。
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古代に通貨の役割を果たした「タカラガイ」の流通を中心に据えることで、文明における貨幣の役割、本質に関する知見が得られる本です。タカラガイは国際的な貨幣でもあったため、その流れを追うことで世界的な視点での理解が可能になります。地域によってはタカラガイが近代まで通用していたという驚きの事実などの、こぼれ話も興味をそそります。
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お金の流れで見る世界史
大村 大次郎(著)
元国税調査官が、貨幣の流通を「政治」と関連づけて分析した本です。社会における貨幣の価値、金融で果たす重要な機能などが史実からの豊富な例で明らかにされ、国境を越えた普遍的な貨幣の力が理解できます。徴税システムの偏りが政変を引き起こし、貨幣の蓄積が産業革新や戦争の鍵となった事実などが、具体的な数字でわかります。
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「深く納得できるように」まとめられた日本通貨史です。なぜその通貨が発行されたか、当時の状況と理由が解説され、どのような役割を担ったかがまとめられています。背景の解説を通じて当時の物価やライフスタイル、そして景気までわかります。また、国際的な枠組のなかで語られているため、世界での日本通貨の意味合いも理解できます。
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