主人公の姿を見て自分も頑張りたくなる！前に進む力がほしいときに読みたい本

派遣社員として働く伊波まじむが社内のベンチャーコンクールに純沖縄産のラム酒を作る案を出すことからはじまる、実話を元にしたサクセスストーリー。夢を叶えるための新しい取り組みに、次々と問題が立ちはだかります。悩みながらもラム酒を完成へと結びつける姿は、どんな壁をもあきらめずに乗り越えていくことの大切さを教えてくれます。

その土地の水を使って、持ち込まれた食材をいかようにもおいしく調理する「調理屋」の香代。香代の店には食材だけでなく多くの厄介ごとも持ち込まれます。どんな状況であっても行く先々で出会う人とのつながりを大切にし、自分がすべきことに忠実である姿、目標に向かって前進しようとするさまに、読者も勇気をもらえるでしょう。

無名ながらも舞台で人を魅了する主人公・佐々木飛鳥。伝説の映画プロデューサーが作る芝居の主役をめぐって、そうそうたるメンバーと主役争いをします。うまい演技とは何か？飛鳥は悩みながらも新しい世界への扉を開きます。挑戦することは、難しいと同時にワクワクするものでもある、と感じさせてくれる一冊です。

立て続けに起こった殺人事件に残された数字の羅列から、次の事件現場として予想されたマスカレードホテル。フロントクラークの尚美は、殺人事件を未然に防ぐべく潜入した警察官に翻弄されながらも、常にプロフェッショナルな仕事ぶりを見せてくれます。どんな状況であっても、自分の信念と行動が大事だと教えてくれます。

鋭い言葉のセンスを買われて、辞書編集部に配属された馬蹄。内容はもちろん、紙や表紙にも強いこだわりを見せながら、個性的な仲間と新しい辞書の完成を目指します。会社からの使命を全力で全うしようとする姿から、没頭して懸命に取り組んだ先に見えるものがある、と思わせてくれる一冊です。