ブックキュレーターhonto編集員
島に憧れる人に贈る。島で生きる人の人生観・島生活の世界観を味わえる本
ふらっと無人島に行ってみたいな・・・ふと思ったことがある人にオススメの本を集めました。海に隔てられた土地である島。緑あふれる豊かな島もあれば、厳しい環境の島もあります。生まれたときからその島に暮らす人々は、どのような気持ちで生きているのか、ふと島に旅立った人の生活など、島で暮らす世界観を堪能できる本を紹介します。
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英国はスコットランドのはるか沖合にあるセント・キルダ島。かつては厳しい環境ながら、詩や音楽を愛する人々が心豊かに暮らす島でした。海鳥を主食とし、羊の毛織物を着、石を積んだ家に住む。それで何の不足もなく幸せと感じる日々。しかし時を経て、全員が離島することに。それまでの変遷を、1人の島民に焦点を当てて記された本です。
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「ムーミン」で知られるトーベ・ヤンソン。彼女は夏を過ごすための島を探し、1964年に小屋を建てて以来、30年の長きにわたって島暮らしを続けました。仕事をしながら過ごす島の住民は、ヤンソン、パートナー、そして母。いずれも女性芸術家です。自由ではつらつとした彼女たちの島暮らしは、北欧の風を感じさせます。
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作家として、主婦として暮らす著者は今、ある島の浜辺に1人でいます。それは彼女自身がそうすることが必要であり、望んだことだから。「未来に対して貪欲なあまりに、その現在を楽しんでいる暇がない」私たちに、海からの贈物が流れ着くことを待つ大切さを教えてくれる、深い示唆に富んだエッセイです。
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劇作家 チェホフは自らの意志で、囚人の生活状況を調査する目的でサハリン島に渡ります。まず、そのことに驚かされます。劣悪な環境で働かされる囚人たちの実態とともに、原住民のギリヤーク人やアイヌ、そこに商売人として乗り込むロシア人、日本人の姿が、サハリンの自然の美しさとともに活写された、興味深い記録です。
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