ブックキュレーターhonto編集員
おやすみ前の10分間読書にぴったり。リラックスして、気楽に読める短編集
本を読みたいけど読む時間がない・・・そんな風に思っている方にオススメなのが、寝る前の10分間読書。本を持ち歩く煩わしさも、完読するためのまとまった時間も不要です。ここでは夢のような非現実の世界を楽しめる小説やほっこりするエッセイなど、疲れた身体に染み込んでいくような、リラックスして読める短編集を集めました。
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内田百間集成 3 冥途
内田 百間(著)
大正から昭和初期にかけて発表された、浮世離れした物語ばかりが集められた短編集です。奇妙な動物として過ごす数日間が語られたり、必要以上にそわそわしながら財布を警察に届けたりと、収録されているのはまさに「大正版・世にも奇妙な物語」。そのまま夢に続いていきそうな世界観は、眠る前の読書にぴったりです。
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死んでしまう系のぼくらに
最果 タヒ(著)
数々の現代詩の賞を受賞している詩人・最果タヒによる詩集です。誰もがもっている当たり前の感覚が、見たこともない方向から、よく知った言葉で表現されていく詩はどれも読み応えがあります。1回読んだけでは味わい尽くせない、と思わせてくれる詩が詰まった本書。1日の終わりに、1編ずつ大切に読んでみるのもいいかもしれません。
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ふたりはともだち
アーノルド・ローベル(作) , 三木 卓(訳)
友達思いのかえるくんと、ちょっぴり甘えん坊ながまくんの友情を描いた5つの物語が収録された絵本です。温かくてのんびりとしていて、お互いを思いやる大きなやさしさに包まれた物語に触れるうちに、眠る前に絵本を読み聞かせてもらった、幼い頃の記憶がよみがえってくるかもしれません。抑えた色使いの柔らかいイラストにも癒されます。
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