ブックキュレーターhonto編集員
日本経済が停滞していて将来が不安。そんなときに読めば発想転換になる本
一生懸命働いても生活が厳しい、日本の人口は減る一方で将来が心配など、先行きに不安を抱いている方は多いでしょう。しかし、昔ながらの知恵を活かしてお金をかけず豊かに暮らしたり、過疎や震災から立ち直った街で元気な生活を取り戻している人たちがいます。そんなお金にとらわれない自分らしい生き方や、ポジティブな未来を探すヒントになる本を紹介します。
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「お金を中心とした生き方」では人生を楽しむゆとりを犠牲にして働き、将来への不安から貯蓄を増やして消費を抑える、という現象が起こります。本書は、古くから日本人が大切にしてきた「里山」の考え方に着目。目の前にある身近なものを活用し、少ないお金で豊かに生活する知恵を紹介して、「マネー資本主義」からの脱却を提案しています。
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人は腐らないお金(貨幣)を増やすために躍起になっている、と感じた著者は暮らしと仕事が一つになった人生を歩む決心をします。辺境の地でパン屋を開店し、古民家に棲む天然の菌を使って、自分たちが食べたいと思えるパンを作って生活しています。利潤を求めず週休3日で毎年1ヵ月の長期休暇を取る、ちょっと変わったパン屋の奮戦記です。
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古くから瀬戸内海の漁師は海を見守り、手入れをしてきたといいます。ただ漁をするだけでは海が荒廃してしまうのだそうです。自然と共生することで人間社会との均衡を保ち、海産資源の枯渇を防ぎ、地球の限界を乗り越えて次代を切り拓く活動について報告しています。『里山資本主義』の姉妹編ともいえる本です。
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都市とは人間が豊かに暮らすための手段であるのに、いつの間にかそこを維持することが目的になっていないか?と、本書は問いかけています。人口減少の影響で虫食い状に縮小する都市を、「コンパクトシティ」に再計画するにはどうすればよいのか。非営利復興や寄付を動機付けにする手法など、過疎や震災から立ち直った街の事例から探っています。
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