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男も女も憧れる!?どんな男でも翻弄してしまう「魔性の女」にまつわる本
天性の美貌と奔放さで、周囲の男性を振り回し破滅させていく「魔性の女」。女性なら誰でも一度はそんな存在になってみたい、と思ったことがあるでしょう。そして男性なら「この女性のためだったら身を滅ぼしてもいい」と思ってしまう、そんな「魔性の女」や「悪女」にまつわる本をピックアップして紹介します。
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悪女入門 ファム・ファタル恋愛論
鹿島 茂(著)
フランス文学をおもしろく読むための手引書ですが、タイトルにあるように「悪女」にスポットを当てた作品を紹介しているのが特徴です。ここに出てくる悪女は男性を惹きつけ翻弄し、ときには転落させてしまう・・・まさに「魔性の女」のオンパレード。魔性の女になってみたい女性はもちろん、そんな女性のとりこになりたい男性にもオススメです。
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「魔性の女」文学の代名詞的な、不朽の名作といえる小説です。貞操観念ゼロ、経済観念ゼロ、職業は娼婦、絶世の美女で天使のように愛らしくても、賢明な男性なら関わるのを遠慮したいようなヒロイン、マノン・レスコー。彼女はいかにしてセレブ男性を翻弄していくのか、そのプロセスには心理サスペンス的なおもしろさがあります。
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謎の死をとげた女性実業家・富小路公子について、縁のある27人が語るインタビュー集仕立ての小説です。有能な実業家、詐欺師まがいの銭ゲバ、夢見る少女のような女性、上昇志向の強い努力家、親バカの母親など、多様な人物像は本当に同じ女性のことを語っているのか、と思えてきます。彼女は悪女だったのか・・・、ぜひ読んでお確かめください。
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賢そうな少女に教育を受けさせ一流の女性に育て上げる。そんな男性にとっての理想を実行してしまったのが、この小説の主人公・河合譲治です。ところが少し暗く賢そうに見えた少女は、成長とともにわがままで贅沢な女性となり、譲治は彼女に翻弄されてしまいます。女性の「魔性」を引き出してしまうのは実は男性なのでは?と思わせられる一作です。
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