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プレゼントにもオススメ!クリスマスに温かい気持ちになれる海外古典の名作
ともすれば恋人たちだけの特別な日ともとられがちなクリスマスの日は、もともとは人生の幸せを再確認したり、人を敬う気持ちを大切にしたりできる、皆にとっての特別な日です。そんなクリスマスに心がぽわっと温かくなれる本を紹介します。クリスマスを敬う国から生まれた海外の名作を読めば、自分の人生にも温もりを感じることができるでしょう。
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誰にも感謝せず、誰にも感謝されないような孤独な人生を送ってきた老人のもとに、3人の不思議な精霊がおとずれます。精霊たちに過去の自分の姿などを見せられ、しだいに温かい心をとり戻して人生の素晴らしさにも気づいていく老人の姿には、心が温かくなります。老人と一緒に読者自身も人生に感謝したくなるでしょう。
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クリスマスの思い出
トルーマン・カポーティ(著) , 村上 春樹(訳)
ある少年とその「親友」である遠い親戚のおばあちゃんが、貧しい生活をおくりながらも人生の楽しみを見出していく物語です。2人は1年に一度、大切なクリスマスの日に時間をかけてフルーツケーキをつくります。ケーキをつくる場面の心から幸せそうな様子や、周囲にも幸せをおすそわけしようとする姿に、心がぽかぽかしてきます。
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34丁目の奇跡
ヴァレンタイン・デイヴィス(著) , 片岡 しのぶ(訳)
経営難の百貨店に雇われた不思議な老人が、おもちゃ売り場で人気を得て大活躍します。しかし老人には虚言癖があるとされ、経営者からも目をつけられて窮地に陥ってしまいます。敵味方が入り乱れるなかで老人が起こす奇跡は、いかにも聖夜らしい温かいもの。子ども心を思い出させてくれる素敵なセリフも満載です。
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賢者の贈り物
オー・ヘンリー(作) , 千葉 茂樹(訳) , 和田 誠(絵)
日々の暮らしもままならない貧しい夫婦が、大切なクリスマスの日に互いのプレゼントをこっそりと用意するお話です。相手のことを想いすぎて、ちょっとしたすれ違いが生まれてしまうのですが・・・。相手を気遣うことの大切さが胸にしみて、温もりを感じずにはいられない物語です。
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フランダースの犬 改版
ウィーダ(著) , 村岡 花子(訳)
少年ネロと彼の唯一の友である愛犬パトラシエの、必死に夢を追う姿が描かれる美しい物語です。希望だけの物語ではなく悲しい場面も多いのですが、そんななかでもネロは周囲に対して精一杯の温もりを見せてくれます。キリストやクリスマスに対する敬虔(けいけん)な気持ちも織りこまれ、特別な日に特別な想いを抱けるでしょう。
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