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欧米の文化を知るには避けられない!キリスト教を深く理解するための本
政治、経済、芸術、文化、歴史など、欧米の文化を深く知るためには、キリスト教の存在を避けては通れません。ですがそれは日本人にはあまりなじみのない、唯一の神を信仰する宗教です。一朝一夕にはなかなか理解がおよびません。そこでここでは、欧米文化の本質に触れることができる本をピックアップしました。
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キリスト教はいわば、ユダヤ教の聖典でもある旧約聖書を批判継承するかたちで大成されました。作家の阿刀田高による本書は、信仰のない人でも楽しめるユーモラスでわかりやすい解説が魅力的な一冊です。いかにユダヤ教とキリスト教が不即不離の関係であるかが実感できるようになります。
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聖書学の研究者であり、小説家の池澤夏樹といとこでもある秋吉輝雄の対談本です。序章「聖書とは何か?」に始まり、「ユダヤ人とは何者か?」を経て、「聖書と現代社会」に至っては「イスラエル・パレスチナ問題」や臓器移植といった話題にまで広がっていきます。欧米の現代社会を知るために欠かせない情報が詰まった一冊です。
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美学・美術史を専門とする岡田温司が監修したシンボル図鑑です。西洋美術史において欠かせない、古代神話やキリスト教にまつわる象徴が詳しく解説されています。ユリやさくらんぼや天秤や孔雀などはみな、宗教的に明確な意味をもっているのです。読後には、西洋絵画の見方が一変していることでしょう。
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キリスト教がいかに欧米の文化に浸透しているのか、それをわかりやすく教えてくれる本です。ミサではどんなことをするのか、欧米の日常に根付いた聖人にまつわる習慣や行事、キリスト教の視点で見た映画など、欧米の人たちのキリスト教にまつわる一般的常識を、過不足なく共有できる一冊といえるでしょう。
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