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親の視線だけで叱っていませんか?絵本作家から豊かな子育てが学べる本
忙しい子育ての日々が続くと、ついつい子どもを大人の、親の視線だけで見て褒めたり叱ったりしてしまいがちになります。そんなとき、ちょっと立ち止まって子どもの視線に立ってみてください。子ども心を知り尽くし、子どもに人一倍敬意を抱いている絵本作家が綴った、子育て本や子ども論の本を集めました。子育てがより豊かになること請け合いです。
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「だるまちゃん」シリーズのかこさとしが、90歳を前に綴った自叙伝&子ども論の本です。戦中の子どもについて知るための歴史的証言であるとともに、著者自身の子育て経験の記録でもあり、著者がこれまでに出会ってきたいろんな子どもたちの記録でもあります。子育ての知恵が詰まった一冊なので、あなたの子育ての座右の書になるはずです。
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『ぐりとぐら』の作者であり、保母でもあった中川李枝子の子育てエッセイ。本当に子どものことがよくわかっている、ということが伝わってくる一冊です。タイトルだけ見ても、思い通りにいかない子育ての悩みがいくらか和らぐことでしょう。「子どもはみんな問題児」という発想の転換で、手が掛かるのはわが子だけじゃない!と思えるようになれます。
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『100万回生きたねこ』の佐野洋子による子育て「騒動」エッセイです。息子(広瀬弦)はサルのような奇声を発して悪さをする、いわば問題児。そんなわが子との騒動が深い愛情とともに描かれています。そして著者の死後に本書を編纂したのは、大人になり画家として活躍中の広瀬弦自身でした。息子をもつ親は、涙なしでは読めない一冊です。
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長年子どもたちの心をつかんできた五味太郎が、平易なことばで子どもと大人の関係について書いたイラスト付きの哲学的エッセイ集です。大人の目線や親の都合から見た子どもではなく、子どもそのものを理解できるようになるでしょう。子どもとはなにか?親子関係とはなにか?そんなことを考えあぐねたときに、ぜひ手に取ってみてください。
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