夫婦ならではの危機を乗り越えられる？夫婦愛を考えさせられるコミック

3人の子どもが巣立ち、結婚44年目を迎える勝と有喜子。平穏な2人暮らしと思いきや、有喜子は娘の菜穂子に離婚を考えていると打ち明けます。そんな折、飼い猫のチビが姿をくらまし、狼狽する有喜子とクールな勝は口論に。熟年夫婦が素直な気持ちをはじめて打ち明ける姿に涙する、愛の行方を静かに見守るコミックです。

結婚して数年、子育てや仕事に追われ、気がつけばずっとセックスレス・・・という妻の悩みを扱った短編集です。愛情が冷めたからレスになるわけじゃなく、小さなすれ違いが大きな溝に発展する、そんなリアルさがどの物語にもあります。妻が寂しさを訴えてはじめて、夫も素直な気持ちを吐露する姿に夫婦愛を考えさせられます。

元気いっぱい、朗らかでバリバリ働くサラリーマンだったツレ（夫）が、突然「死にたい」と泣き出した・・・。うつ病にかかり、すっかり内向きで元気がなくなってしまったツレの様子を、妻が漫画で描いたノンフィクション。会社を辞め、毎日家にこもってうつうつと暮らす夫にそっと寄り添う妻の姿に、心がふわりと温かくなります。

産後、育児で手いっぱいのママと、子どもをかわいがるだけのパパは気持ちがすれ違い、妻の愛情が冷める「産後クライシス」に陥りがち。1人め誕生の後、知らないうちに妻につらい思いをさせていた著者が反省しつつ、2人め産後の妻の様子をリアルにレポートします。育児の戦場でお互いをいたわり合う夫婦の愛情に、思わず涙します。

32歳、結婚8年目の早紀は子持ちの専業主婦。マンネリした生活に飽き飽きしながらも日々をこなしていました。しかし夫に突然離婚を切り出され、夫は「3年後の今日が離婚予定日だ。それまでに自立を」と言い放ちます。別れると決めてからのほうが素直になれる2人に、夫婦って難しいなあと思いつつ、気持ちが温かくなるでしょう。